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身代わり令嬢は二度死に、最愛の幸福を掴む  作者: 桃緑茶


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レイナルドのしあわせなけっこん①

レイナルドが幸福なお話しです

次回、出産描写があります。ご注意ください。

エリザベートはメイソン公爵家取り潰しに納得いかないものの、遂に愛するレイナルドと結婚出来ることに歓喜していた。

(レイナルド様は優秀な宰相補佐よ?出世して、いつかあいつらを見返してくれるわ)


当に宰相補佐の座から引きずり降ろされ、コールデンの籍から外された事をエリザベートは知らない。

かつて訪問した時よりも屋敷は色褪せた感じもするが、エリザベートは愛する人との逢瀬を想い気付かない。


(あの女が子宮を奪ったなんて嘘よ。あのヤブ医者、覚えておきなさいよ)

屋敷に入ったエリザベートは、その夢がぶち壊しになった。


「レイナルド…様?」


エリザベートは困惑した声で問いかけた。応接室の窓辺で、レイナルドが小さな木製の人形を抱きしめている。年季の入った素朴な人形は、ドレスではなく灰色の布切れを巻きつけているだけだった。


「ああ、これは私の『マリー』だよ」

レイナルドがゆっくりと顔を上げた。

「彼女は特別なんだ」


彼の声には熱狂的な崇拝が込められていた。かつて政務の最中に見せた冷静さは影も形もない。


「紹介しよう。こちらは私の妻になるエリザベートだ」


彼は人形を大切そうに持ち上げると、まるで本物の女性に挨拶するかのように頭を下げさせた。


「は…はじめまして、マリー。きょ…今日からここで一緒に暮らすことになるわね」

エリザベートは無理やり微笑んだ。内心の動揺を隠すのが精一杯だった。


レイナルドは突然立ち上がり、「マリー、お茶の時間だよ」と言いながら人形を連れ出した。彼女は一瞬立ち尽くし、背筋が粟立つのを感じた。


その日の夕食でも異変は続いた。長い食卓の中央に人形用の小さな椅子が置かれ、本物の皿が用意されている。レイナルドは自分の料理を小さく切り分け、人形の前に丁寧に並べた。


「マリーにはチキンソテーが好きだからな。ソースは控えめだよ」

そう言って人形の口に食べ物をあてがい、それはポロポロと零れ落ちていく。レイナルドは汚れた人形の口を丁寧にナプキンで拭き取った。


「あとは甘いデザートと紅茶。これが最高のご馳走だよね」


エリザベートは隣で冷めたポタージュをすすった。使用人たちは表情を変えず給仕しているが、厨房でクスクスと話しているのが聞こえてくる。



会話が途切れた。レイナルドが不意に立ち上がったからだ。


「マリーを寝室に連れて行く時間だ」

彼は人形を抱き上げた。


「待ってください」

エリザベートは反射的に声を上げた。

「私たち夫婦でしょう? 一緒に寝るべきで――」


「もちろん」

レイナルドは穏やかに微笑んだ。

「三人で寝ればいい」


彼は人形を大切そうに持ち上げたまま出て行った。

エリザベートは扉を見つめたまま立ち尽した。



初夜の寝室は重い沈黙に包まれていた。

月明かりだけが照らす薄暗い部屋。天蓋付きの巨大なベッドの上でエリザベートは硬直していた。

目の前の男は愛するはずの夫——そのはずだった。


「どうした?」レイナルドの声は異常に甘く響いた。


「緊張しているのか?」


彼は寝間着を脱ぎ捨てるとベッドに座り込んだ。均整の取れた身体には不釣り合いなほど痩せて見えるのは、精神的疲弊によるものだろう。

エリザベートは震える手でドレスの紐を解いた。全てを捧げるつもりだった。そうすればきっと……きっと愛されるはずだと。


しかしレイナルドの反応は彼女の想像を超えていた。

「マリー……」

彼が囁くように呼びかけたその名は亡き愛人――否、「人形」のものだ。

彼は部屋の隅に置いてあった木製人形をそっと持ち上げると膝の上に乗せた。


「ああ……この感触が恋しかったんだ」


人形を抱きしめるようにしながらも、彼の視線は確かにエリザベートに向けられている。そのアンバランスさが彼女を怯えさせた。

「私も……その……準備ができています」

「そうか。じゃあ始めよう」


レイナルドが人形をベッドサイドに置くと、ベッドに横たわった。エリザベートは躊躇いながらも彼に覆いかぶさるように身体を重ね合わせる。キスをしようとすると彼の顔は不自然に横を向いていた――人形の方へ。

