第二十二話 会議
これから解除していく予定だったが...っていうかあまりにも天界の対応遅すぎるだろ。
「...すみません、天界からメッセージが来ました。」
「なんだと?内容は?」
「『次【神贄の祝福】を解除した場合、天罰が下るであろう』とのことです。」
「奴ら天罰なんて持ってたのか。全く使ってこなかったってのに...」
「内容がわからないうちは行動しづらいな。」
「守れるかどうかも怪しいところだ。」
やっぱりきついかぁ。ん?ってか...
「この会話の内容天界に見られたり聞かれてたりしてるとまずいのでは?」
「あぁ、問題ない。ダンジョンってのは天界の能力の届かない場所なんだ。」
「解析しているが未だに何故か掴めないんだよな。検証済みだから安心しろ。」
検証って何したんだ...多分危ないことしてるよな...え、じゃあ――
「ダンジョンの中で解除すれば良いのでは?」
「いや、それをすると、ダンジョンから出た瞬間に何が起こるか分かったもんじゃないだろう。」
「ゼインの言う通りだ。ダンジョン引きこもり生活になる。」
「だったら、このギルドで匿っておけば良いのでは?」
「「「「「...」」」」」
「やるじゃねぇか新人!だがこのギルドにはもうそんなスペースはないぞ?」
「いや..あるにはある。」
「マスター?」
え、個室50部屋で、総人数が42人だったか?あと8部屋だろ..確かに足りないな。どうするつもりなんだ?
「このダンジョンを攻略する。攻略すれば天界にも対抗できる。居住区だって広げられる。」
――――??ここ、攻略済みじゃなかったのか?
「おいマスター!そんな無茶を言うな!」
「そうだ。前行って死にかけたのを覚えていないのか?」
「うちのマスターはこんなに馬鹿だったか?」
「ヴァルドもついにボケ始めたか。」
言いたい放題じゃん...そこまでこのダンジョンって鬼畜なのか?
「おい、言いすぎだお前ら。あとガルド、お前後で覚えてろよ。」
「おう、受けて立つぜ。だとしても無茶じゃねぇの?この第一階層がモンスターの沸かない安全地帯だったからギルドに改修したってのに。」
「はぁ、馬鹿かお前ら。もうあの時の俺等とは違うんだよ。レベルも上がった。資源も揃った。それにお前ら。負けっぱなしで良いのか?あの日の屈辱はもう忘れたのか?お前らのほうがボケてるのか?」
「忘れてなんかない...」
「あぁ、せっかく忘れてたのに...」
「やってやろうじゃねぇか。」
「私も〜賛成です〜」
「技術的支援は任せろ」
「なんか欲しいものあったら私に言えよ」
うわぁ、サブマスター達がやる気だぁ。
「よし、わかった。攻略は10日後だ。それまでに各自準備をしろ。失敗すれば全滅も有り得る。」
「「「「「「了解」」」」」」
壮観だ。ダンジョン攻略は異世界での醍醐味だからな。冒険者の血が騒ぐんだろうな。ゲーム好きの日本人としても。
「あぁそうだ、レイジ、あとクラリス、お前等も参加だ。頑張ってレベルを最低120超えてくれ。普通は数年かかる。だがお前は例外だ。」
――――…はい??
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