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168話


「ファイアボール!」

「!?」


まさかの始まりはイトウさんの魔法からだった。


「1、2、3……4?」


うねりを見せながら4つのファイアボールは私目掛けて飛んできている。


恐らくはアレンジされた魔法なのだろう。

というかイトウさんの魔法って殆ど見たことが無かったから本当に魔法使いなの?

って疑いも持っていた私。

それ位に、体術は凄くて、剣の捌きも達人級だった。


しかし早々のファイアボール4発。

こんな芸当魔法使いじゃ無いと出来ない。

しかもこのアレンジ…………相当な手練れ、使い手だ。


バックステップしながら身体を揺さぶりつつ、どう避けるか考えているとホーミングしている気がした。

直ぐに切り替えて障壁を構築し更に引く。



構築された障壁に被弾し残り3発。

間に合わない。

次の障壁を構築しながらさらおっちシリーズを2体。

こんな使い方はしたくはなかったが仕方が無い。


シリーズをデコイの様な使い方をしてファイアボールを処理した。



「お主、エグいのぅ……」

「いやいやいや……どっちがよ!」


こんがりと焼けているさらおっちに自分の姿を重ね見る。



むー。

威力も申し分ないし……。やっぱこの人とんでもないな。



他の動き、知識なども知る限り魔法使いはこうあるべきという姿を体現している気がした。


「ファイアボール」


私も意地になって同じ呪文をイトウさんへと投げた。


しかし追尾も無いし1つだしという単純すぎて距離もある。

良い条件が無い私の放つファイアボールをイトウさんは軽々と躱している。


「エアカッター」


次は風の魔法が飛んできた。

上級四種のエアカッター。通常は2枚刃のこの魔法だがイトウさんが放つのは8枚刃。

ひーふーみーとか数えちゃったわ。どうせこの魔法避けられないし。


ということで少し厚めの障壁で殆どが防げたが一枚だけ障壁をかいくぐり私の腕に傷を付けた。

他の刃は増殖しつつも障壁に遮られては跳ね返りを繰り返している。

そして、時間経過と共に消滅した。




イトウさんを見ると徐々にでは有るが私との距離を縮めている。

多分近い方が戦い易いんだろうね。



確かに近距離でイトウさんと戦いたくない気がする。

どちらかと言うと中距離から遠距離。その距離なら私の方が有利だと思う。


単純に魔力が多いからね。私の方が。


イトウさんは魔力量はソコソコと言ってたし。

……あのじじいの言う事を信じればだけど。


という事で距離感大事を心がけてみよう。うんうん。



――――って早っ!



イトウさんがどんどんと近づいてくる。

私は大きく後ろへジャンプ――――――――は止めた。


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