エピソード11 「冒険者任務」
俺たちは冒険者になった
冒険者の仕事は階級によって決まるようなのだが
「本日はこちらの任務へ向かってもらいます」
「おいそこの受付嬢これはおかしくないか?」
邪丸が口を開いた
紙を見るとそこに書いてあったのは
(赤魔石竜討伐任務)
と書かれていた
間違いなくS級の任務だろう
「間違いがなければあなた様とあちらの女性の方は魔境階強の上級の方ですよね」
「あぁそうだがこれはS級の任務だが俺たちはまだC級のはずだ」
「魔境階強の方が2人いるパーティーですのでもうS級もしくはA級になっていると思われます」
俺は冒険者になった時に貰った石版を見た
そこに階級の欄を見るとS級と書かれていた
「そこの方が言っているのは本当のことらしいですよ邪丸さん」
「本当なのか、」
邪丸は難しそうな顔をした
「出発は明日でもいいですか?」
そう俺は受付嬢の人に言った
「頭髪を受けてもらえるのですか?」
疑問そうに聞いてきた
「えぇこの任務は僕たちが受けます」
そう言って今日の宿に向かった
竜は夜に活動するらしい 洞窟のそばにい続けていて畑仕事の迷惑になっているから討伐届けを出したの
だろう
宿の中で俺とアリスは同じ部屋になった
「ねぇエルド」
「どうしたのですか?アリス」
「お父様とお母様が心配なのよ」
アリスのお父さんとお母さんか俺はあったことがなかったような気がするどんな人なのだろう
そういえばルドラやエキナはどうなったのだろう
アーニーも心配だな
そう思い横にいるアリスを見ると泣く寸前の顔になっていた
「ねぇ?エルド?みんな生きているのかな…お父様もお母様も死んでないよね...」
そう言って泣き出してしまった
「アリス、大丈夫みんな無事でしょう、」
「ほんとに?」
「アリスが諦めてどうするんですか僕にだって家族はいるんですよ」
「そう...よね、弱音を言ってごめんねもう寝るわおやすみエルド」
「えぇおやすみなさいアリス」
そう言って俺は眠りについた
「よぉ初めてだなこうやって話せるのは」
え?誰?この黒いの?
「誰ですか?」
「敬語は要らねぇぜこの俺にはよ」
「そうなのか」
「あぁその方が話しやすいだろう?」
「確かにそうだな」
「まぁそれはいいとして俺の名前だったけか?」
「あぁそうだなあんたはなんて名前なんだ?」
「俺は外では魔吸剣って呼ばれているが本当の名前は魔剣上級 邪神剣まぁブラックって呼んでくれ」
「え?お前剣なの?」
「あぁ俺は相棒と生き別れた剣だ」
「ところで何で会話出来てるんだ?これ」
「あぁそうだった俺はお前にあげたいものがあったんだった」
「ん?」
そう言ってブラックは俺の目に手を付けて
「これをお前にさずけよう!名ずけて狩人眼!」
「なんなんだこれは?」
「これは数秒の未来と相手の能力がわかる目だ」
「でもこれを常に使うと魔力の消費が激しくなるいつもは使わない方がいい」
「じゃあどうゆう時に使えばいいんだ?」
「まぁ戦う時には使った方がいいだろう」
「そうかならありがたく使わせてもらおう」
「まぁ今後は俺を使って戦ってくれよ?」
「そうだな杖しか使ってないからな」
「剣の実力に自信が無いなら俺が憑依して戦ってやるぜ」
「まぁほんとにピンチの時に頼るよ」
「まぁいつでも呼べよ?俺たちは今日から友達だな!」
「あぁそうだなブラック!これからよろしく頼むぜ」
「あぁそういえばお前はなんて名前なんだ?」
「俺はエルドだ」
「そうかエルドじゃあよろしくだぜ!」
そうブラックが言った瞬間俺は目が覚めた
「あらエルドおはよう」
「おはようアリス」
「おい、お前たち起きているか?」
邪丸が部屋にやってきた
「邪丸〜子供はよく寝させておきな...あら起きてたのね」
「おはようございますニーナさん邪丸さん」
「えぇおはようエルドくん」
「あぁ、おはよう、エルド」
「まぁ今日の活動は夜からだからなそれまで自由にするといい」
「そうですねちょっと街に行きたいと思います」
「なら私はそこら辺を歩いてくるわ」
俺は森に入り狩人眼を使いこなすために練習を続けた同時に魔術も一緒に
狩人眼を使ってみたが魔力の消費量はかなりあった
本当に戦闘時以外使わない方がいいだろう
そして俺は第九解式魔術を無詠唱で打てるレベルにまで到達した
「やったアルス師匠に追いつけた!」
俺は興奮した!やっと師匠に追いつけたのだ
会ってない間に第十まで無詠唱の可能性もあるが
でも追いつけた事に変わりはなかった
こうしてあたりは暗くなり始めていた
昨日貰ったメモの通りに進み俺は洞窟に向かった
目的地には現地集合にしたのだ
「おぉエルドやっと着いたか」
「遅いわよ!エルド!」
「どんな女の子を口説いていたのかな?」
「なんですって?女の子をくどいていたの!?」
「そんなことありません!ニーナさん冗談はよしてください」
「あら、恋路を邪魔したかしらね」
「お前ら少しは緊張感を...」
そう邪丸が言った瞬間俺の目には大きな影が見えた
本能的に狩人眼を起動したのだろう
「邪丸さん!そこを離れてください!」
「あぁそうしないとやばそうだな!」
邪丸の後ろから大きな竜が出てきた
「グォー!」
「第九解式魔術電撃網!」
「グ!」
「よくとめた!エルド!あとは俺がやる!」
その時見えたのは髪が白くなり目が青い炎を放っている邪丸の姿が見えた
「本能解放!憑依蛇神!」
「グゥ?」
「蛇神剣術 邪炎強羅!」
その瞬間竜の動きが止まり首が落ちた
これが魔境階強の上級の実力なのか
「終わったようだな」
「えぇ、帰りましょう」
バタンッ!
邪丸は倒れたまさか力を使いすぎたのだろうか
「全く邪丸はいつもこうなるんだから
第五解式治癒魔術 治癒毛包」
「さて運びましょうか」
「そうですね」
こうして俺たちは竜の討伐任務を成功させ冒険者ギルドの受付へと向かった
「こちらが報酬の金貨50枚となります」
この金貨だけで日本では300万を超える
もうこれだけでもお金持ちになった
「あとエルド様にはこちらの手紙が届いています」
「ん?手紙?」
誰からの手紙だろうか
「差出人はルドラと言う方からです」
ルドラから?無事だったのだろうか?
とりあえず宿に戻って見てみよう
「ありがとうございました」
そして宿に戻り俺は手紙を読んだ
「は?」
俺は絶句した
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