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行き止まり

振り返った私の前にはフードの集団、後ろは行き止まり。

私は逃げ場のない袋小路に追い詰められてしまった。


逃げ道がない状態では、取れる手段も少ない。

とりあえず、先生にもらった薄い板に魔力を流してみる。魔力を流せば先生に連絡がいくと言っていたがとくに反応が無かった。使い方を間違ったのだろうか?ちゃんと使い方聞いて置けばよかった。


時間稼ぎをしようと、何も知らないふりで誤魔化せないか試してみることにした。


「あ、あの、私に何か用ですか?」


「大人しく捕まってもらおうか」

フードの人たちのリーダーらしき人が単刀直入に要件を伝えてくる。


「えーと、身に覚えがなんですが、人違いじゃないですか?」

私の顔を知っているのは最初に襲ってきた仮面の人だけだから、なんとか誤魔化せるはず。そう思い怯えたような演技する。実際、これだけ囲まれると結構怖い。


「黙ってついてくれば悪いようにはしない。おとなしくついてくるのが懸命だぞ」


演技が下手だったのだろうか、どうにもごまかすのは難しそうだ。



『俺様が憑依してやろうか?』

そんな魔王の誘惑の声が聞こえてくる。


憑依してもらえば、逃げるのは容易いだろうけど、今後この大人数に追われるのはいやだなぁと迷ってしまう。


「来い!」

少しでも距離を取ろうと後ずさりするもののすぐに壁に背中がぶつかる。

もうダメだ。魔王の力を借りようと魔導書に手を伸ばす。


その時、救いの声が聞こえた。


「うちの生徒に何か用か?」

まさに間一髪のところでアオキ先生が現れた。





次は1月28日。忙しくてどんどん短くなってしまって申し訳ない。

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