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狭間に巣くうエデンの因果  作者: 名称不明
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重複自我の概念・ウィクアネル

「…時間というのは、本当に残酷な存在」

「委ねられた運命にも翻弄される、脆弱で繊細」

「全てが輪廻に留まるなら、私はその先を見出すまで」

「0から作り出される事はない、全ては逆息から来たるもの」

黒崎「随分な御大層だねぇ・・・」

「それとも、お姫さまって言った方が良いのかな?」

ウィクアネル「・・・初めまして、さようなら」

黒崎「おやおや、話を聞かずに始末しようだなんて、味の悪い・・・」

ウィクアネル「どうやってここまで来た?少なくとも貴方は・・・」

黒崎「力不足だって言いたい?これでも、少しは器となった身だからね」

「動けるようになったわけじゃない、話を聞いて、参考にしたまでだよ」

「あのイルクって存在からね」

ウィクアネル「・・・目的は、例の力?」

黒崎「そうそう、キミは話を聞いてくれそうだね?」

「アレは、もし消滅してしまうと世界が崩れかねない重要なもの」

「それにだ、近づいたらキミ達まで取り込まれたりしてね・・・」

ウィクアネル「・・・私にとって、もはやあれこそが理想」

「私が逆に取り込めばいいだけの話」

黒崎「そうか・・・絶対に出来ないね」

「キミが何を夢見てるかは知らないけど、絶対にできない」

「実物を見ていない私でもわかるよ」

ウィクアネル「・・・貴方は、絶望したことはある?」

「永遠に続く果て無き闇という、概念的存在に」

黒崎「ふぅん・・・」

「ああ、私もしたとも・・・キミのいうそれとは違うかもしれないが」

ウィクアネル「・・・全てが輪廻として留まるとしても、私が見出すのはその先」

「だから私は、貴方を遠慮なく潰すことが出来る」

黒崎「・・・そうか」

「私は真実へ求め、キミが未来を求めた・・・」

「答えは出たよ、キミに・・・・未来は来ない」

ウィクアネル「・・・・・・なら、何度でも行えばいい」


「この世界そのものに、運命を変える力は無い」

「いずれ来る輪廻が、また現実を戻す」

「ただ1つ、崇伏者の不在を除いて」

「我が身は、根幹たる神力の如く・・・悠久の全封者の命」

「ウィクアネル、そう・・・私の言葉は、ウィクアネル」

「自我の可能性、その神髄・・・身をもって味わうといい・・・!」

・・・・・・

アゼアキ「く、黒崎・・・!」

黒崎「・・・全く、遅いね、あなた達は・・・」

「もう少しで、精神が完全に壊れそうだったが・・・これでいい」

ウィクアネル「時間稼ぎだという事も分かってる」

「全て・・・終わらせるために」

アゼアキ「あの力は、消していいものじゃない!」

スノル「せやで、考えを改めるんや!」

ウィクアネル「・・・消さなくても、貴方達には渡さない」

「それに、貴方達で私に勝てることはない」

「私こそが、貴方達も持つ重複自我・・・その概念を誕生させた存在」

「消えて・・・なくなればいい、貴方達の世界に、興味などない!!」

ウィクアネルのオーラの圧が増していく・・・

アゼアキ「っ・・・これは、一筋縄じゃいかなそうだね!」

フィフアニマ「まあ良いよ、キミがどれほど強くたって・・・」

「やることは変わんないからさ!」

ウィクアネル「・・・貴方のような自然発生するイレギュラーが、本当に困る存在・・・!」

「ほとんどの芽を摘んだはずなのに・・・!」

フィフアニマ「そーいうの良いから!ほらほら、やられちゃってよ!」

ウィクアネル「・・・図に乗るな、汚らわしい!」

フィフアニマ「うっ・・・!?」

アゼアキがフィフアニマを受け止める

アゼアキ「っと・・・!大丈夫?」

