エピソード12「人生の分岐点2」
冒険者として任務を終えたエルドの元にひとつの手紙が届き
そこには絶望の文面が書いてあった
その中身は一体
(親愛なる息子エルドへ
最近冒険者になったと聞き手紙を送った
単刀直入に言おうお前の母さんであるエキナ転移事件に巻き込まれ行方不明となった俺も全力で探しているが見つからないこの手紙を見たのなら俺は気にせず母さんを見つけてくれ 頼んだぞ
ルドラより)
なんだろうこの感覚は 今俺は腹が立っているのか?
何も出来ていない現実を見せられているようだ
エキナが行方不明?どこに行ったのかも分からないのか?
シニアやアーニーはどうなったのだ?
もしかしたら そう思ってしまった
「エルド!邪丸さんが起きたわよ!」
「…」
「エルド?」
「わかった今行くよ」
あの日から3日たった邪丸はその間ずっと寝ていた
「邪丸さん、体は大丈夫でしょうか?」
「あぁ俺は大丈夫だ」
邪丸が目覚めた その時俺は一瞬安心した
「お前は大丈夫なのか?」
「え?」
「何か不安そうな顔をしているぞ?」
「えぇちょっとこんなことが」
そう言って俺は手紙の内容を伝えた
「そうか…母が行方不明になっているのか…」
「はい…」
そうだ俺はまだ問題があるんだ
アリスと共に故郷に帰るのが先かその前に母さんを探すのが先にすればいいのか
「エルド、」
「はい…なんでしょうか」
「俺は少し約束を破るかもしれん」
「え?」
邪丸は顔を下にして言った
「俺ではないやつが届けるのはダメか?」
「いえ…でもなんででしょうか?」
「それは…俺がお前の母を見つけておきたいと思ったからだ」
「なるほど…」
「お前はアリスを届けることに専念すればいい」
「わかりました」
そうして俺は邪丸の部屋から離れた
部屋から出るとニーナが荷物をまとめていた
「あら?エルド話は終わったかしら?」
「えぇ…でもなんですか?その荷物」
「実は私も用があってね」
「そうですか…」
そう言った時ニーナは俺の頭を撫でた
「あなたはいい男なんだからあの子を守れるわ」
「はい…」
「それに何かあればその剣が救ってくれるわ」
「剣?」
ブラックのことか?でもあいつはあれ以来出てこなくなったぞ?
「今は出なくても後々出て助けてくれるわ」
「そうですか…」
「じゃあ…ありがとねエルドあなたは多分いいひとよ」
「こちらこそありがとうございました」
「礼には及ばないわよ…じゃあ元気でねエルド」
「はいありがとうございましたニーナさん」
そしてニーナはこの街を去りパーティをぬけた
そして次の朝
邪丸が1人の女性を連れてきた
「こいつが俺の出せる強いやつだ」
「初めまして私はコルティーナ・セリヌーグです」
「初めましてエルド・R・ゼフィールです」
「はいよろしくお願いします私のNEWマスター」
「マスター?」
「こいつはリーダーのことをマスターとしてる」
つまりマスター=上ってことなのか?
「こいつが俺の代わりだ冒険者はもう出来ないだろうが他に金貨を稼ぐ方法はあるだろう」
「はい」
「じゃあまた会う時までお互いに頑張ろう!」
「はいありがとうございました!」
こうして新しくコルティーナが入り邪丸が抜けた
冒険者はできないがこないだの金貨がまだ残っているこれで故郷に帰って見せる
エキナは故郷に帰りそれから探索をしよう邪丸はその間にも見つけてくれるだろうそう信じて
俺は次の1歩を踏み始めた!
次回エピソード13 「女神の使い再び」




