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裏路地

路地裏は建物の影になるせいで、まだ明るい時間だというのに薄暗くなっていた。

そのせいか人通りも少なく、私はできるだけ明るいほうへと逃げる。


しばらく走り続けるとフードの集団は見えなくなった。

どうやら体力が無いみたいで単純に息切れしているみたいだった。


今のうちに逃げようと隠れながら路地裏を進んでいく。


何箇所か表通りに出られそうな場所を見つけたけれど、フードの集団はそれを読んでいるのか如く先回りされていた。


「どうしよう。先回りされてて表通りに出られない」


『とりあえず、捕まらないように逃げるしかないだろう』


「徐々に学校から遠ざかっている気がするから、あんまりこのまま進みたくないんだけどな」


『体を俺様に貸せば、家でも壁でも飛び越えてやるぞ』


「やだよ。本当に何の影響もないのか分からないのに、そんなに簡単に体貸せないよ。それにあなたのことはまだ信用できないし」


『それは残念。じゃあ、このまま進むしかないな』


「うーん。隠れてやり過ごせないかな?」


『魔法で探される可能性がある以上おススメはできないな。隠れて見つかった場合、逃げ道が塞がれるしな』


「そっかー。そうだよね。おとなしく進むかー」

私は肩を落としながら進む。


 その後も何度かフードの追手に出くわすも上手くやり過ごし、道なりに進んでいく。

あまり来ない通りのさらに裏路地ともなると、初めての場所に色々と発見があった。

が、追われている所だったのを思い出し気を引き締める。


進んでいくと少しばかり視界が開け、川沿いの道に出た。


「そろそろ学校の近くまで来たはずなんだけど・・・」

遠くに学校の校舎が見えるが、そちらに繋がりそうな道が見当たらず、行き止まりになっていた。


『表につながる道がないな』


「ここまで来たのに戻らないといけないの・・・」

最後に表通りに繋がっていた場所に戻り、無理やりにでもフードの人たちを突破するしか方法は無さそうだ。


そんなことを考えながら私は来た道を戻ることにし、振り返った。



「もう逃がさないぞ!」


いつの間にかフードの集団が集まり、道を塞いでいた。


私は絶望的な面持ちでそれを見つめるのだった


次は1月14日予定。来年こそはもっとペースを上げて書けるようになりたい。

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