第十七話 恐怖
「《クリエイト》」
[成功しました【無のオーブ】が完成しました]
「《貸借》」
[対象を選択してください]
「【無のオーブ】」
[無のオーブが選択されました。無のオーブが反応しました]
[無のオーブにスキルが模写されます]
[【貸借のオーブ】が完成しました]
[貸出、もしくは借入のどちらの能力を付与しますか?]
「貸出」
[貸し出すものを選んでください]
「7レベル」
[レベルダウン!7レベル低下しました]
[期限と対価を設定してください]
「最初に1レベル1時間毎に1レベルの対価、7時間後に返却」
[対価が送られる対象を設定…レイジが設定されました]
[【レベルのオーブ】が完成しました]
よし、流れ作業だな。しかし少し手間だな...
「どうぞ。」
「あぁ、しっかり受け取ったよ。これは、、、凄い効果だ。うちで売らせてもらえないか?」
「えぇ、、良いですけど...」
「ならこれは定期的に購入させてもらおう。次はいつ作れる?」
「俺のレベルが上がれば作れますね。」
「そうか、しばらくここに居るつもりだからできたら言ってくれ。」
「わかりました。」
金策ができるところが増えたな。レベル上げにちょうどいいところとか無いのか?、、いや、こっちか。
「クラリスー、出かけてくる」
「どちらへ行くのですか?」
「北の森。たぶん一人でも問題ない」
「ついていかせてください、またゴブリンキングが出たら大変です」
「あんなやつそうそうでないだろ。万が一があればすぐ逃げるからさ。」
「いえ、ついていかせてください。万が一、億が一があって後悔するのは私ですから」
「...わかった。ついてきていいぞ。」
美少女に詰められたら逃げれないじゃないか。
「だれか実験を手伝ってくれる人いませんかー。俺をフォルトの街に送ってください。夕方には北門にいますので。」
「はいはーい。私がやる〜!フォルトの街で買い物したいんだー!」
「おねがいします。北門の方で。」
「わかったー!私はユナ。ユナっちとか読んでね〜!」
「ユナさん、ですね」
「はいはーい、《転移》!」
やっぱ眩しいな。よし、見たことのある景色に戻ってきたな。
「夕方にはここに居るからね〜!」
「わかりました。」
陽気な人だな。北の森に入ると、ゴブリンがお出迎えしてくれた。
**********
名前:ゴブリン
種族:魔物
Lv.5
HP:22/22
MP:0/0
STR:16
VIT:12
AGI:15
INT:6
MND:5
スキル
【棍棒術Lv1】
状態:なし
**********
《鑑定》してみたけど、こんなもんか。弱いな。今レベルが3の俺のほうが弱いんだけどな、、
「よし、実験だ。《貸借》」
[対象を選択してください]
「ゴブリン」
[ゴブリンが選択されました。]
[借入、貸出、どちらを選びますか?]
「貸出」
[貸し出した選択されました]
[なにを貸し出しますか?]
「MNDすべて」
[MNDが選択されました]
[相手から何を取り立てますか?]
「レベル」
[トレード成功]
[レベルアップ!4レベル上がりました]
よし、上手く行った。今俺のレベルは7、こいつは1だ。いまのMNDは俺は0だからなぁ。でもこいつのスキルは棍棒術しか無い。多分問題ないだろう。
『グギャ?』
「っ!」
理由もなく心臓が早鐘を打つ。
足が震える。
「……なんだ、この恐怖は。」
ゴブリンは周囲を見回し、明らかにさっきまでとは違う動きをした。レイジは早足に昨日覚えた【アサシンスラッシュ】を発動する。
[レイジがアサシンスラッシュを発動。Critical!即死!]
[ゴブリンを討伐しました]
[貸し与えたMNDが返却されました。]
ふぅ、、安心した。なんで急に怖く、、?あぁ、MNDのせいか?精神力だからな、、気が弱くなったってことか?
[パッシブスキル【心を奮い立たせるもの】を獲得しました]
...なんだこれ
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