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異常から生まれた能力  作者: coll
第一章:一学期での出来事
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憂鬱な全権利

珊瑚宮当たりました。ありがとうございます。

さていよいよ、本気の白神パパがくるみと戦う!

どうなるのやらやら

「....ここから本気の戦いが始まるな....」


「あぁ...」


「くるみ...今から本気出すから。楽しんでいってくれよな。」


「あぁ楽しみ───」


と言おうとした瞬間蹴られた。


「さっきのやり返しだバカヤロウが」

「あんま年上舐めんなよ」


「妾より年上やなんて...やっぱあんた、人間ちゃうんやねぇ?まぁ宇宙作っとる時点で人間ちゃうけど...全く痛いことしよるわ」


「とりあえず妾も気ぃ引き締めて行かん...と...」


「どうした?身動きひとつ取れないみたいだな」


「また止めよってからに...ほんま」


「物体固定権。これはそういう権利だ」


「なら力で捩じ...伏せられへん!?」


「知ってるか?能力には上があるって」


「能力の...上やと?」


「あぁ...それはなんだと思う?察しの良いくるみなら分かるだろう?」


「...権利か」


「お見事!正解だ」


「能力の上に権利がある。だが権利は能力が進化したものでは無い。」


「...なるほど...そういう事かいな」


「ん?どういうことだ?」


「....つまり」


「能力の上に権利がある。それは進化などでは辿り着くことが出来ない領域にあるもの。つまり能力とは別のものってこと....か?」


「なるほどな!!」


「だが....それ以外の情報が全くないからわからん....」


「多分だけど。」


「ん?」


「ボクが思うには能力の“完全上位互換”だと思うよ。」


「完全上位互換?」


「うん。権利には能力による上書きが一切効かず、権利には手も足も出ないってことじゃないかな?」


「なんだそれ...」


「ボクも分からないけどね...」


「そして権利と言う物はこの世界で白神権治。つまり裁兎のお父さん以外持ってない、と思うよ。」


「....なるほどな....」


「簡単に言えば...白神のお父さんはバケモノってことだな...」


「つまり...お主は妾より強い。そぉ言いたいんかいな?」


「そういうことだな。」


「ふっふっふっ...おもろいこと言うなぁ」


「...?お前は能力者だろうに」


「いつ妾は能力者って言うたんや?」


「...まさかお前」


「妾に本当の名など無い。くるみはえるちゃんが付けてくれた名じゃ」


「そして前の呼ばれ方はミルキーウェイ。」


「この時点で分かるかのぅ?...まぁお主はわかるやろ...」


「...とんでもねぇの連れてきたな裁兎達...」


「こいつがこの能力を持ってるんじゃねぇ」


「こいつ自体が能力だったんだ」




「はぁ!?」


「....そんなのありかよ」


「嘘!?」


「能力自体が生きて動いてるとこ見たことない...」



「...チートそのもの...だな」


「宇宙が動く限り妾は死なへんよ...?」


「これがあんたの作った宇宙の強さや...」


「...っ」


「どぉや?思い知ったか?宇宙の強さを」


「間違いねぇ...こいつは能力最強。」


「ん?待て」


「....なんだ乖十」


「能力じゃないのに能力なのおかしくねぇか?」


「....だから、能力だけどその能力のスケールの大きさが能力の枠のレベルじゃないってことだろ?」


「...ん?」


「....はぁ、つまりな?俺は裁判。お前は不正。ただこれは俺たちの体の中や、目の前でしか作れない物だ。」


「あぁ」


「で、宇宙の現象は全て現実で起きている。だから全てが作っている能力ではなく自然にできている能力ってことだ。」


「だから極論をいえば天然で出来ているか、体の中で作られているかの違いだ」


「それも合ってるけど説明するとこ違うよ!裁兎くん!」


「あっ....そっか」


「良い?くるみちゃんはね、ボクら人間と違って能力自体が生きているんだ。そして、くるみちゃんは能力そのものなんだ。」


「ボクらは、細胞だとか細菌だとかで出来ているけど、くるみちゃんは能力で体が構成されている。つまり人間では無いんだ。」


「だから能力だけどモノシニリティ(能力者)じゃないんだ」


「...なるほどな。」


「ふふっ、乖十はんは意外と頭硬いんかのぅ」


「あぁ!俺は頭硬い!石頭だ!!!」


「....いや、そういうことではないと思うが」


「ふっふっ...やっぱおもろいわぁ」


「こんな戦い早ぅ終わらせてみんなと戯れたいわぁ」


「あぁいいぜで、俺は勝つ!!!!」


「残念やけど、お主には負けてもらうわ」


「なんだと!?」


「今から本気だすから堪忍な?」


「....おい、遂に来たぞ....くるみの本気が!!」


「衝」


「...!!」


「...ん?」


「あれ?何も起きない?」


「不発か?どうした?舐めてんのか?」


「まぁ良いから、かかって来ぃ?」


「なら遠慮なく!!!」


「うぉぉおおお!!!」


「ぉぉぉおおおお...!!!」


「おっ...ん?」


「ん?なんだこれ!?」


「なんでだ!?くるみに近づけない!?」


「衝ってまさか...」


「....天文現象」


「衝ってなんだ?」


「衝ってのは、位置天文学や占星術の言葉なんだけどね、観測点から天体系を見た時に、その天体と真反対に位置する状態。つまり1番接近する状態のことなんだ。」


「1番接近するのになんで近づけないんだ?」


「その観測点が理事長とくるみちゃんのちょうどど真ん中のところなんだよ...多分」


「ッ!!」


「おいおい...やべぇなこれ」


「一生近づけないってか?」


「ふふっ、そうやねぇ...対抗せんと近づけんねぇ」


「創造権〝使捨〟絶対権。」


「...ほぅ」


「衝の効果封鎖。」


「....なんだそんなの....ありかよ」


「なんとまぁ」


「これで近づけるなぁ!!」


「近づけさせへんわ。今、準備中やからのぅ」


「拒否だァ!」


「暗黒ノ渦」


「グォッ!?」


「またかっ!」


「暗黒物質」


「うぐっ!?」


「クソッ!自由権!」


「ヨシッ!」


「最後だくるみ」


「創造権〝使捨〟命令権」


「嘘だろ...」


「そんなもんも作れるんかいな...」


〈こっちに来い〉


「ッ!!」


「ヤバいわ、引き寄せられるっ!」


〈これは命令だぞ〉


「くっ...ぁッ!」


「ヤバい!!」


「終わりだァ!裁判権--断罪--死ノ───」


「ふふっ、終わりなんはそっちやで」


「ッ!?」


「こっちもやっと準備できたわ」


「この温度にこの建物たてもん壊れんとええんやけど」


「まさか...」


「絶対熱」


「嘘だろォ!?」



ヤバいよね。本気を出さなかったくるみちゃんが本気を出した。本気の白神パパvs本気のくるみちゃん、ってことで次回に続く。

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