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異常から生まれた能力  作者: coll
第二章:夏休み以降の出来事
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俺達のわかれ

俺はな...理。お前のことが本当に好きだった。

なのにお前は俺らの事をなんとも思ってない。

何年過ごしてきたんだ俺ら...あの長い年月は嘘だったのか...

「それからとてつもない年月が経ったんだ。俺と虚空はその年月の間に、今の世界で言う夫婦になったんだ。」


「....そうなのか」


「実はその間、虚空は俺の前から消えてしまったんだ...」


「....」


「そして理はその年月の間、多分地球を見ていたんだと思う。いや地球の生物の進化か...」


「....」


「俺が理と離れている間、理は地球で何をしていたかは知らないが、地球では初めての"人"が生まれていた。」





「よし....良いぞ....こいつの存在はデカい!こいつはいずれ偉大な生物になる!せっかくだから名前を付けよう!名前は...ニンゲンと呼ぼうか....!」


「ニンゲン....この先が楽しみだ!後は知識を付け加えれば....あ?」


「なんか見ないうちに地球が凄いことになっている...」


「なんだお前、結局気になって戻ってきたのか」


「地球が心配だっただけだ。」


「どっか行けよ目障りだ。ここは俺の星なんだから」


「...あぁ、分かった。行ってやるよ。」


「あ、そうだ虚空はどうしたんだ?」


「あいつは能力が体だから、多分消えたさ。いつも時間周期で消えそうになる時あったしな」


「そうか残念だな。」





「そして俺はまた離れたんだ。」


「....そして?」


「だが俺は地球が気になって気になって仕方が無かったから、今度はもうちょっと短い年月で戻ったんだ。」


「...そうしたら?」


「そしたら」





「おいなんだこれ...」


「おぉ、久しぶりだな権利。」


「ニンゲンの数がとんでもないことになってやがる...」


「あぁそうさ。俺は地球上の生物の進化に成功したんだ。"人間"に、な」


「地球にいる総人口約70億人だそうだ。」


「...億?」


「あ、そうか地球見てねぇから位も分からねぇか。まぁいい」


「とりあえず人が多いことは...っておい、お前その小さいやつなんだよ」


「ん?ああ借りたよ、お前の奥さん。いやぁ結構苦労したんだよね....服従させるの。」


「...服従...だと?」


「あぁ、そうさ....従わなきゃ権利を殺すって言ったらな?泣きそうな顔してなんて言ったと思う?」

「分かりました...だってさ!チョロすぎてヤベェ!ギャハハハハハハ!!!!いやぁあの時の顔見せてー!」


「お前ッ!」


「っと....俺を殴ろうとするのはいいが、お前らが心配してた地球を見ろ、なにかに気づかねぇか?なぁ」


「...おい、なんで何人か俺達と同じ能力使ってんだよ...」


「そう!ご名答!!しかも能力持ってるのは持病持ちの奴らだけだ。」


「なっ!?病気持ちに能力を持たせたのか!?」


「あぁ、そうさ可哀想だからな持病の奴らは、だから能力を持たせてあげたのさ」

「あ、そういえばなんで虚空が必要だったか、教えてなかったな。」


「...なんでだ」


「俺と虚空の力で能力を作ったんだよ。」


「...なんだとお前...お前...虚空が能力使ったらどうなるか知ってるよな?宇宙使ってた時は、まだ全く大きかったからいいが、あんだけ能力作ったらお前...」


「ああ、だから俺の手にある小さい欠片しか残ってねぇ。」


「ふざけんなよ...お前ェ!!」


「ここで戦ったら地球は壊れるぞ」


「...ッ!!クソ...」


「クフフッ....まぁでも、こんな欠片では何も作れないからお前にやるよ。俺は地球に行ってくるさ。じゃあな権利君☆」


「...クソ野郎が」




「....クソ野郎だな」


「あぁ、そうだ理はクソ野郎だ。」


「そして俺は理に続いて地球に入ったんだ」




「早めに動かなくては...虚空に面目が立たないしな...」


「よしっ...っと忘れてた...どうしようか...」

「そうだ...俺も能力を作ればいいんだ...」


「アイツに対抗出来る能力を、この小さな虚空に想いを乗せて!俺の能力をフル稼働して使えばいい!!」


「この小さな虚空に...生存権と人格権、物権...そして自由権を中くらいの割合で混ぜて...後は...無権利を混ぜよう...」


「これで...どうだ!?...っしゃ!出来たぞ!」


「しかし...この能力をどうするか...俺には裁判の能力もあるしな...」


「まぁまずは理とはなるべく近くにいようか、大事を起こさないためにも。」


「さっき理が行ったところはこの国だからここに行くか...」


「さて...でも子の2つどうすれば...ってあそこ...」


俺はそこで初めて病院と言うところを見たんだ。

しかも助産院だった。そこでは母親であろう人が慌てていたんだ。


「うちの子は...大丈夫...なんですか...?」


その母親は辛そうだった。顔色は悪く心臓の鼓動もだんだん遅くなっていた。


「おそらく...現段階での生存確率は極限まで低いと思われます。」


「嘘...ッ...」


「ですが、私たちが必ず助けます。ですので奥さん、任せて下さい。」


「...分かり...ました...」


そうしてその母親は名前を告げれずに息を引き取っていった...その時俺は...あまりに可哀想過ぎると思い。


「さっき作った能力をあの子に渡すか...」


[存在権抹消]

『これならバレずにあの子に能力を渡せる...』


そして俺は初めて人の赤ちゃんを見たんだ。


『なんて小さく可愛いんだ...』


『俺が作った能力を君に授けよう...』

『そして君と同い年の子を作ってあげよう』


すると、虚空の想いからかは分からないが生まれたのだ。1つの大きい魂と2つの小さな魂が。そして俺は成長権を使い。大きい魂に加えた。目の前の子と同じくらいの。


そして俺は誓った。


『君達と君達に関わる人達皆を一生見守ろう。』と。


『よし、後は名付けだが...名前なんて付けたこと...あ、そうだ』



──「あなたの名前は別れを別れと呼ばせず、それを永遠の繋がりにする。」



『多分人も全員が良い奴な訳では無いはず。だからその悪者達を成敗できるような、とてつもなく強くとてつもなく優しく、正義感のある子に育って欲しいから、我が子にはこう名付けよう。』


「乖十」

『裁兎』



まさか....あいつの名前にそんな意味が込められていたとは....知らなかった....

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