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勉強

毎日勉強する日々が始まった。

バイトを辞めてその他の時間を全て勉強に費やすしたせいか、模試の結果は少しずつ伸びていった。塾に行ってないので、先生達に指導してもらいながら放課後残って勉強している。


先生達は、薬学部に行くことを伝えると最初は驚いていたけれど、応援する!と言ってくれた。理系科目を重点的に勉強するように言われ、共通テストの勉強と共にひたすら勉強している。


そして、その場には和紗と西岡もいた。

和紗と西岡も塾に行かずに先生達に勉強を教えてもらっていたみたいで、放課後残って勉強していた。

二人とも元々私より勉強できるタイプなので模試の結果も私より良かった。


必然的に3人で放課後残って勉強することが多くなり、自然と3人で過ごすことが多くなった。


『いやー!でも嬉しいな!薬学部目指す人が3人もいるなんて!しかも志望大学も一緒なんて嬉しい!頑張ろうな!みんなで合格!』

『ライバルだからね、誰が落ちても恨みっこなしだよ。』

『怖いこと言うなよ木村。』

『落ちる可能性は私が一番高いからな‥あは』

『そんなこと言わない。大丈夫。花は、受かる。花は、ね!』

『なんで俺は落ちるみたいな言い方なんだよ。』

『あー。この問題わかんない‥』

『ここね、公式がややこいしいもんね』

『無視か』


和紗と二人で話しながら解いていると‥


『わかった?』

『うーん‥』

『木村って教え方下手くそだよな。』

『なんですって?』

『見せてみなよ。えっと‥ここは、ここを‥』

『‥なるほど、分かったかも、西岡ありがと!』

『おう!分かんないとこあったら聞けー!割と勉強はできるほうなんだから!』

『自分で言うか?』

『西岡がこんなに教えるの上手なんて知らなかったよ。』

『同じクラスにヒラマサがいたからな、みんなヒラマサにいっちゃうけど、俺も結構周りから頼られてたんだぞ?』

『やるな〜』

『みんなで合格しような!』

『うん、がんばる!』

『そうだね。みんなで合格!』


教室に残って3人で勉強していると、廊下からその様子をヒラマサが見つめていた。


『将生!お待たせ!予備校いこっか!』


寺倉がヒラマサに声をかける。


『え、あぁ‥』

『何見てたの?あ、佑々木さん達だ。最近あの3人仲良しだよね。』

『そうだな』

『志望校が同じみたいで、塾に行かずに先生達の指導だけで合格目指してるみたいだよ。すごいよね、根気がいるだろうな〜。隼人と木村さんは元々勉強できるしいけるだろうけど、佑々木さんってそんなに勉強得意なイメージないな。大丈夫かな?』

『そんなことない。最近模試の結果も良いみたいだし、大丈夫だろ。』

『へー‥そうなんだ。偉いね、3人とも!僕たちも負けてられないね!』

『おう』


西岡と楽しげに話す花を見つめるヒラマサ。


ここ最近は、西岡に勉強を教えてもらっており、ヒラマサに連絡する頻度はかなり落ちていた。

というかここ数ヶ月、プリンのお礼のLINEが来てから一度も連絡は来ていなかった。

花不足なのか、ヒラマサは少し複雑そうな表情で花達を見つめていた。


『‥‥西岡との距離近いな。』


ぼそっと呟いた。


『ヒラサマ?大丈夫?』

『別に.行こう。』

『えー‥ほんとに大丈夫?』

『全く‥勉強に集中してくださいねー?』

『分かってるよ』


そのまま二人は学校を後にした。

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