↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
16/83

修学旅行『1日目』

『広島きたーー!!!』

『牡蠣!牡蠣!牡蠣!』

『お好み焼きーお好み焼き!』

『カープー!カープー!』


それぞれ3人はるんるんと体を踊らせている。

正直、空気の悪い教室でここまで明るい3人がいると本当にありがたかった。

3人がいないと私は確実に修学旅行を仮病を使って休んでいただろう。


『はい。んじゃ名簿順に並べ〜』


名簿順‥!?

赤石真緒、赤澤千佳、飯島健、佑々木花、岡田武史‥


あ、男子も混ぜての名簿順ね‥ちょっと気まずいけど、まあいっか‥。

3つ前に真緒が立っているが視線は合わない。

こんなとこで変に声をかけるわけにもいかないし‥。


そのまま平和記念公園へ行く。

原爆ドームを見て、平和記念公園で線香を上げた。平和祈念資料館での見学。

真緒のことを忘れるぐらい壮絶な場所だったので気になることは何もなかった。


昼ごはんは、学校が予約してたレストランで食べることに。そのまま名簿順の席のまま長いテーブルに座らされて各自食事をとった。

内容はカレーライスとサラダ。


『広島まできてカレーかよ』

『海軍カレーだぞ。心して食え。』

『はーい。』


呉市の海軍カレーのカレーらしい。

美味しかった。

名簿なので近くにずっと千佳がいて心強かった。

真緒は、特に私のことも気にするそぶりもなく、視線も合わなかった。

まるで私のことなんて見えていないみたいだった。


その後、広島城に行き。

城内を見学したのち、15時まで確実自由行動になった。1時間ほどある。

1組と2組と3組のグループと4組と5組のグループの2グループで動いているらしい。

なので、2組のヒラマサのクラスもずっと一緒に行動することになる。


真緒は、ヒラマサを誘って回ったりしないのかな?

チラッと真緒を見るもそんな様子もなく亜美たちと楽しそうに話していた。


『ねえねえ!あそこのお団子屋さん行こ!』

『あ、うん。』


千佳に腕を掴まれてそのまま綾羽たちと合流して団子屋さんへ行った。

城下町ならではの雰囲気で古風でお洒落なお店がたくさんあった。

写真もたくさん撮った。こんなに楽しい修学旅行になるとは思わなかった。

自由時間はあっという間に過ぎて、ホテルに戻る時間になった。


バスで着いた宿泊施設は、ホテルというより大きな旅館で1人1着ずつ浴衣の配布もあった。

全て和室で自分で布団を敷くらしい。


『めちゃ楽しそうだね!』

『雰囲気いいね!』

『見てみて!窓から海が見える!』

『えーほんとだ!綺麗!』


窓の外を見ると確かに遠くの方に海が見えた。


『ちょっと距離あるけどね』

『でもいいな〜♪夜はお刺身とカキフライだよ』

『やば!最高じゃん!』

『だよね!』

『楽しみすぎる!』

『先にお風呂がいいけど、他のお客さんと被らないように後風呂なんだってさ』

『修学旅行だし仕方ないね』


急いで制服から私服に着替えて、食事会場へと向かった。


お刺身、カキフライ、穴子飯、美酒鍋と様々なご当地ご飯がこれでもかと並べられていた。


『おいしすぎる』

『幸せだね〜』

『広島最高じゃん〜』

『ほんとだね。来てよかったー!』


みんなと一緒に食事をとってると幸せな気持ちになる。

真緒の方をチラッと見ると、亜美たちと楽しそうに食事をしている。私がいなくても真緒は十分幸せそうだな‥。前泣いてたから気になってたけど、元気そうでよかった。


『花.』

『ん?和紗ちゃんどうしたの?』

『別に、真緒が聞きなるのかな?と思って』

『あ‥まあ、一応』

『一人になると、また亜美達が声をかけてくるかもしれないから気をつけなよ。』

『ありがとう。』


私ってそんなに分かりやすいかな‥。

ただやっぱりこのまま真緒と会えなくなるのは辛い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。