フィフアニマ「大丈夫だけど・・・なんだろ、消耗してる・・・?」

ウィクアネル「ふん、消耗なんて当たり前でしょう、既に1度戦っている身ならね」

ツァグナ「黒崎、聞こえます?」

「・・・もしかしたら・・・」

黒崎「・・・はは、過労死させる気?」

「・・・まあ、やる価値はあるかな!」

・・・・・・

キリマ「うわっと・・・!?」

ウィクアネル「貴方もイレギュラー・・・!」

ツァグナ「下がってください!」

黒崎「・・・さあ、己と向き合う時間だよ!」

ウィクアネル「・・・今更、貴方が何をしようと・・・」

「・・・これは・・・!?」

ツァグナ「・・・やはり、彼女は」

「元の世界に存在していた、存在・・・」

ウィクアネル「わ、私は・・・!ただしい、方向へ・・・!」

スノル「どういう事や、この状況・・・なんで苦しんでるんや?」

黒崎「・・・・・・!」

ツァグナ「簡単に言えば、幻覚を見せているのと同じなんですが・・・」

「黒崎は元の世界との同調も可能・・・記録にある事を再生しているんです」

「彼女関連のものを」

ウィクアネル「貴方達など・・・!貴方達・・・など・・・」

「・・・みんな・・・」

黒崎「限界・・・だ・・・」

ウィクアネル「はっ・・・!?私はっ・・・!」

「くっ・・・!」

アゼアキ「もうやめた方がいいって!」

ウィクアネル「・・・でも、私は・・・!」

「私はっ・・・!」

アゼアキ「ど、どこ行く気!?」

メメミナント「・・・力を、取り込もうと・・・してる・・・」

アイザ「メメミナント・・・!」

メメミナント「あんな一面は・・・初めて・・・見た・・・」

「このままだと・・・耐え切れない・・・」

アゼアキ「えっ・・・!?い、急いで追いかけるね!」

・・・・・・

ウィクアネル「・・・力を例え得られなかったとしても」

「これが贖罪になるなら・・・」

アゼアキ「待ってー!!!」

ウィクアネル「・・・・・・」

「・・・私に思い出させてくれたのは、あの科学者風の人、だったね」

「・・・私は、力を得る以前から、自分自身を諦めていたみたい」

「だから、新しい力に縋りついた」

「・・・ならせめて、同じように・・・」

アゼアキ「そんな事したら、同じ重複自我の子達はどうなるの!」

ウィクアネル「・・・・・・」

「私に、これ以上関わる資格は・・・」

ベナープナクス「そう言うな、ウィクアネル!」

ウィクアネル「・・・ベナープナクス」

ベナープナクス「私は、もう1人の自分の事で色々考えてみたよ」

「ウィクアネル、もし今君が消えれば・・・」

「キミと出会った私達が、絶対に悲しむ事になる・・・そうは思わない?」

ウィクアネル「・・・・・・」

ヴィヴィノル「このお姉さんは、私の暴走を止めてくれたの・・・!」

「良い人だよ!いなくなっちゃいや・・・!」

エチスゼート「・・・正直、貴方が突然いなくなってしまうのは有罪物です」

「絶対に許しません」

レコーヘント「・・・そのまま何もしない方が、きっといい」

「貴方が自ら滅びを選んだら・・・私達は何もできない」

ティーファント「・・・私が負けた理由も、衝動だからさ・・・」

「その・・・自暴自棄になるのはダメなんじゃない?ね?」

ウィクアネル「・・・・・・そう、だね・・・」

「未来を見るなら・・・今さえも、本当の責任を、果たすべき、か・・・」

「・・・目が覚めた、かな・・・うん・・・」

「長い間、私を縛り上げていたものは、もうない・・・」

「・・・この、極彩の力は、必要になったら言って」

「私達は・・・もう手を出さない」

「・・・貴方達も、やることがあったんだって?」

アゼアキ「・・・ありがとうございます」

「・・・みんな、改めて、最後を戦おう!」

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