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友達とのおでかけ

期末試験は無事終わった。

数学は80点。そしてちゃんと、ヒラマサとの勝負にはしっかり負けた。


『おまちどうさま。いちごミルクです。』

『やっぱりこの店のが一番だなー』


無料のいちごミルクを飲んで至福の表情。

腹立つ。このメガネかち割りたい。


『乙女ゲーでもメガネ男子は腹黒キャラだもんね‥』

『なんか言ったか?』

『いーえ!』


来週から夏休みだ。模試や夏期講習がある人がほとんどだろう。

私は塾に通っていないので、学校の模試や夏期講習以外は特に予定がない。

真緒と花火大会とプールに行く予定しかない。

友達もあまりいないもんな‥とほほ。

けど、花火大会にヒラマサがいたら真緒喜ぶだろうな‥。

さりげなく誘ってみようかな‥。


『ねえねえ、ヒラマサってお祭りとか行くの?』

『人混み嫌いだから行かないな』

『ですよねー』

『てか、そんなことより勉強しろよ。2年の夏は勉強だろ。』

『そうですよねー。でも息抜きも大事じゃん?メリハリが大切なのよ。』

『んーそれは一理あるか』

『ヒラマサは趣味とかないの?』

『読書とか‥映画みたりする』

『映画!映画ね!良いじゃん!』

『なんだよ急に。行かないからな。家で1人で見るのが好きなんだよ。』

『あ、そうですか。』


こんな地味な男は真緒には似合わない‥!!


あ、そうだ。この前のオムライス屋さんに真緒を誘っていこう!

この前断ったやつの埋め合わせしないと!!


《美味しいオムライス屋さんを見つけたの!一緒に行かない?この前の埋め合わせさせて!》


《最高!行く行く!ついでにお祭りの時に身につけるお揃いのアクセも見にいこう♪》


《良いよ!楽しみにしてるね!》


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


真緒とおでかけ当日


『真緒!こっちだよー!』

『やっほー!花!久しぶりだ!』

『ほんとだね。学校ある時は毎日会うもんね!新鮮だー!』

『もうね、毎日塾だよ‥勉強しすぎて死んじゃうくらい‥夏期講習きつすぎ。』

『うわぁ、そうなんだ。私は塾行ってないからな‥もうすぐ学校の夏期講習あるからそれに備えてたよ。』

『はっ!そうだったー!!悲しい!!』

『今日はいっぱい羽伸ばそう!』

『うん!』


午前中は駅前のショッピングモールで服やアクセサリーを見に来た。


真緒の好きなブランドは少し高めでフリルやリボンがついてるものを好んでいる。

他にも高級ブランドの化粧品やデパコスなどを好んで使っている。

私は、ドラッグストアに売ってるような簡単なものしか使用しない。ただ誕生日に真緒からもらったブランドのリップは使いやすい色味で気に入ってるし、真緒と遊ぶ時は必ずそれを使用している。


『見てみて!このリボン可愛い!』

『本当だ、可愛いねレースが刺繍されてる』


真緒が見つけたのは、レースリボンの髪ゴムだ。

真緒に似合いそう。


『ピンクと水色があるね〜可愛い!お揃いにしない?』

『お揃い良いね!可愛いし、私もつけたいかも。これなら私でも使いやすい。』


値段も1500円と私でも買える価格帯のものだ。

普段使いするアクセサリーとしては、高価な部類に入るが真緒とお揃いにできるのであれば嬉しい。


他にもプリクラを撮ったりして楽しく過ごせた。

そして、お昼ご飯の時間になり、前来たオムライス屋さんに案内した。


『いらっしゃい♪また来てくれたんだね!ありがとう!』

『いえ!美味しかったので!』


『花、常連さんなの?』

『あ、まあ、一回きただけだよ〜、あ!ほらみてみて!ここの明太子クリーム!絶対真緒が好きだと思ったんだ!』

『あっ、ほんとだ!美味しそう〜!これで決まりだ!』


ヒラマサと二人で来たことは言えない‥。

やましいことがあるわけではないし、成り行きで行くとになっただけだけど、真緒にとっては気分のいいものじゃないだろう。下手に言わない方が良いかも。


『あ、そうだ!ここはね、学生向けに自習スペースを開放してくれてるの。いつでも勉強できるよ!』

『えー‥今は勉強とか良いかな』

『あ、そうだよね!今日は羽伸ばす為に来たのに、ごめんね!』

『ううん!また一緒にこよかっか♪』

『うん!』


お店を出て少し歩いた。


『確か、このへんに花のバイト先あったよね』

『うん。そこの角曲がったとこのパン屋さんだよ!』

『パン屋さんでアルバイトなんて素敵だな。

私もケーキ屋さんとかお花屋さんでバイトしたい♪』

『真緒のところ厳しいもんね、』

『バイトしたお金で好きに買い物とかして見たいけど、お父さんが学生の仕事は勉強だー!お前はバイトすると勉強が疎かになるからダメだ!とか言ってんの。昭和かよ。』

『まあ、事実だけどね。実際私も勉強おろそかだったから赤点取ってたし‥』

『でも今は取ってないじゃん!むしろ良い点数じゃん!』

『自主勉強頑張ってるからかな、あはは』

『‥はぁ、花と同じ場所で働けたら楽しいんだろうな』

『確かに、真緒と一緒だったら楽しいね。』

『ほんと?そう思ってる?』

『なんでよ!思ってるよ!』

『ふふふ、んじゃいつか一緒にバイトしようね!大学に入ったら流石に自由にさせてくれると思ってるのから!今だけの辛抱!』

『そうだね!そしたら真緒が来るまでパン屋さんで待ってるよ!』

『うん!』


パン屋さんの自習スペースにヒラマサがよく来ることは言わないことにした。

あくまで自習スペースだし、真緒が来るときっとヒラマサにしつこく話しかけて大騒ぎになるかもしれない‥。すると他のお客さんに迷惑をかけるかもしれない。


どうにか真緒とヒラマサにいい思い出を作って欲しいし、接点を作りたいが色々思いつかない。

とりあえず、次は、真緒と二人でお祭りに行く予定だ。楽しみ。

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