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異常から生まれた能力  作者: coll
第二章:夏休み以降の出来事
32/65

憂鬱な帰り際

俺は絶対に負けない....

例えそれが親友であったとしても....

行くぞ乖十....


これが俺の現状最強の技だ

「"開示"4福音書」


「ッ!?」

「危ねぇ...」


「流石だな....よく避けた」


「これくらい...余裕ッ...!?」

な、なんだ?いきなり...体が...


「初撃は....な」


「ま、まさか...!!」


「そのまさかだ....この攻撃は種類の違う攻撃が4つ出される。」


「嘘だろ...」


「今体が動かなくなっているのは....2つ目の攻撃の能力だ....」


「なんだと...ッ!?」


「来るぞ....次の攻撃が....」


避けきれねぇ...ッ!!


「受け止めるしかッ!」


「ぐッ...ぎッ!!!」


「時間をかけて受け止めてると....最後の攻撃が来るぞ乖十」


「なッ!」


「嘘だろ...」


「....終わりだな....乖十」


「グッ...ァッ...」


「俺の勝ちだ....」


「そこまで!!!」


「この勝負、裁兎の勝ち!!」


「す、凄い...裁兎君...」


「これはまた...裁兎はん...成長しすぎとちゃうか...?」


「乖十....大丈夫か?」


「...あ、あぁ大丈夫だ...」


「また...俺はお前に負けたのか」


「....そうだな....また俺が勝った」


「クソー!負けたー!まただよ!!これで479回負け続けてる!!!最悪だ!!」


数えてるのかよ....と言うツッコミは心の中だけにしておいて。


「....いつか俺に勝てるから....その時まで待ってやるさ」


「...あぁ!次こそは勝ってやる!」


「....望むところだ」


「それにしても...凄い戦いだったな...」


「ほんとにね!どっちが勝つか分からなかったよ!」


「ボク、まだ心臓のドキドキが止まらないよ!!」


「今までよりも、もっと強うなっとるしな」


「さすが俺の自慢の息子と幼馴染だな!」


「く、苦しい....」


「当たり前だァ!!」


「ハーッハッハッハ!!!」



こうして最後の課題が終わった。長かったようで短かった夏休みも終わったのだ....


「んんっ....はぁ....次の日から学校かぁ....」


「そうだなぁ...早いもんだなぁ...」


「んね!夏休みってこんなに短かったっけ?」


「それほど楽しかったって事だな。」


「楽しい時ほど、時間が過ぎるのは早いって言うもんね...」


「よしっ!皆荷物、車に乗せたか?」


「乗せたよ」


「オッケー!」


「それじゃ皆の家に帰るぞー!」


「「「「おー!!!」」」」


「うるせぇ....」


高校に入ってから毎日が短く感じる....それほどこいつらといると楽しく感じるのだろうか....


「....フフッ」


「...!」


そんなの答えは決まってる。俺はこいつらといると─────




「ふー!着いたー!」


「ただいま!私の街ー!」


「なんか久しぶりに感じるね...!」


「そうじゃなぁ...1ヶ月ちょい離れとっただけやのにねぇ」


「よし!後は皆それぞれ荷物持って、自分の家に帰ってくれよ!」


「「「「はーい!!」」」」




「皆荷物は持ったか?」


「持ったー!」


「うん、全員持ってる!」


「じゃあ、気をつけて帰れよ!」


「はーい!!」



「...帰るか、裁兎。」


「....あぁ、うんそうだね」


「一緒に帰るから乗れよ」


「....分かってる。」



「裁兎」


「ん?」


「この夏休み、お前は楽しかったか?」


「....まぁまぁかな、あいつらうるさかったし」


「そうか...」

と嬉しそうに呟く。


「なんだよ....なんで嬉しそうなんだよ」


「いや...ただ裁兎と仲良くしてくれる友達が増えて嬉しいな...って思ってな」


「....そういえばもう2、3ヶ月かあいつらと一緒にいるのか....」


「そうだな...」


「時が経つのは早いなぁ....」


「...裁兎俺な、お前が生徒会に入るって聞いた時、正直大丈夫かなぁと思っていたんだ」


「....なんで?」


「表情が1つも変わらないから...何を考えるのか分からないと思われて、ハブられるかもしれないと考えていたんだ。」


「....」


「でも誘ったのは乖十だって聞いた時、超安心した」


「....」


「乖十は何に対しても真っ直ぐで、でも真っ直ぐすぎるからたまに...いや、めっちゃ壁にぶつかってるけど...」


「....あいつは昔からそうだよ」


「でもあいつは生徒会の中で誰よりもお前のことを信頼してるし、何かあった時助けたいと心の底から思ってるとんでもなく良い奴だ。」


「....あぁ、知ってる。」


「乖十の心には穢れという物がない程に良い奴だ...」


「....知ってるよ。」


「だからな裁兎。」


「....ん?」


「乖十程にとは言わないが、あいつみたいに誰彼構わず助けを求める者にすぐに手を差し伸べる、そんな良い奴になって欲しいんだ。」


「....」

俺は驚いた。父上がこんなことを話すのは珍しくはない。昔から乖十みたいな心優しい子になってくれ、と言われ続けてる。だが今回は....昔の意味合いとは違う何かも混ざっているような感じがした、


「....当たり前だろ....俺は乖十が好きだし生徒会も好きだ、なんならこの世界もな....だからこの世界で悪事をするやつは絶対に許さねぇし許そうと思わねぇ....」


「...良かった、改めて裁兎がそう言ってくれて。本当に良かった」


「....父上....どうしたんだ?いきなりそんな話をして」


「...」


「....父上?」


「裁兎。」


「....?」


「今から話すことは全て事実だ。」


「えっ....」


そして数秒の静寂の後、父上は


「お前に関係する過去全ての話だ。」


ふぅ...夏休みが終わったー!

いやぁ楽しかったなー本当に短く感じたなー

またこうやって皆でどこか旅行に行きたいな〜


今度行く時私から誘ってみようかな...?

生徒会みんなで旅行行こー!って...


良いかも!!

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