表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
154/172

154話

恐らく敵であろう腕が藻掻くように動きそのまま消え去った。

多分…………死んだと思う。


地面に胡座で座り直しホット一息。



「ふぁー。何とかなったー」



『お、さらっちの声』『おめでとうさらちー』『何かと戦ってたっぽいね』

『腕っぽいの見えた。アレが敵でしょ?』『さらっちー姿みせてー』

『ままどこー』『さらっちの声久々……』『うう、目が回るー』



「ええと、カメラワーク変更。リアル上空斜めから」



画面が私の斜め上にセットされた。

微調整して、うん。よしよし。


カメラに向かってブイさいん!


笑顔もプラス。うんうん、サービスサービス。かわよな私。とくと見れー



『…………うわースプラッター』『だ、誰か、衛生兵ー』『うわやば血みどろぴーすさん』

『ヤンデレを越えた何か。流石さらっち』『うわえぐっ……』『これはコレで伝説』

『ま、ままぁーーーー』『血みどろヒャッハーたん降臨』



……じ、実況編集。


今のやつ見せて…………。



「………………無いわー」



短い夢だったなぁ。

あー。やっちゃったよおー私ぃー。



み、みんなごめん。酷いの見せちゃったよう……。




と、とりあえず水の魔法で全身にザバーっと。

水も滴る良い女。の方がマシか……。



……………………半泣き状態の健気な笑顔で挑んでみた。



『大丈夫だよさらっちー』『何時も君は可愛いよ』『幼女はどんなだって良いのだ』

『さらっちがんばえー』『BAN不可避』『だ、だっ、大丈夫だから!』『あぁ、暖めてあげないと……』『キャーままがずぶ濡れにー』『でも血みどろひぉやっはーさんは皆の心に残りんす』




うん。おわた。




とりあえず画面を強制終了してしゃがみ込む様に泣いた。


「うわーん。ないわぁーーーー」


何々あれ、あの顔。

私だったら「ひっ……」てなるよお。

笑顔のアクセントがスプラッタ過ぎるし夢に出る系の奴。


ああーもうもうもうもう。


「勝利…………くま」

「……………………」


「オメデトウゴザイマス。連鎖識の腕を撃破シマシタ」

「……………………全然嬉しくないんデスけど?」


しかも腕って何よ?

意味分かんなし。


とりあえず最悪なのは皆にスプラッタを見られた事。

あーもうアレ切り抜きとかで上げられてるよ絶対。

変な脅かす系の動画とかに組み込まれるんだきっと。

オチとかにも使われるんだ。あーもう。もうもうもうもうもうはうしー。



落ち込んでも何にもならない。


……………………つ。





つ、強く…………なってやるんだ。


もう腕力で解決していこう。

逃げちゃ駄目だ。


「よし、絶対に逃げない!」


濡れた全身も暖めて乾かした。

笑顔の練習……は止めて、開き直ってクールに行こう。

もう始めたらなるべく止めない。




「すーーーーーーはーーーーーー」



実況編集から……スタート。


『あ、戻った』『お、おかえりさらっちぃー』『おいちゃん待ってたよー』

『皆んな優しいから大丈夫。生暖かく見守るって!』『…………流石さらっち。コレだから推しは止められない!』『ままぁーボク泣いちゃったよ(35歳)』『←私が泣かす』



やっほ。皆、驚かせたね!


さらっちも驚いたよ。自分、あんなに……あんなに…………うっ。


ご、ごほん。あんなにスプラッタになってたなんて。今年のハロウィンはアレで決まりだね!

てなわけで強敵のなんとかーって腕を倒したよ! みんな。


レベルも凄くアップしたよー!



…………あ、アレ。ホントに凄くアップしてる気がする。



さらっちドンドン強くなってダンジョン王になるからねー!

応援よろしくぅー。




……くじけぬ心を手に入れたかもしんない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