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学校の怪談 7
キィィィィン──!!
甲高い鳴き声のような音が聞こえる
な、なに…!?
その瞬間、影は怯えたように、黒い粒子を撒き散らして消えた
影が消えた空き教室の奥で、飯田橋部長が、立ち尽くしているのを見つける
「部長!
大丈夫ですか!?」
部長に駆け寄ると、部長は震える声で言う
「先ほど…人ならぬ影を目にした」
髪で隠された表情はわからない
でも、いつもの自信に満ちた部長ではない
「あれは…何なるものか」
恐怖とも混乱とも言える、震えたような声
部長も…見えてる
霊感がないはずの部長が…
「霊…だと思ったんですけど…
私にも…わかりません」
でも…これは、何かがおかしい…
阿部くんに…伝えなきゃ…
私は駆け出した




