14
―― 史谷side ――
「は?バカかお前。このゲーム、ログアウト出来ねぇんだよ。」
「えぇ!?どういう事?」
苦笑いしつつ残酷な宣告をした俺に、グリンは大きな声を出す。
「残念ながら、俺らはもうここから出れねぇって事だ。」
「え……。でも、さっき……。」
ポフッ。
「……ッ!?」
グリンの顔色が悪い。
そりゃ元の世界に戻れないと知ったら絶望するわな。
そういや、何でアイツは太陽達の話なんか……。
ポフッ。
ヤバッ。ログ見てなかったわ。
『残念ながら、俺らはもうここから出れねぇって事だ。』
『え……。でも、さっき……。』
『グリンピースさん。今まで、ログアウトが可能な一部の方は、かなりの嫌がらせを受けてこの世界から姿を消しました。』
『……ッ!?』
『嫉妬ですね。詳しくは史谷さんから聞いてください。』
ふと思い浮かんだのは馬鹿馬鹿しい考え。
しかしそれが正しいなら……。
「グリン……。お前まさか、ログアウト出来るのか……?」
何故ハクは太陽達の話をした?
――俺がグリンの敵か味方かの判断?
グリンの用事の内容は?
――現実世界での用事?
内線は繋がっている?反応はある?
――申請中だったが、ログアウト中ならそりゃ反応は無いだろうな。
フレンド?グリンはログインしている?
――フレンドなら、ログインorログアウトの確認が出来るからすぐバレる。
想像だらけだが、そういう考えが出てきてしまったんだからしょうがない。
ってか、ハクはグリンがログアウト出来る事を知っていた?
なら、一体……――――
「……ハク、お前何者だ?」




