俺達の始まり
遂に過去の話だ....俺にも関係あるし....
生徒会にも....いや、この世界にいる能力者全員関係ある....だけど皆に話せるわけが無い
だからせめて俺だけでも
「....父上とかの話って事?」
「あぁ...くるみと戦った後に言おうと思ったんだが仕事が忙しくてな...」
「すまないな...後回しにして」
「....いや、別にいいけど」
「まぁとりあえず...お前の能力の裁判だとか、俺の能力だとか...俺の永遠の嫁の話だ。」
「....うん」
「まずは...そうだな事の始まりから話そうか」
「事の始まりは宇宙が出来る前からだな」
「....宇宙が出来る前?」
「あぁ...あれは─────」
「───なぁ、権利よぉ....暇なんだが」
「...ん?あぁそうだなぁ...」
「ここに突然産まれてもうどんだけいるんだよぉ」
「この空間でやること全てやったよぅ....もう権利との戦いも飽きたし」
「ここの空間何にもねぇよぉ....どうすればいいんだ?」
「うーん...」
「虚空も何か考えてくれよぉ....」
「私も!?」
「考えておくれよぉ....」
「うーん...」
「考えたって何にも出ないぞ...理」
「そんなにすぐに諦めんなよぅ....もっと考えようぜ?」
「そんな事言われてもなぁ...」
「うーん...なんか創り出すか?」
「....お!良いねそれ!」
「創るって言っても何を創るの?」
「この何も無い世界に...ん〜...っと!」
「まずはこいつだ...!」
「....ん?なんだこの光」
「なにこれ?」
「俺が今作った能力だ」
「....能力....?」
「あぁ!そして...虚空!理!力を貸してくれないか?」
「...どうする?理」
「楽しそうだから俺はやるぞ?」
「...なら私もやる...!」
「理、力出してくれ」
「了解!」
「そうそうその調子...」
「一旦待って!」
「りょ!」
「次は、虚空...力貸してくれるか?」
「...うん!」
「そうそう...そのままゆっくり...」
「うわぁ!?いきなり強く光った!?」
「うぉぁあっはは!!」
「そして次は俺が...自我を加えれば...」
「完成だ!!裁判!」
「っでこの4人でどうするの?」
「...うーん...」
「考えてなかったの...」
「っ!!良いこと思いついちゃったぁん!」
「...?どんな事だ?」
「そーれーはー!この空間に何かを創るんだよ!」
「...創るって何をだよ」
「そうだなぁ....命名するなら....宇宙!!宇宙なんでどうよ!」
「うちゅ...?」
「宇宙...?一体どういうもんだ?」
「丸い物があって....綺麗な物があって....っ!!銀河!惑星!!」
「...???」
「1人でなに話し進めてんだ」
「今から宇宙を作って、とんでもない数の惑星と銀河を作って、この空間に俺たち以外の生きている物....生き物を創ろう!」
「...なるほど」
「...んぇえっと?つまり...」
「大丈夫だ虚空...俺たちの指示通りに動けば、自ずと分かる」
「...そ、そうなの?」
「さぁ!俺ら4人で宇宙を創ろう!」
「楽しくなりそうだな」
「う、うん...」
「まぁまずは、だ」
「宇宙を創るって言ったってどうやって創るんだよ」
「そこが問題なんだよな」
「私と理君なら多分出来るんじゃないかな...?」
「...?どうやって?」
「私は虚空、いわゆるここの空間の主みたいなもの」
「その空間に理君の能力...?を出せば矛盾が発生して、ここの空間が暴発するんじゃないかな...」
「...なるほど...理と虚空は正反対みたいな物だもんな...」
「....!アリだなぁ!しかも能力!能力だ!」
「...なるほどな!俺は権利って能力!お前は理って能力!」
「じゃあ私は...虚空って能力...?」
「あぁ!そういうことだ!」
「んー!!よし!虚空!力を貸してくれ!」
「う、うん...!」
─我が心に定められし理よその名に相応しき力を今此処に顕現せよ─
「うぉぉ...」
「...ど、どう?」
「....っぎ....俺の力が足りねぇ....」
「分かった!理!俺も力を貸す!」
「あぁ....すまねぇ」
「っ!!歪みが生じて!」
「光が....!!」
「眩しい...」
「はっ!まずッ──────」
その歪みは暴発し、俺たちの全く見えないところまで一瞬で爆発して行った。俺達はと言うと
「...俺が助けてなかったらどうなるかと」
「助かった....ありがとう権利」
「あぁ、良いってことよ」
「これで宇宙完成か?」
「そうだな!だけど...さっきの空間ほど見えない訳では無いがなかなかに暗いな」
「...そうだな...」
「さっきみたいな光...光源?が必要なんじゃないの?」
「その光源をどうするか...だよな」
「あぁ....そうだな」
「ここからはゆっくり創っていこうぜ!」
「...そうだな!」
「ちょっと楽しみかも...」
「俺らも楽しみだ!」
「あぁ!」
実はな...裁兎...この話をするのは
結構覚悟が必要だったんだ...
本当に俺の最愛の息子を
因縁の相手に結び付けていいものなのか
その息子の大切な友達を
勝手に背負わせていいものなのか...と
でも...話さなければ何も始まらないし
自分から話さなければ裁兎は
何もわからずアイツと戦うかもしれない...
なら知った上で戦わせた方が良いだろうと思った。
だからお前にこの話をするんだ...裁兎...




