憂鬱な最悪夢
...どうやら我が息子は能力について悩んでいるようだ。
我が息子よ!!その苦難を乗り越えたら
最強となる!!!
そうしたら俺は自慢の息子になる!!
俺は裁兎きゅんがやりたいなら
その道を全力で支えるぞ!!
それが親のやるべき事だからな!!!
俺は本当に強くなるのだろうか....俺は本当に皆を救えるのだろうか....俺は本当に....
─見損なったわ
「....ッ」
「....はぁ....全然寝れねぇ」
この夏休み期間中で1ミリも成長していないのは俺だけ。どうすれば能力はまともに向き合ってくれるのだろうか....
「....」
「海....綺麗だな」
「そうだな」
「....ビックリした....」
「顔は驚いてないけどな」
と笑いながら父上は言う。
「....何の用?父上」
「いや、こんな夜中に何してるのかなって」
「...眠れないのか?」
「....別に良いじゃん」
「...能力について悩んでんだろ?」
流石父上だ....ってかまぁずっと見てたら分かるよなそりゃ....
「....んまぁ」
「...別にこの長期休みで大幅に強くなれって強要してるわけじゃないんだ。」
「....分かってるけど....」
「だから焦らずに落ち着いて能力を強くしていけ。お前はまだ若いんだから」
「....うん」
「じゃあ...ふあぁ...眠いから寝るわ」
「....」
焦らずにって言われても....周りが急成長したら勝手に焦るだろ....
「ほんと....どうすればいいんだ....」
眠れないまま夜が明けた。
「よし!皆!前と一緒の訓練法だ!!頑張ってな!!」
「「「「はーい!!」」」」
「....俺も皆助ける為に....強くなりてぇ....」
ピーンポーン。
「....ん?」
誰だ?父上か?
「....いやでも父上は浜辺にいる....」
ここは貸し切り....ってことは....マジで誰だ?
「あの〜...すいませ〜ん」
....かなり警戒しとかないとな
「ここに白神───」
....父上の仕事関係の人か?
「裁兎くんはいますか?」
「は?え?ちょっと待っ....え?」
俺!?何で俺の名前が出るんだ?
「出ないなら無理にでも出させますよ〜」
クソッ....
「....はい」
「あ!裁兎君!」
「....どなたですか?」
「私ですか?」
「....あなた以外いないでしょ」
「私は...そうですね」
「アロカイトとでも呼んでください。」
「....はぁ」
「とりあえず...死んでください。」
「は?」
「ふん!!」
「うぉっ!?」
「....いきなり何だ?」
「うちのボスが貴方を殺せと命令してきたもので」
「....ボス?」
「えぇ、私が知る中で1番強い...いやこの世で1番強い能力者です。」
「....1番強い....能力者....?」
「えぇ!」
「クッ!」
「危ねぇ....」
こいつ....かなり強ぇ....しかもまだ能力を使っていなくてこれだ....皆は訓練に集中してるから来させる訳には行かん....俺だけで....倒す!!
裁兎くんがかなりヤバい状況っぽい!?
能力がまだ向き合っていない状態で倒せるのかな?
でも裁兎くんならいけると信じてる!!!
頑張れー!!!裁兎くーーーん!!!!




