第二十話 計画
――――…目が覚めたらクラリスが起きていて、もう身支度を済ませていた。早すぎる。とりあえず俺も身支度を済ませて朝食食べに行くか...
朝食を食べ終わった俺たちはまっさきに北の森に向かった。ゴブリンを狩り尽くす勢いで昨日と同じ動きをしていると、気づいたらもう昼前で、レベルは60から先まで上がることはなかった。昨日と同じように何十体倒しても、一向に経験値が入らない。何かしらの制限があるのか..?もうすぐ昼だし、少し早めの昼食を取るか。
「なぁクラリス、ちょうどいい食堂とかあるか?」
「えぇ、ありますよ、この街では有名な食堂です。少し値段は張りますが、それだけの価値がありますよ。」
「そうか」
クラリスが言うならそうなんだろう。クラリスに道案内を頼みながら色々考える。何も考えずにファンタズマって格のスキルをもらったが、この世界の基準はどうなってるんだ?あとでだれかに聞いてみるか。
食堂につくと、クラリスは常連のように注文をして、俺は少し冒険してみて、味が想像もつかない料理を頼んでみた。クラリス曰く、美味しいらしいので多分大丈夫だと思う。
料理がくると、机の上が料理でいっぱいになった。思ったより多い。食い切れるかが心配だ。食べれなかったぶんは、クラリスに食べてもらおう。
――――腹がいっぱいだ。料理は美味かったが、食いきれなかった。クラリスが全部平らげていた。凄いな、胃の中どうなってるんだ...俺は現代人のごとく、食べ終わったにも関わらず席についたままステータスから掲示板を開いている。
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造反者共の掲示板【神様isゴミ】 Part203
317❖レイジ
だれかフォルトの街からギルドまで送ってくれる人いませんか?
318名無しの冒険者
あ、オーブの新人じゃん
319❖グレン
>>317 おぉ、お前が例の新人か。帰るついでだ、俺が送ってやるよ。
320名無しの造反者
お、グレンさん居るじゃん。
321名無しの造反者
グレンさん潜入調査乙です
322❖レイジ
>>318 ありがとうございます。北門で待ってます。
323❖グレン
>>321 おう。
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反応早すぎない?スレッドの流れ遅かったわけではないのに...とりあえず北門に行くか。
[レベルアップ!1レベル上昇しました]
お、レベル上がった。誰かがオーブ使ったな。この調子で70まで上がると良いな。
北門に着いたが門番しか居ない...まだ来てないのか?
「よう。」
「うわっ!」
背後にいた!?全く気配がしなかった...気配察知のスキルじゃ足りないのか...
「気配察知でも気づきませんでしたよ..」
「はは、俺がグレンだ。その程度で発見されちゃ潜入調査なんざできねぇよ。」
「たしか聖エルディシア教国でしたっけ?」
「あぁ。あそこは全部が不透明すぎてな。調査結果を纏めたからギルドに帰る途中だったんだ。」
「そうだったんですね。」
「確か【神贄の祝福】を解除したんだってな。話は聞いてあるからとりあえずギルドに向かうか。」
「わかりました。」
あれ、眩しくない。変えられるんだこれ。
「着いたぞ、俺はギルマスのところ行って話してくる。お前も来るか?」
「え、なんでですか?」
「そりゃあ、お前が世界で初めて【神贄の祝福】を解除した人間なんだからな。今後の計画に最重要な存在だ。」
「計画?」
「あぁ、詳細は聞いてないのか。あっちで話すから会議室に向かうぞ。」
「わかりました。」
なんだか嫌な予感がするな...
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