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異常から生まれた能力  作者: coll
第二章:夏休み以降の出来事
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俺達の罅割れ

俺の父上と母上にそんな事があっただなんて....

色々と情報力が多すぎる....


頑張れ俺....落ち着いて聞くんだ

理が俺達の前から去ってかなり経った頃

虚空は俺にこう言った。


「ねぇ...権利君...探しに行かない?理を」


「...そうだな...探しに行くか」


「でもこんなに広い宇宙の中、どうやってあいつを探すんだ?」


「...うーん」


「...方法が思いつかないから一つずつ探していくか」


「うん!分かった!」



そうして俺達はとんでもなく広い宇宙の中、惑星を一つずつ見て行った。



「....え?大丈夫なの?かなり時間かかったんじゃないの?」


「いやそれが...実は意外と近くにいたんだ。」


「え?」



意外と近くにいた理を見つけた俺達は仲直りしようとした。


「なぁ理、悪かった。お前はただ生物の成長過程が見たかっただけなんだよな?」


「....今更何を言ってんだ権利。」


「...許して貰えないのはわかってるけど...でも...せめて手伝わせて理君。」


「....虚空まで」


「本当にすまないと思っている。」


「....本当に申し訳ないと思っているのなら今から俺の言うこと聞いてくれ。2人共」


「...あぁ、分かった。」


「うん。」


「言ったな、二言は無いぞ」


「移動しながらお前達と離れた後の話をしようか。俺に着いてこい」


「うん...」


「分かった...話してくれ。」


「俺はお前達と離れた後、色々な惑星に生物を作っては放ち、作っては放ちを繰り返していた。」


「だがほとんどの惑星では生物がちゃんと生きて生活しているどころか動きもしなかった。」


「だが俺は考えた。どうしたら生物は惑星内で生きていけるのか、ちゃんと生活できるのかと....」


「そうして思いついたのは空気と言う物質の生成だ。」


「...空気?」


「あぁ....そして俺は、宇宙空間の中にある物質で作れるはずだと考えた。」


「だがどれがその物質かなんて虚空じゃないから分かりもしない。」


「悩んでいた。悩みすぎて俺はイライラし始めた、俺は腹いせに目の前の惑星を殴ってしまった。」


「何やってんだよお前。」


「だが、殴った惑星は揺れ始めたんだ。」


「揺れた?」


「その揺れが激しくなり遠くから見ても揺れていると分かるくらいにまで揺れた後、その惑星の一部が爆発したんだ。」


「初めての光景だった。惑星の中でああいう風になっているのは。」


「そこで俺は思った。もしかしたらこの惑星なら、何れ生物が生きていける星になるのではないかと」


「そうして俺は長い事待ち続けた。」


「着いたな....」


「え?」


「その惑星がこれだ。」


「なっ!?なんだこの惑星...」


「嘘...」


海地面かいじめん弱楕円じゃくだえん球体型きゅうたいがた惑星わくせい、名付けて地球だ。」


「地球...凄い惑星だな...」


「権利君...!この惑星なら!」


「...理。」


「なんだ。」


「色々言ってすまなかった。手伝うよ」


「ッ!....あぁ、ありがとな!」


そうして俺は手伝った。理の動植物作りを。最初は苦労した...とてつもなく失敗した。けれど理と虚空といた時間は楽しかった。


「やっぱり動物や植物が成長して行くのは良いな....」


「お前はこれが作りたかったんだな。」


「あぁ!そうだ!俺はこの惑星を待ち望んでいた。」


「この星好きだなぁ....」


「私も!」


「もちろん俺もだぞ」


「ッ!!!お前ら....!!」




「そうしてその動植物が生活した惑星、地球の監視を俺達はしてた。3人でずっと。」


「....平和じゃん。」


「あぁ平和だった。俺もそのままが良かった。」


「....やっぱり何か変わったんだ」


「...あぁ」




俺達はずっと平和に3人で地球を見ていた。だが

異変が起きたのは地球を見続けてだいぶ経った時だった。


「生物が共存している。いつ見ても....」


「あぁ...ん?おい反対側やばくねぇか?」


「え?あ、なんか動物達も逃げてる...」


「まさか...」




「おい!反対側!隕石落ちてんぞ!」


「嘘でしょ!?」


「自然の摂理だよ。権利。」


「おい!理、一体どういうことだ!」


「どういうこと....とは」


「なんで隕石がいきなり落ちたんだって聞いてんだよ!」


「....面白みが無いんだよ。強い動物が弱いものを食い。弱い動物は植物を食い。これが生物?ワンパターンなんだよ。」


「んだとお前!」


「これだけで動物達が成長するわけねぇだろ。だからわざと試練を与えたんだよ。」


「ふっざけるなよお前!!!」


「ウグッ....痛てぇな....キレるなよ」


「お前やってること分かってるのか!?」


「あぁ、分かっているさ。」


「なのにやったと言うのか!!」


「権利君待って!」


「...虚空...」


「もうやっちゃった事だし、理君を責めても何も変わらないよ...」


「...だからと言ってコイツを許そうと言うの」


「許せる事じゃない!!私も理君の事見損なったけど...もうやっちゃった事だもん...」


「...虚空」


「俺はな権利、生物の進化が見たくて生物と言うものを作り出したんだ。動物や植物がのほほんと食っては寝てを繰り返しているのを見たかった訳じゃねぇ。」


「最初から俺は生物の進化の過程が見たかっただけさ」


「なに、地球上の生物がどれだけ死のうが同じ種類の動物が2匹以上と、一生分生活できるくらいの食べ物さえあれば進化出来ればそれで良いんだよ」


「生き物の命をなんだと思っている!お前!」


「造られた命になんの価値も無いよ」


「お前!!ふざけるのも」


その瞬間。虚空が理に対しビンタをしたんだ。


「ッ....」


「理君...それ以上言ったら消すから。」

「権利君行こう。」


「...あ、あぁ...」


「....痛ってぇな....」


「さようなら、理君。君とはもう一生会わないから」



そうして俺と虚空は理の前から姿を消したんだ。


俺と虚空は理とはもう会わない。

もし会ったらそれは決戦を意味するから。

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