重複自我の全優者・全罰者
ヴィヴィノル「・・・ん?お姉さん?」
アゼアキ「うん!そうだよ、お姉さん!」
ヴィヴィノル「わぁ・・・!やったー!」
「・・・でも、戦うんでしょ?」
アゼアキ「そうだね?戦うは戦う・・・と思うよ」
「・・・さあ、いつでもいいよ?準備は出来てるからね!」
エチスゼート「・・・貴方、色合いがちょっとグロテスクすぎますね」
「減点対象です」
フィフアニマ「ひどくなーい?ねえ?」
「ボクさぁ、これでも女子高生なんだけどなぁ?」
エチスゼート「そのような女子高生がこの世に存在してたまりますか」
「有罪判決です」
「私が直々に・・・処罰してあげましょう」
フィフアニマ「ふーん・・・裁判官か執行者でも気取ってるの?」
エチスゼート「私はただ貴方に、存在するべきでなかったという裁きを下すまでなので」
「完全に消滅させてあげます」
フィフアニマ「そっか?キミの心の司法は話を聞かないんだね?」
「その身勝手さ、暴君って言われた方がもっとらしいと思うけど」
エチスゼート「戯言を述べぬように、もういいです」
「いくらほざいても構いません、執行猶予なしで、死刑にします」
フィフアニマ「ん?怒っちゃった?」
「まあ、そっちの方が手間も省けるし・・・戦えるし、良いよ!」
ヴィヴィノル「私ね、楽しい事がとーっても好きなの!」
「・・・でもね、世界を楽しめる人と、楽しめない人がいるんだ」
「かわりばんこって言ってるのに、どうしてもそうならないんだって」
アゼアキ「そうだね・・・確かに、理不尽は何処にでも起こる事だし」
ヴィヴィノル「・・・嫌いなのかな、世界の事・・・」
「悲しむ事も・・・怒る事も繰り返すんだって・・・」
「みんな、子供である私には知らない事で良いって言うんだよ?」
「いじわるだよね?」
アゼアキ「・・・そうだね」
「知るべき事を知らずに終わる子供達も、大勢いると思う」
ヴィヴィノル「・・・だから、だからね・・・?」
「私は、ずっと喜んでいたい・・・楽しみたいの」
「悲しくなんてなりたくない、意味なんてないの・・・」
「だから・・・死んで?お姉さん?」
「お姉さんが哀しんでも、最後には楽しみがきっと残るから♪」
アゼアキ「恐ろしい申し出だね?断らせていただくよ」
「約束が、あるからね♪」
ヴィヴィノル「お姉さん・・・」
「悲しい事に意味なんて存在しない」
「幸せがあればあるほど、心は崩れやすくなってしまう」
「ただ1つ、欠落者の不在を除いて」
「我が身は、根幹たる純真の如く・・・純真の全優者の命」
「ヴィヴィノル、そう・・・私の言葉は、ヴィヴィノル」
「私から、楽しみを・・・喜びを、奪わせないで!!!」
アゼアキ「飽き足らずって感じ?じゃあ・・・真剣勝負、だね!」
エチスゼート「今、貴方に裁きを・・・」
「正しき力だけが世界をつなぎ、悪しき力は裁かれる」
「すべての過程に意味はなく、結果の執行が全てを終わらせる」
「ただ1つ、実告者の不在を除いて」
「我が身は、根幹たる裁断の如く・・・崇蝋の全罰者の命」
「エチスゼート、そう・・・私の言葉は、エチスゼート」
「正しき裁きに、その身を回帰せよ!」
フィフアニマ「おー怖い怖い、でもさ」
「意見を聞かずに正義面してる人ほど、一番ムカつくし、この世で裁かれる相手なんだって、知ってるかな?」
「ボク、キミは絶対に愛さないから!」
フィフアニマの触手をエチスゼートが鞭で対応する。
エチスゼート「その程度、足止めになりもしない!」
フィフアニマ「小手調べでイキらないでほしい、かなぁ!」
ヴィヴィノル「うああああっ!!!」
アゼアキ「っと、よっ、ほっ!」
(動きは短絡的だけど、スピードは純粋だからか、早いね・・・!)
ヴィヴィノル「力を・・・!暖かい力を・・・!」
アゼアキ「・・・えっ、あれはっ・・・!」
ヴィヴィノル「溶けちゃえっ!!」
アゼアキ「危なっ・・・!」
「・・・まさかとは思うけど、未来人じゃあないよね・・・!」
ヴィヴィノル「うあああああっ!!!」
アゼアキ「・・・使いこなせていないせいか、暴走してる」
「感情任せは恐ろしいし、止めないと・・・!」
エチスゼート「いい加減に・・・裁きを受けなさい!!!」
フィフアニマ「ははっ!それじゃあ当たらないから!」
(思ったよりもやるね・・・!でも・・・)
「キミ、自分自身の間違いに気づいたことはないの?」
エチスゼート「何を言いますか!私に間違いは・・・」
フィフアニマ「1回くらいあるでしょ?」
エチスゼート「・・・貴方に語るほどのものなど、ない!」
「貴方の力は、この私が全て、裁く・・・!」
エチスゼートが力を一心に集める。
「地獄でもどこでも、悔み続けて絶望しなさい!!!」
フィフアニマ「地獄?」
「ボクにとって今は・・・」
「天国以上に充実してるよ!!!」
エチスゼート「なっ・・・!私の力を受け止めた・・・!?」
「あり得ません・・・!間違いですっ・・・!」
フィフアニマ「・・・それが、合ってるんだな!」
「ね!?もう1人の・・・ボク!」
桜河「・・・放っておけなかったから、結局来ちゃったよ!」
「良い!?信頼してるんだからね!?」
フィフアニマ「もっちろん♪だから・・・」
「全力で跳ね返すよ!はああああああああああっ!!!」
エチスゼート「くっ!?ぐううううううっ・・・!!!!」
「おのれ・・・!こんな事など・・・!」
フィフアニマ「結果だけに取りつかれるなら、その過程は見えなくて当然!」
「その結果に辿り着くまでの、確たるものがあったとしても・・・!」
桜河「貴方は自分の間違いを、敗北の可能性を!」
2人「見ることは出来ない!」
エチスゼート「っ・・・!違うっ・・・!私は・・・決して・・・!」
「私は…愚か者じゃないんだあああああああああああっ!!!」
ヴィヴィノル「うあああああああああああああああああっ!!!」
アゼアキ「攻撃で止まらない、なら・・・!」
「・・・こっちだよ!」
ヴィヴィノル「・・・!ああああああああああっ!!!」
アゼアキ「受け止めきって・・・戻すまで!」
ヴィヴィノル「ぐうっ・・・!ぐうううううっ・・・!!!」
アゼアキ「・・・!」
「もうやめてっ!」
ヴィヴィノル「っ・・・あっ・・・」
ヴィヴィノルは、アゼアキに抱きしめられた。
ヴィヴィノル「・・・・・・おねえ・・・・・・さん・・・・・・」
アゼアキ「・・・可哀そうに、でも、もう大丈夫・・・」
「・・・そして、早く合流しないと」
フィフアニマ「ふぅ・・・ナイスコンビネーション」
桜河「そっちこそ!って、護衛しに急がないと!」
フィフアニマ「そう、じゃあ急いでいったら?どうせみんな合流すると思うけど」
「・・・さっさと、こんな戦い終わらせよ?」
桜河「・・・だね!」
人数合うか?と思ったけど合います。




