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彼女はボフッとベッドに飛び込んだ。
(史谷さんは謎が解けただけで離れていくような人じゃなかった……。)
ベッドの上をゴロゴロしながら、彼女は打ち明けたことを後悔していた。
(そんな感じはしてたけど……。)
根拠の無い勘。しかし、敢えて無理矢理に否定してみた。その結果がコレ。
(目を付けられた……か。)
気に入った相手に、しつこくつきまとう。
相手の固く閉じた心の扉までも、抉じ開ける。
彼はそういう種類の生き物だ。
(怖い……。)
何気ない一言で、心の奥まで見透かされそう。
(――――弱虫な私。)
考えていることは、矛盾だらけで自分勝手で八つ当たり。
そんな醜くて汚い感情さえも読まれてしまうんじゃないかと、恐怖に怯える。
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――――他人が怖い。
いつからか徐々に感じ始めたその感情。
それがだんだんに大きくなっていき、次第に彼女は一人の世界に閉じこもっていった。
ゲーム世界なら独りでも問題なんて何もない……。たぶん。
卵のように弱い自分を殻で覆い隠す。
でもそれは、外から力を加えれば簡単に砕けてしまうほどに脆い。
「嫌……だ……。」
フカフカのお布団の中に潜り込み、絞り出すように言葉が漏れた。




