↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/52

20

(やっぱり足りないか……。)


着ている服の上から、昨日とは違う藍色のパーカーを着てフードを被った彼女はやむを得なく、広場【Sparkle Space】へと買い出しに向かう。



違う色の服とはいえ、昨日もおとといもその前も見つかった。

もちろん毎日違う色。それにも関わらず、あの人たちは彼女を見つける。


でも今日は、俯き加減に歩く彼女に注意を向ける人はいないよう。

めずらしく彼らは居ないようで「ふぅ。」と息を吐いた彼女は店に入った。





店の中には彼女以外に誰もいない。

なぜなら、ここに売られているものを買うような人は彼女以外に存在しないからだ。


彼女は必要な材料を念の為余分に、大量に買っていく。

無理だろうと思いつつ、しばらくはここに来なくていいように。――――彼らと会う機会を減らしたから。







「パネェ……。」

「スゲェ……。」



二人分の呟きに、大量買いしているハクの動きがピタリと止まる。



「あれ?もう買わないのか?まだ足りねぇんだろ?」



史谷の声に一瞬考え込んだ彼女は、言われた通り購入を再開した。


――今買わなかったら、また来なければ行けない。

と。

それに、この状態では店から出られるかも怪しかった。





必要な分をすべて持てる上限まで買い終えた彼女は彼らからの逃走を謀り、店の出口へと走る。

店内では他エリアへの転移が出来ないからだ。



しかし彼女が出るよりも先に、グリンが店の出口の前に立ち体で塞ぐのが先だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。