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異世界旅はハンマーと共に  作者: 月輪林檎
再会の旅路

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想定外の再会

 一夜明けて、翌日。朝のルーティンをやっていると、ミナお姉さんの空間に飛ぶ事が出来たので、朝から艶々の状態になっていた。今はミナお姉さんに確認するような事がないので、二時間みっちりだ。

 朝ご飯を作っていると、アリサが起きるので、周辺を見て回って貰う。その間に起きてきたスレイアを洗面所に送り、朝ご飯をテーブルに並べていく。

 アリサが帰ってくるのは、大体このくらいの時間のはずだ。そう思っていたら、扉が開く音が聞こえた。


「おかえり……?」


 振り返ってみると、そこにはアリサだけではなく他に二人いた。そして、その二人は私がよく知っている人達だった。


「リタ!? キティ!?」

「ヒナ!?」

「ヒナちゃん」


 少し成長しているリタとキティは、それぞれ驚いた表情と嬉しそうな表情をしていた。服装は軽装だけど冒険者っぽい。ただドロドロだった。


「ああ、取り敢えず、お風呂入って来たら? 服は用意しておくから」

「ありがとう。有り難く頂くわ」

「あ、ありがとう」


 二人をお風呂に案内して、私のぶかぶかの服を用意しておく。最悪スレイアの服で対応すれば良い。リタは上に伸びているし、キティはちょっと胸が成長していた。一年という月日は二人が成長するのに十分だった。でも、まだちょっと細っこい。私よりも短い期間だけど、捕まっていた期間は割とあったから仕方ない。


「どうして二人を?」


 二人がお風呂に入っている間に、アリサに確認しながら朝ご飯を追加で作っていく。


「飛んで見回っていたら、巨大な蜥蜴に襲われていたから助けたって経緯」

「巨大な蜥蜴?」

「うん。家の前に置いておいた」

「回収しないと腐りそうだね」


 火を消して、扉を開けると、そこには五メートルくらいありそうな赤黒い蜥蜴が転がっていた。


「でか……何これ?」

「さぁ?」

「まぁ、蜥蜴だし食べるのはあれだから売ろうか」


 インベントリに入れると、名前が分かる。フレアリザード。名前的に火とかを扱いそう。解体とかはギルドに任せるのでインベントリに入れたままにする。

 戻って来て、朝ご飯作りを続行していると、リタとキティが出て来た。


「服大丈夫?」

「ええ。ありがとう。ちょっと胸がキツいけど」

「失礼な。これでも少し成長してますぅ。朝ご飯作ったから食べていって。というか、なんで朝一で狩りしてるの?」

「人が少ないから、狩りがしやすいのよ。ただフレアリザードは普段はあんな近くに来ないはずなんだけど」

「一体だけ?」

「私が見た時はそれ以外に影はなかったよ」


 アリサに確認したけど、あの一体だけしかいなかったみたい。また魔王信奉者によるモンスター誘導かと思ったけど、一体だけならまだ違うと言える。


「じゃあ、こっちに出て来ただけか。二人が無事で良かったよ」


 スレイアが席の準備をしてくれたので、そっちに並べて、席に座ると、スレイアが私の真横にやって来た。知らない二人が来たから、緊張しているみたい。


「別に大丈夫だよ。二人とも私と一緒に捕まってた子達だから」

「そうなの……?」

「そう。まぁ、知らない人だから怖いよね。ちょっとずつ慣れてくれれば良いよ。ああ、そうだ。食べながら紹介するね。私と捕まってたリタとキティ。私がエスキモードッグを目的地にした理由の子達ね」

