夏祭り
石垣島旅行が終わり、大学ものんびり頑張っていた。
そんな時に真緒から花火大会の誘いがあった。
和紗と由奈も誘って4人で行くことになった。
その後、隼人からも誘われたけど、友達と行くと言って断った。
そして、当日4人で浴衣姿で待ち合わせし、花火大会を見ることになった。
由奈ちゃんは、白い浴衣に水色の朝顔が描かれた可愛らしいデザイン.
和紗は、紺色にツバキがあしらわれた大人っぽいデザイン.
真緒は、ピンクベースの生地にホワイトレースがあしらわれた洋風の浴衣だった。
可愛らしい雰囲気の真緒によく似合っている。
花は、アイボリー色の生地にオレンジ色のボタンがあしらわれた浴衣だ。
みんな色とりどり雰囲気が違って可愛い。
『花!!やっほー!てか、めーちゃかわいい!』
『真緒もレース柄の浴衣もめちゃくちゃかわいいよ!すごい似合ってる!』
『ありがとう!』
『あんた、ほんとに花大好きね』
『まあね。和紗と由奈ちゃんもよく似合ってる!私が仕立てただけあるわ』
『ありがとう.めっちゃ可愛いな.こんなお洒落で可愛いお友達がおるなんて羨ましいわ。』
『由奈ちゃんって良い子ね!初めて会ったけど!!』
『まあ、たまには4人で過ごすのも良いよね。花火大会なんて中学生ぶりだわ。』
4人で楽しくりんご飴やいちご飴を食べながら花火大会の見れる場所へ移動する。
そして、その後ろ姿を見つめる2人の影。
西岡と北川くんだ.
『あーもう‥俺が一緒に行こうと思ったのに。なんで花は断ってきたんだよ。俺も一緒に行けば良かったのにさ。』
『たっくもー、なんで俺まで花ちゃんのストーカーに付き合わないといけないのさ。てか、普通に一緒にまわろーっていえば良いじゃん。付き合ってんだろ?』
『女の子4人で回るんだって言ってんだよ』
『へー‥で、俺は隼人と2人で花火大会に来させられて4人の女の子のおしり追いかける羽目になってるんだ.』
『悪いって。今日は俺が奢るから。』
『当たり前でしょ.焼きそばとイカ焼きね.あと、あそこにある牛串焼きも良いな』
『はいはい。』
そのまま、屋台で物を買いながら、花たちを追いかける北川と西岡。
『てかさ、なに。うさちゃんと喧嘩でもしてんの?』
『してないよ。』
『そうなの?なんか最近隼人って余裕ないよね。大好きなうさちゃんと付き合えて幸せいっぱいって感じだったのに、ずっとイライラしてない?』
『‥別に.』
『何かあったの?もしかして‥ヒラマサとか?』
『‥』
『図星?でもうさちゃんはもう隼人のこと大好きなふうに見えるけど、違うの?』
『どうだろうな。本当のところは本人にしか分からないよ。』
『ネガティヴだな‥』
『ずっとヒラマサと連絡とってんだよ』
『へー。高校の時からなんやかんや仲良しだしね.あのふたり。』
『花もヒラマサのこと好きだっただろ。』
『あーそうだね.けど、高校の時の話だろ?』
『‥どうだかね。』
『ま、ヒラマサは、今も好きそうだけどね。』
『やっぱりそう思う!?』
『まあ‥分かりやすいからあいつ。』
『‥花がとられそうで。嫌だ.』
『そんな心配してんの?もしかして、石垣島でうさちゃんのことお姫様抱っこしてたことと根に持ってる感じ?』
『‥持つだろ!そりゃあ!俺の彼女だぞ!』
『まあ、でもさ、こういう時に余裕のある男を演じる方がカッコよくない?実際ヒラマサが助けてくれなかったら溺れて死んでたかもしれないよ?』
『縁起でもないこと言うな』
『はいはい。かき氷.俺はイチゴでいいよ』
『‥分かったよ』
『にしても浴衣美女4人.俺も混ざりたいね〜。両手に華だわ.というか全身に華だ!』
『うるさい』
そのまま、じっと花を見つめる隼人。
その横顔をイカ焼きを食べながら怠そうな顔で見ている北川くん。
なんなかんや仲良さそうに2人で歩いていた。
『ねえねえ。君たちだけ?俺らも一緒に回らない?、』
『みんな可愛いねー!最高じゃん!』
金髪や茶髪などの色とりどりな髪色をした少し派手目のグループの男の子たちが花たちの声をかけてきた。5人〜6人ぐらいいる。
『ごめんねー私たち今日は女の子としか遊びたくない日なの.』
『そんな冷たいこと言わないでよ〜』
『俺ら寂しいって。』
『んじゃ他を当たってくれる?』
『えー!』
冷たくあしらう真緒と和紗。
美人な2人は、ナンパの対応も慣れている。
『ねえねえ、この髪飾りってどうなってんの?似合ってるねー!』
由奈の背後からもう1人の男の子が現れて、髪に触れてきた.
