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図書室ピエロの噂  作者: 鳴猫ツミキ(水鳴諒/猫宮乾)
【SeasonⅡ】―― 第四章:テケテケ ――
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80/101

【080】吉報

 家に帰ると、お父さんと亮がリビングにいて、二人とも笑顔だった。


「ただいま」

「おかえり、瑛。聞いてくれ」


 お父さんが嬉しそうにぼくに言った。

 ぼくは首をひねる。


「なに?」

「次の次の金曜日にな、薺が退院することになったんだ」

「本当!? やったぁ!」


 ぼくは嬉しくなって、ばんざいをした。


「学習発表会にも行けそうだ。ただ、春までは様子を見ながら学校に行くから、家でゆっくりする」

「そうなんだ!」

「お父さんも、職場に話をしたから、家にいる時間が増えるけどな、やっぱり仕事はあるから、叔母さんに来てもらうことにした」


 叔母さんは、お父さんの妹だ。

  柚子(ルビ)叔母さんといって、主婦で、旦那さんは 単身赴任(たんしんふにん)をしていると聞いている。叔母さん夫婦は、子どもを作らないそうだけど、子どものことは好きだと、前に叔母さんが言っていた。ぼくのことも、昔から可愛がってくれた。


 叔母さんに会うのも楽しみだ! 本当に、よかった。

 この日は三人で、お祝いをした。




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