「リタです」

「キ、キティです」


 リタは堂々としたものだったけど、キティは相変わらず内気みたい。耳がピコピコしていて可愛い。


「それで、こっちは人からドラゴンになって、ドラゴンから人になったアリサ。こっちはまだよく分かってないけど、雪姫のスレイア」

「アリサです」

「ス、スレイア……」


 何か似たもの同士の組み合わせになっていた。


「二人がこっちに来たなら、今日一緒に移動しちゃおうか。スレイアは大丈夫?」

「うん……」

「というか、ずっと気になってたんだけど、この家って何なのかしら? ここになかったはずよね?」


 リタは、パンを飲み込んでから私を見てくる。こんな事をするのは私しかいないだろうというような感じだ。


「アーティファクトだよ。打ち出の小槌。MP消費して、物質を作り出せるの。このくらいは作れるよ」

「えぇ……アーティファクト二つ持ちって……」

「因みに、ここの三人は全員アーティファクト二つ持ちだよ」


 リタは、何とも言えない表情になっていた。これだけでアーティファクトがここまで集まっている事が異常だという事が分かる。


「そういえば、エスキモードッグにはどのくらい滞在するの?」

「一、二ヶ月かな」

「一、二ヶ月かぁ……それまでに旅に付いて行けるようになるかしら」

「ん? 私達と一緒に来るの?」

「駄目なの?」

「良いけど、親御さんとかは?」

「許可は貰っているから安心して。元々旅がしたいから冒険者になったわけだし」

「そっか。二人って、今ステータスどのくらい?」


 二人にステータスを見せて貰う。


────────────────────


リタ Lv27

職業:治癒師Lv3

MP:12830(150)

筋力:2121

耐久:3340

敏捷:4010

魔力:8883(150)

器用:1987

運:270

SP:270

スキル:【剣術Lv23】【短剣術Lv12】【杖術Lv32】【短杖術Lv22】

【水魔法Lv6】【風魔法Lv7】【光魔法Lv6】

【MPタンクLv13】【剛腕Lv12】【頑強Lv77】【疾駆Lv67】【叡智Lv11】【至妙Lv32】

【採掘Lv43】

【MP回復力超上昇Lv66】【跳躍Lv8】【軟着陸Lv7】【見切りLv8】【暗視Lv88】【隠密Lv76】【気配察知Lv6】

【斬撃耐性Lv2】【刺突耐性Lv1】【打撃耐性Lv10】【痛覚耐性Lv8】【精神耐性Lv4】

【再生Lv9】【アイテムボックスLv4】

職業控え欄:平民Lv12 商人Lv11 魔法使いLv22 採掘者Lv21



キティ Lv32

職業:獣爪士Lv7

MP:5120

筋力:10212(350)

耐久:9321

敏捷:11293(350)

魔力:823

器用:2013

運:320

SP:320

スキル:【爪術Lv28】【獣爪術Lv18】【体術Lv31】【武闘術Lv11】

【MP超上昇Lv87】【剛腕Lv82】【金剛Lv18】【脱兎Lv10】【至妙Lv55】【五感強化Lv3】

【採掘Lv41】

【MP回復力超上昇Lv23】【跳躍Lv41】【軟着陸Lv38】【見極めLv4】【暗視Lv100】【隠密Lv78】【気配察知Lv10】

【斬撃耐性Lv4】【刺突耐性Lv3】【打撃耐性Lv10】【痛覚耐性Lv8】【精神耐性Lv7】

【再生Lv7】

職業控え欄:平民Lv11 爪士Lv24 採掘者Lv19


────────────────────


 何というか、ようやく普通のステータスを見られた気がする。多分、私も順当にモンスターと戦っているだけだったら、こんな感じになっていたと思う。レベルの高い相手ばかりと戦っている私は、成長が歪なのだと思う。


「何というかスキルはバランス良く育ってるね」

「キティは身体を使うから、そっち方面が伸びるのよ。私は近づいてきたモンスターを追い払ったりするのに、短剣を使うくらいだから、筋力はそこまで上がらないのよ。ヒナの方は?」

「私はこんな感じ」


 リタ達にステータスを見せると、唖然としていた。


「レベル高くない……?」

「まぁ、死線ばかりくぐり抜けてたから。おかげで、ステータスの伸びは微妙になってるけどね。そういえば、リタって【アイテムボックス】持ってたっけ?」

「うちが商家だから、手に入れやすいのよね」

「そっか。でも、これなら大丈夫だよ。そもそも、アリサはレベル99だし、スレイアはレベル212だから」


 二人のレベルを明かすと、リタとキティは固まっていた。馬鹿みたいに高いから、唖然としてしまうのだと思う。


「取り敢えず、エスキモードッグでステータス上げしつつ色々と準備をしていく感じかな。ゴールデンイーグルではレベルが上がらなかったから、大分溜まってるだろうし」

「そういえば山を超えるって言ってたわね」

「良い経験が出来たと思うよ。さてと、それじゃあ片付けをしてエスキモードッグに行こうか」


 皆朝食を食べ終えたので、家の中を片付けていき、最後に打ち出の小槌で家を消してから、皆でエスキモードッグを目指す。私が打ち出の小槌で消したから、二人とも唖然としていたけど、一緒に冒険するなら、これには慣れてもらわないとね。

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