憂鬱な不正者
神ノ丞乖十vsアレスの最終戦
「...な、なんなんだその姿は...」
「その姿...もう人ではないぞ...」
「人ではない...か....かもしれねぇな...もう、俺は人から離れてるのかもな。」
「行くぞ...アレス。」
「ッ!?ど、どこ行きやがッ...た?」
「目で追えなかったのか...お前はもう...」
「死んだんだ...」
「は...?」
な、何が起こッた?瞬きは一切していないはずだ...なのに何故...。
「俺の能力は不正。それが完全解放された今、自由に能力が使えるんだ。俺の不正の中で、認識阻害や時空超越と言った種類の不正がある。そして俺はお前に対して時空超越を使った迄だ。」
「...神に時間操作は効かないはずだぞ...」
「時間操作ではなく、時空超越。」
「能力の詳細を言おう。」
「時空超越はその名の通り時空を超越する。だがこの能力は、時間操作ではなくあくまでも超越なだけだ。時そのものを超えたんだ。ある種の瞬間移動的なやつだな。」
「んな馬鹿な...なら俺はそれ如きにやられたッてのか...?」
「あぁ、そういう事だ。たかが瞬間移動の類い如きに殺られたんだ。」
う、嘘だろ...なんなんだコイツ...この威圧感...まるで理様...。
「どうした自称神」
「ひッ...」
「ゥグッ」
「っ!?な、なんだ!?」
「ガァァアッ...!!こ、理様ッ...!!!すみませんッ!!!理様ッ...!!俺はッ...任務を全う出来ませんでしたッ...!!!ガッ...」
な、なんだこの姿...膨張している...?
こんなのまるで...ッ!!!
「クソっ!!収まりやがれッ!!!」
「ァガッッ!!!!」
「クッ...!!!」
どうする...神ノ丞乖十!!理との戦いの為に温存しときたいが...やむを得ないか...っ!!!
「夢幻極聖ッ!!!」
「何をしている...ッ!!乖十ッ!!」
「神とはいえ、なるべく殺したくない主義なんでね...俺は!!」
「なッ...」
何故そこまでする...敵なんだぞ...。
「敵だろうが関係ねーよ。」
「俺は」
「ッ...!!」
「みんなの平和で幸せな顔が見てぇだけだからさ」
俺は驚いた。なんと言う眩しい笑顔なんだ...そしてなんと真っ直ぐで暖かい気持ちなのだ...。
「...すまないが乖十。」
「ん?」
「理様の所へ向かってくれ。」
「なっ!!」
「俺は...どう足掻いても消滅するんだ。」
「...止めろ。消滅するだなんて」
「いや、消滅する。理様はその名の如く、能力は理。この世界の理なのだ。」
「能力が...この世界の理...!?」
「あぁ...その理様の大事なもの、世界の結晶を俺は食った。あの物体は、メリットは大きいがデメリットも大きい。」
「あぁ、それは見たらわかる」
「そのデメリットの一つに、使用者は必ず消滅する。というデメリットがある。」
「...なんだそのデメリット...」
「俺はそれを覚悟で使ったんだ。だから消滅するんだ...」
「ダメだ。絶対治してやる。」
「行け!!!」
「ッ!!」
「...乖十。行くんだ。」
「...アレス...」
「最期に貴様に、会えてよかった。神ノ丞乖十。」
「クソッ!!!」
残虐神と恐れられていたアレスの姿。でも俺にはただただ戦いが好きで、強い奴との戦いに飢えていただけの優しい神にしか見えなかった。
「な、なんだと!?アレトが負けた!?んな馬鹿な!!それに世界の結晶を使っただと!?」
「はい。世界の結晶を使ったのにも関わらず負けました。そして、アレトは消滅しました。」
「....んな馬鹿な....相手は」
「生徒会長、神ノ丞乖十です。」
「神ノ丞ッッ!!!!!!やはりアイツが1番厄介なのだ....」
「それと、神ノ丞乖十は恐らく、不正が100%解放となりました。」
「100%だと!?そんなの...生まれてこの方聞いたことないぞ....」
「100%解放するとは....更に注意だな....よし、最後の手段だお前ら、行け。」
「はい。分かりました。プルタス行って参ります。」
「っと...ワシも行ってくるわ〜ぃ。」
「....最終手段だ....我が娘を捕まえてこい。」
「はっ!!!」
「あと、0もこっちに来させろ。」
「はっ!!!」
「....でもまだ想定以内だ....」
「フフフッ....」
「アレス...」
「ん?あれ!会長!!」
「ん?お!!神械!!!」
「アイツ倒したのか!!!」
「うん!!乖十くんも倒せたんだね!」
「あぁ、ちょっと手こずっちまったけどな...」
「一緒に裁兎くんのところに行こう!」
「あぁ!」
「貴様は...この戦いに勝てると思っているのか?」
「....勝てるじゃねぇよ。勝つだ」
「...ほう。無意味な事だな。」
「無意味....?」
「そんな訳ないでしょ...私たちは絶対に勝つ。」
「ふん。そんな希望を絶望に変えてやろう。」
「神格化。展開。時空神クロノス。」
「....なんだあれ」
「あれは神格化。文字通り神レベルにまで到達させる力。」
「....マジか....」
「でも大丈夫だよ。白神君。」
「....っ」
「私達なら勝てる。」
「....アマク。」
「フン。2vs1か。卑怯な事だ。」
「2vs1でも勝てない....って言ったか?」
「あ?」
「そういう事だよな?2vs1が卑怯、そういう意味とも捉えることも出来る。」
「...そういう意味で言った訳では無い。」
「...良いだろう、2vs1でかかって来やがれ。」
「....そうだ、俺達2人なら勝てる。」
「うん!」
現在
機仍神械 vs 地神ガイア
勝利 消滅
↑
合流
↓
神ノ丞乖十 vs 残虐神アレス
勝利 消滅
白神裁兎&天戯乃悪 vs 時空神クロノス
神駛憶と神條院琥珀は移動中。




