表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
150/172

150話

少し遡った時間の闘技場の一角。


場所的には闘技場の中で一番高い位置にある見物席。

その高い場所から戦いを見下ろしていた数人。


このエリアの中の誰よりもそのオーラは禍々しく――――



重かった。




「奴め…………やはり邪魔をしにきたか」

「そのようですな…………しかしあのパーティ。とんでもないですぞ親方様」


「……何か知っておるのか? 塵拭い」

「はい。あの箱は恐らく女王箱です。……そしてあの老人も一時、『最深』という二つ名で呼ばれていた男ですな」


「ほほぅ。数世代前のダンジョンマスターに最深か――――ふむ、面白いじゃないか」

「……………………今回は分が悪いですな」


「ん、何か言ったか? 塵」

「いえいえ、何でもありませぬ故……」




勝ち方が異様な為か、他のパーティと比べても変な面子に見えるのか。

私たちは初めからとんでもなく目立っていた。





 ◇◇◇◇





因みに審判も変更があっての。




攻撃してもそう簡単には倒せない奴が審判となった様じゃ。


「そんなに強いのに審判なんですか?」


「うむ。…………強さは知らんが、倒すと増えるという噂の奴だから恐らく倒すだけ無駄という類いの様じゃの」


「…………た、倒すと増える???」


頭の中でイメージしてみたけど微妙に解らなかった。

真っ二つにすると分身の様になって増えるっていうのは何か漫画かアニメで見たことがある気がするけど。

そんな感じかなぁ?


「――――まあつまりじゃ、間違って攻撃しても特に問題ないという配慮らしいの」

「……なるほど」


「……というのは表向きで、今回のルール、サバイバル形式に対応出来そうなのが他におらんらしいの」


まぁ、範囲も広いしのぅ……ともっさもさなヒゲを触りながら話すイトウさん。


「そうですか……それで、何か、作戦とかあるんですか?」

「ん…………無いよ。そこはお主が決めても良いゾ」


ニコニコしながらとても嫌らしい目で私をみながらイトウさんは話している。

試して楽しんでるんだ…………。


ふ、ふん。そんなのに引っかかりませんからねー。


「じ、じゃあ皆で行動しましょう」

「……………」


「……それで良いのか?」

「はい!」


ふんすとばかりに手を握りイトウさんに話す私。

コレは危険度が全然変わってくるから大事なところ。


「解った。…………つまらんのぅ」


ま、良いかとイトウさんは何処かへ行ってしまった。

ま、いいや。


「リアちゃん。も少しお昼寝しよーかぁ」

「……みゃぅみゃお」


こんな日があっても良いよね。

ふっさふさで極上の肌触りのリアちゃんを抱きしめながらお昼寝を楽しんだ。

どうせ明日から恐らく地獄でしょ。今のうち今のうち…………すやすやすぴぴ。





 ◇◇◇◇





此処はとある地下200階層の隣の部屋。


「ねぇ……本当にそうするの?」

「ん? あぁ、どうしたもんかのぅ……奴もいるしの」


「んー。じゃあ……………………こうしようか?」

「そ、それは……大丈夫なのか?」


「今ならまだ全然、抑えられるよ? その方が、さらちゃんの為なんでしょ?」

「――――そうじゃの。それは間違いない。折角のこんな機会なのに勿体ないしのぅ」


「……ん、解った。私も今のままだと困るから手伝う」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