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156話

違和感の場所に放ったフリーズアローは確実に違和感である何かにヒットした。



体つきは細め。

遠目でも解るぐらいに美人さん。



おしりは大きめ。

でもスラッとした丁度良い体躯。


ソレは私が感じた敵の情報だった。

その敵がとても酷い事を私に向かって話していた。


「このクソビッ○1111お前なんかその辺の浮○者数十人に囲まれて廻○れて永遠に犯○れながら死ねば良いんだ!」

「あーそしたら私めしうまーで気持ちがイイのになぁああああ」

「そうだよその方が世界のためでアリ私の望む世界だからマジ完璧な世界嗚呼気持ちが良いうふふふふ」





余り…………関わり合いにならない方が私のため。

そんな言葉が脳内に浮かんだ。

うん。逃げたいね。



「うっさい。お前が○ッチだ。しかもエッチだ!」



私も似たような……いや、同じ土俵に乗っていた。

だってだって、逃げないって決めたんだ。



どんな状況でも。



あのマグマに焼かれてとろっととけた時。

私は生まれ変わられた。

何かが混じったんだ。


不純物かそうでないか。そんなのは知らないんだ。

唯。私は取り込んだ。





そして……そんな自分になったんだ。




イイよ。そんならこっちだって何でもアリだもん。


私の土俵で戦ってあげるよ。


距離…………凡そ三百メートル先。

スーっと大きく一呼吸。そして整え終わる準備。



いくよ! 私。




「……紡ぎしマナの根源により解放せし更なる力よ、我を媒介としその威力を顕せ。ファイアボルト」




少し距離が遠い。

中級四種の火の魔法。ファイアボルト。

手のひらに浮かんだ雷撃は一投のもと私の手から離れ遠くの獲物に襲いかかる。

その動きは導火線を伝う炎の雷。動きはとても速く獲物を求め食らいつく。

しかしそこで私は終わらない。




再詠唱――――――――




「根源より生まれた唯一の始まりセフィロトから重ね合う創造四原種の理よ、今此処に姿を形成し表現せよ。ファイアボール」




それは鬼の火。

空気の動きに機敏に反応しながら燃えさかっている大きい塊。

この塊は私の表現力。イメージの力を具現させた形。

私の頭よりも大きい意思の力。


「いっけええええええええええええええー」

かけ声と同時にファイアボルトを追いかける赤い魔王。

その先にはビ○チなお姉さん。





――――――――あはは。ごめんね。





これが今の私。


――――食らいなさい!


……とっても美味しいわよ。

頭の血がおでこを伝って、鼻の脇を通りくちびるへと流れる。




……………………おっといけない。

また血みどろ何とかさんになっちゃうよ。

身だしなみ大事。



ふんふんふーん。


三百メートル先を見ると豪華に燃えさかる。

後に爆心跡地のクレーターとして遊び場にしちゃうんだから。


光栄に思いなさい。







……おっといけない。

別に彼女のプロポーションに嫉妬した訳じゃないんだからね。


全くにブレブレな私だった。

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