翌朝
ピピピピ‥
スマホのアラームが鳴ったので止めた。
身体が重たい‥疲れてるのか。
ゆっくり目を擦って隣を見ると、横にいる花とぱっちり目があった。そういうと、花が笑顔で声をかけてきた。
『おはようヒラマサ』
『‥おはよう』
昨晩、ようやく‥。
なんだろう‥いつもより花の顔も三割増しで綺麗に見える。
頭がまだぼーっとする。心地よい昨日の夜のことが夢のように感じられる。
『花。』
『‥何?』
『大好きだよ』
『私も‥』
するとヒラマサは花にキスをした。
花の耳元を触りながら髪の毛に触れる。
昨日の夜の温もりをまだ肌が覚えてるような感覚になった。夢じゃない。
『‥ヒラマサ。今、花って言ったね。』
『嫌?』
『ううん、嫌じゃない。嬉しい。』
『んじゃこれから花って言う。』
『うん。んじゃ‥将生って呼ぼうかな?』
『‥いいよ。』
するとヒラマサは、花の腕を引っ張って自分の胸の中に抱き寄せた。
『旅行行こ』
『うん』
『どこでも花が好きなとこに行くよ』
『本当?』
『うん。どこでもついていく。』
『ありがとう‥』
『あと』
『あと?』
『一緒に住みたい。仕事が落ち着いたら、一緒に住むマンション探そう。一年以内。』
『‥!!うん!そうしよ!』
『あと』
『うん。あと?』
『西岡にはもう近づかないで』
『‥うん。ごめんなさい。本当に。』
『花が取られるんじゃないかって、不安になる。本当に耐えられない。』
『ごめん。でも、私が好きなのは将生だけだよ。本当に好きなのは将生だけ。』
『‥』
『信じて欲しい。ごめん。図々しくて‥』
『信じるよ。』
『‥ありがとう!』
『んじゃ、キスしてよ』
『‥!!』
『花からキスして』
『‥うん』
花はヒラマサの顔にそっと顔を近づけて、唇に軽くキスをした。
『今回はこれで許すよ』
『‥ありがとう』
『次はないからね?』
『はい‥』
そして、4月になり社会人としての生活がスタートした。




