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図書室ピエロの噂  作者: 鳴猫ツミキ(水鳴諒/猫宮乾)
【SeasonⅠ】―― 第七章:夏休みとお化け屋敷 ――
39/66

【039】夏休みの開始

 こうして夏休みがはじまった。

 ぼくは本日、後部座席に乗って、わくわくしている。助手席には亮にいちゃんがいて、運転手はお父さんだ。車に乗るのは久しぶりだ。泰我先生には、送ってもらったけど、お父さんの車は特別だ。


 車の窓から見ていると、きさらぎ市の風景がどんどん流れていって、すぐに弥生市に到着した。遠目にはもう、観覧車が見える。ぼくはあれにも乗ってみたい。ただ、ジェットコースターも見えるけど、あれは嫌だ。


 今日は旅館でゆっくりして、明日テーマパークに行く。明後日は動物園にいって、その次の日に帰ってくる予定だ。車の中で、気づくとぼくはうとうとしていた。


『また来たのか。次は無いぞ?』


 そんな声を聞いたようにも思う。夢かなと思っていたとき、旅館についたと揺り起こされた。どんな夢だったかは忘れてしまった。


 二階のお部屋で、海がよく見える。太陽が海に沈んでいくのを眺めていると、亮にいちゃんがお茶を三人分入れてくれた。お父さんは、お布団をしいている。


 それから三人で座り、お茶を飲んだ。


「いい宿だな」


 お父さんの言葉にぼくは笑顔でうなずく。亮にいちゃんも笑顔だ。


「さきに温泉に入りに行くか?」

「うん!」


 お父さんの声にぼくはお茶を置き、亮にいちゃんが頷いた。

 お茶を飲んでから、ぼく達は温泉に入った。広い大浴場で、薬湯があった。ぼくと亮にいちゃんはサウナに入ってから、水風呂に入ってみた。大人な気分を味わった。だけどもう、ぼくは気づいている。ぼくはまだまだ子どもな部分も多い。


 部屋に戻るとすぐに、夕食が運ばれてきた。美味しいお刺身と天ぷらを食べて、ぼくは大満足だ。写真をとって、哀名に送った。その夜は、ぐっすりと眠った。


 たくさん寝たから、次の日の目覚めは最高で、ぼくはテーマパークにそなえることができた。早く行きたくて、たまらなかった。




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