怯える由奈を庇う花。
『ヒッ!』
『ちょっと!やめてください!』
『ちょっと触っただけじゃーん!』
『あんた達、ほんといい加減にしないと警察呼ぶわよ!』
『冷たいなーもっとおしゃべりしよって言ってるだけじゃん!』
花に手を触れようと1人の男が手を伸ばしてきたその瞬間だった.
隼人が花と男の間に割り込んで、男の腕を掴んだ。
『触んなよ.』
『あ?なんだお前‥痛いって離せよ』
『隼人!どうしてここにいるの?』
『‥だから言っただろ。一緒に行くって.』
『ご、ごめん。』
『はいはーい!可愛い女の子たちはみんな僕の彼女なんだよ.君たち全員下がってくれない?マジで警察呼ぶよ?』
『北川!』
『あんたらいつの間にいたのよ!』
『僕は、付き添いだから♪』
『チッ‥めんどくさ.行こうぜ.』
『お前らみたいなブス相手にするわけねーだろ!クソが!』
『やってらんねー。』
『はぁ?私だって、あんなみたいなブサイク男お断りよ!!』
『はいはい。真緒ちゃんやめましょうね。』
『てか、本当になんで北川と西岡がいるのよ』
『おおきに。北川くんと西岡くん.ほんまに助かったわ‥ドキドキした。』
怒る真緒を抑えながら、苦笑いしている北川くんに和紗が声をかけている.
花は、胸を撫で下ろしてる由奈の肩をなでて心配そうに見つめている。
『大丈夫?‥由奈ちゃん。』
『うん。ありがとう。ちょっと髪触られただけやし、平気やで.』
『女の子の髪を勝手に触るなんて碌なやつじゃないね.お祭りに行くとあーゆうやつがいるから気をつけた方がいいよ.君たち.』
『それはそうかも‥』
『まあ、結果オーライね.助かったわ.』
ヘラヘラと笑う北川に対して、ずっと真顔で少し怒った様子の隼人はずっと黙っている.
『隼人、助けてくれてありがとう。』
『‥夜の祭りに女子だけで行くなんて危ないだろ。』
『ご、ごめん。』
『帰らないなら一緒に回るけどいい?』
『えっと‥いいかな.みんな.』
『いいんじゃない?実際また同じようなやつに絡まれたらだるいし、北川と西岡いた方が男避けになっていいかも.』
『うん.私もそう思う。』
『私も全然ええよー!』
そう言う経緯でみんなで一緒に回ることになった。
花火大会を見て、みんなで楽しくおしゃべりしてたくさん写真を撮る。
西岡や北川くんが女子4人の写真をたくさん撮ってくれたので思い出も残せた。
『んじゃまた会おうねー!花も隼人と仲良くね!』
『うん.ありがとう!』
北川くんがみんなと同じ方向に帰るので、花は隼人と2人で帰ることになった。
『ねえ、隼人。怒ってる?』
『怒ってないよ。心配してただけ。』
『そ‥そっか。』
『‥可愛いよ浴衣姿。似合ってる』
『ありがとう。』
『この後、家に帰るの?』
『うん。そうだけど‥』
『俺の家こない?』
『‥うーん。何する気?。』
『何すると思う?』
『隼人のバカ.』
『なんでだよ。』
『別にー』
そのままスタスタと歩く花に、西岡が花の手をぎゅっと握りしめた。
『何もしないから、うちこない?』
『‥何もしないの?』
『キスぐらいするかも』
『‥いいよ。』
すると隼人は、道端で花を抱き寄せてキスをした。
『んっ‥外だよ.ここ。』
『知ってる.』
『‥恥ずかしいよ.』
『‥花こと大好き.』
『うん.私も好き.』
『本当に?』
『ほんとだよ.嘘つかないって。』
『‥浴衣姿.エロいな.』、
『そ、そんなこと言わないで。ちゃんと綺麗に着付けてもらったのに』
『ちょっとはだけてきてる。』
『隼人が引っ張るから‥』
『ごめん。』
そのまま隼人の家まで手を繋いで帰り、コンビニに寄って必要なものを買ってから隼人の家へ行った。シャワーを浴びて、隼人の服を借りて隼人と一緒にベッドで眠る。
隼人の腕の中は暖かくて大好きだ。
とても安心する。
『花.』
『ん?』
『‥行かないで』
『‥へ?』
隼人が変なことを言うので、顔を見上げると隼人は眠っていた。ねごと‥?
変なの.
『どこにも行かないよ』
そういうと、隼人にキスをして眠った.




