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臨時パーテイで出発

アランさん達は、後三日ほど休んで怪我を癒してから、ゴブリン狩りに行く事にしたので、その時に一緒に行かないか?と言ってきた。


アタシの身体的には、指名依頼を一日六件消化すれば空くけど、ソロが基本なので、集団戦闘は出来ないからと断ったが、集団戦闘を今から経験しておいた方がいいと力説された。


以前も、子供と認めておけと、アタシに得な理由はあったけど、解らないくらい遠回しに言われた事もあったので。


なんで?そんなに?と聞くと、ギルド主体で近々ゴブリン掃討戦を行う準備をしていて、対象は星一つ以上は強制参加。


不参加はペナルティーとなる。


予定からすると、アタシがギリギリ星一つに昇級しそうなタイミングらしい。


星半分で砦の留守番なら良いが。星一つになった昇級したてでも関係なく、割り振られることになる。



なので一緒に狩りに行く中だとギルドにアピールしておけば、いざと言うときに、同じグループにして貰えるとのことだ。


グループの最低構成は五人だから俺達も、まったく知らない奴が混ざるよりよっぽどマシって事だと。


なるほど、そう言うことなのかと考え。最終的には了解した。


明日から忙しいぞ。



翌朝、ギルドで指名依頼を受注するときに、三日後に青い閃光と共同で狩りに行く事を伝えて、今の受注残である十七件以上は狩りから帰って来てからになると合わせて伝えた。


支店長も現れて、街人の安住も大事だが、増え続けるゴブリン退治も大事であると、了承してくれた。


一日に七件ずつ消化して三日後の昼に指名依頼を完遂した。


午後からは、狩りの準備として、必要そうな道具と食料を購入し、早めに眠ることにした。



翌早朝、砦門前大広場にバラバラに集まり、アランさんの号令で出発した。


大広場が集合場所になるのは、この砦では慣例となっているようだ。


同じところに宿泊しているのだから、宿屋の前でも良さそうだが大人の事情で宿に居ない場合もあるらしいからだそうだ。



今回のメンバーだと、そういった事もなさそうだけど、アタシの学習の為に慣例通りにしたとのことだ。



今回の狩は、五日間を予定している。行き一日、狩り二日、帰り一日、予備一日である。



川沿いの森を横に見つつ草原を歩く。その間も周囲の警戒は怠らない。アタシもこっそり休憩時に振動感知を行ったりしている。


森の中に大きな反応があるが、遠いので詳細は判らない。目で見ても森の中まで見通せるわけではないからアランさん達に伝えることも出来ない。


どのみち一人で狩りに来てたとしても、大きい反応に近寄ったりしないから状況は変わらないかな、問題は砦まで半日程の距離しかない場所に大きな反応があること言うことだけ。


森を見つめるアタシを不振に思ったのか、アランさんが聞いてきたので。


「さっき不自然に揺れる木があったので、何か居るのかもしれないと思って見ていたの。でもそれっきりだから、動物だったのかもしれない」と報告だけはしておいた。


リーダーはアランさんだから判断は任せよう。


アランさんは暫し森を見つめた後、アタシを見て「今回はマッキーさんの経験の為ってことも含まれているから、調べてみよう」と言うことになった。


草原と森の境に来たとき、装備の点検をする振りをして立ち止まり両手を地面について大きな反応の詳細を確かめた。



ど、どうしよう。



五十メートル先に、オークが二頭居る。


そしてその先にゴブリンが十頭。



これはヤバ過ぎる行くのはダメだ。


でもどうやって伝えれば良いのか。


しゃがみこみ両手を地面についたまま動かないアタシに「さぁ行くぞ」と声を掛けるケニーさん。



しかたがない。




「みんな待って。この先にオークとゴブリンがいるの。この人数だと対応しきれないから下がりましょう」と言い切った。



突然アタシがそんな事を言ったので、みんな混乱している。その中でやはりアランさんがどう言うことなのか聞いてきた。


アタシはネズミ駆除の話しをして、そう言うスキルを持っていて、この先にオーク二頭とゴブリン十頭いると、最後に黙っていてごめんなさいと頭を下げた。


こんな場所にオークが二頭居ると聞いて、さすがに信じられないのかアランさん達は顔を見交わす。


そして。




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