俺達のセカイ
父上....俺さ....嬉しいんだ。
父上が俺に父上や父上の周りの人の話をしてくれるの....
俺は父上の周りの話を全く聞いたことがなかったから....ありがとう、父上。
「よし、まずは爆発で出来た物を動かして、宇宙空間全体に広げないと....」
「って言ってもどうするんだ...?」
「うーん....物体を押し出す....」
「...ねぇ」
「ん?どうした?虚空」
「私の能力で物を引っ張ったり出来ないのかな....」
「え?でも」
「そうだな....虚空の能力なら物を引っ張れる!」
「いや待て待て!!」
「ん?」
「虚空の能力は引っ張るのは確かだが、虚空に近づくと消えるんだぞ?」
「の、能力をちょっとずつ使いながらなら...」
「そうだよ!ちょっとずつ使うのならいける!」
「...そんなんで出来ると」
「やろう!虚空!」
「うん!」
「...はぁ分かった。俺も手伝う」
「ありがとう!権利!」
「別にいいってことさ、俺達の仲だろ?────」
「───そうして俺達はこの宇宙を創り上げて行った。」
「....そしてその爆発とともに、くるみが産まれたのか。」
「みたいだな...確かに、今思えば宇宙を創ってる時は、不思議なことばっかりだった」
「....そうなの?」
「あぁ────」
「───そうそうゆっくり...ゆっくりだぞ...虚空。」
「分かった...」
「いい調子だな....ん?っと?」
「なんだこの流れ...あ、虚空はその調子でやっといて」
「....まぁ別にいいか、この空間が手伝ってくれてるって思えば」
「あぁ...そうだな」
そうやって地道にガスや塵を集めて行ったら...
「おい!なんかおかしいぞ...!」
「いきなり流れが激しくなった!?」
「なんの前兆もなしに!」
「な、なんか凄いことに...」
「おい!離れるぞ!」
「うん!」
「分かった!」
「くっ...ヤバっ!?」
「吸い込まれる....ッ!」
「クッソ!虚空!捕まれ!虚空!」
「け、権利君!」
「掴んだ!そのまま掴んでろ!」
「う、うん!」
「理も!早く!」
「....分かった」
「行けぇぇええええ!!!」
「っと!?」
「...止まっ...た?」
「...何だったの?」
「....いきなり吸い込まれそ....う、に」
「お、おい見ろ!権利!虚空!」
「一体どうした...って!?」
「こ、これって!!」
「うぉっはは!スッゲェ!」
「でっけぇ...」
「これだ!俺が想像していた惑星!!」
「この形で!この大きさ!」
「これが...惑星...」
「名付けて原初の惑星だ!」
「なんか...絶妙な名前だな」
「えっ!?」
「でも...その名前で良いや、俺その名前好きだな...なんかこの惑星に合ってる気がするし」
「....そっか!!ありがとな!!」
「あ、そうだ!権利君!裁判は大丈夫?」
「ちゃんと無事だぞ」
「よ、よかったぁ...」
「ここまでにかなり疲れたよぅ...」
「そうだな...」
「惑星1つ創るのにこんなにしんどいのか....」
「...やっぱり物の流れが...」
「何も爆発はしていないのにな...」
「遮るものが何も無いからかな...?」
「ってことは待ってたら自然に出来るんじゃね!?」
「...なるほど」
「私達はそのまま静かに傍観するって事ね!」
「あぁ!そういうことだ!」
「暇になりそうだが、しんどくなるのはゴメンだから見るしかないか...」
そうして俺達は1つの惑星は創ったのだが、物の流れに任せて自分たちはただ眺めていた。惑星や銀河ができるのを...そうしてだんだんと出来上がって行った。今で言うクェーサーなどが。
「どんどん綺麗になっていくな!宇宙が!」
「あぁそうだな...惑星が崩壊する時も綺麗だったな...」
「惑星が崩壊するってことは何かがあるのかな...ってずっと思ってたの」
「....何か?」
「うん...もしかしたら惑星も私達みたいに生きていたりして」
「...なるほどな...それは考えたこと無かった」
「面白い考えだな!虚空!」
「えへへへ...そ、そうかな...」
「ってことはどこかの惑星に、もしかしたら生物が住めるかもしれないぞ!」
「...生物?」
「前から考えていたんだ!!惑星みたいに大きくはないが、俺達よりも小さい物やちょっと大きいもの、俺達と同じくらいの大きさの生きている物の事を!」
「...ほう」
「俺ならもしかすると生物を創れるかもしれない!」
「この宇宙では作れないから俺達で小さい空間を作ろう」
そうして俺達は、生物を創っては辺り一面の数えられない程の銀河の中の1つの惑星1つずつ入れて、動かなかったら別の惑星でを繰り返していた。
そして、もう何千何万回、いや何兆回やったのだろうか...もう回数も数えてない...今も覚えていない。その時俺は言った。
「もうやめないか?」
「私もそう思う...」
「....なんでだ?2人共」
「俺達が創った生物がこれ以上死ぬのは辛すぎる...」
「....俺達?生物を創ってるのは俺だぞ?」
「...何言ってんだよお前...」
「それに惑星も生きてるんだろ?なら崩壊した時に辛くなれよ、ほら、なぁ!」
「...違うだろそれは...」
「何が違うんだよ!」
「惑星は崩壊しても合体して戻るが、生物は戻らねぇじゃねぇか...」
「生物も戻るぞ....元の何も無いものに」
「は?お前何言って」
「そんなこと言うなんて...」
「もうお前らとはやってられねぇわ....」
「ちょ、おい!」
「理君!」
そうして理は俺らの前から姿を消した。
なぁ、理....お前は一体どうしちまったんだ。