「マリー、見ていてくれ」


唇が触れる。最初は優しく、徐々に激しさを増していく。――恐らくは亡き恋人との日々で培われた技術なのだろう。

「あっ……!」


秘部に触れられた瞬間、鋭い快感が全身を貫いた。羞恥心など一瞬で消え去るほどの衝撃だった。

返答する余裕もなく、激痛が走った。

「いっ……!やめてください!私初めてで……」

「大丈夫さ」

乱暴に腰を進めようとするレイナルド。エリザベートは恐怖から身を捩らせ逃れようとするも押さえ込まれてしまう。


「マリーは大丈夫だった」恍惚とした表情で囁く彼。

「でも私たちは最終的には一つになったんだよ」


「何を言っているんですか!」

エリザベートが怒りを露わにするも聞き入れられないようで――

「静かにしなさい。いい思い出話をしているところなんだから?」

楽しげな口調で返される。

「まだまだ愛はこれからだ!」


行為の激しさと共に部屋中を水音が充満する……そして遂に限界を迎える時がやってきた。

「出すぞ!」宣言通り大量放出された子種と共に――


ブッッ!!


雷鳴にも似た破裂音が轟いたと思うと、同時に凄まじい悪臭が立ち込め始めた。

反射的に鼻孔を塞ぐ暇もなく次々と溢れ出てくる物体たち……それらは容赦なくエリザベートの体表面を汚していった……。


「……ひぃぃぃいいいいいい!?」


エリザベートは全身から滲み出る汗すら固まったような感覚に陥っていた。目の前に広がる惨状—床一面覆い尽くす泥色の海原—全て夫の腸内より排出された廃棄物群なのである……


「これが真実なんだ!!真の愛!!我が母と君の叔父も同じように愛し合った!!!」

虚ろな瞳を向けられつつ喚かれた言葉を受け入れることができなくて……。

「ウソです!!そんなわけありえない!!!!!!」

叫ぶしかなかったものの、その後は更なる絶望へと導かれてゆくのであった……


「今度は私の番だ」

レイナルドは四つん這いになって尻を向けてきた。

そこから垂れ落ちるのは粘り気のある液体だ。


「やめて……お願いします……」


エリザベートの哀願は無視された。

「君の父と私の母の愛はこれだったそうだ」

レイナルドは恍惚と告げた。

「私もマリーに同じ愛を与え続けた。君も私に与えろ!!」


拒む間もなく使用人がエリザベートにブツを装着する。

「き゛ゃ゛あ゛あ゛ぁ゛―――!!」


再び轟音が響いた。興奮したレイナルドの尻からおぞましいものが噴き出す。

エリザベートは発狂しそうになったが、無表情な使用人が的確に指示をするので逃げられない。

「まだだ」


レイナルドは自ら腰を振る。排泄物が溢れ出す。

「素晴らしい……!これが本当の愛だ!」


「違う!こんなの愛じゃない!」

「黙れ」


レイナルドは体の向きを変えると、エリザベートの口を手で塞いだ。

「母上が教えてくれたんだ。メイソン家ではこれが祝福なんだって」

「違う!叔母様はそんなこと絶対に言わない!」

「言ったよ」

レイナルドは狂気に満ちた笑みを浮かべる。

「だって母上が伯父上に奉仕した時もこうだったんだから」


エリザベートは涙を流した。敬愛する叔母と父がこのような行いをしていたなんて信じられない。

「これから毎晩やるんだ」レイナルドは囁いた。

「私は前と後ろで同時に発射できる。君は両方で受け止めろ」

「いや……!もうやめて……!」


彼女は嘔吐しそうになるのを堪えた。

その時、散々否定していた事実が彼女の希望となった。

(子供が産めなくて良かった‥‥‥)

あの愛人がいなくなって、痛む身体の検査を受けた結果をようやく受け入れた。


長時間の営みの後、エリザベートはそう安堵した。









「おめでとうございます。ご懐妊です」

「は?」


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