↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
22/27

22話 魔術大祭⑧ サバイバル

『現在時刻、12時となりました!これより、第三回戦が幕を開けます!』


 実況の声が響き渡る。さっきまで闘技場のようだったフィールドは、大きく緑が広がっていた。


『早速ですが、出場メンバーを発表したいと思います。まずはAクラス!』


1人目、獅子王廻(ししおう めぐる)もとい、アーサー。

2人目、ランスロット

3人目、トリスタン

4人目、ガウェイン

5人目、ギャラハッド

6人目、モードレッド


Bクラス

1人目、風切刃(かざきり じん)

2人目、水守天守(みずもり てんし)

3人目、金剛流石(こんごう るい)

4人目、疾風疾風(はやかぜ しっぷう)

5人目、アスナ•アイス

6人目、円堂咲夜(えんどう さくや)


Cクラス

1人目、スピネル•メテオライト

2人目、アルマン•スピード

3人目、サヴィ•サモラール

4人目、影狗夜霧(かげいぬ よぎり)

5人目、影縫美代(かげぬい みよ)

6人目、炎炎龍谷(えんえん りゅうや)


Dクラス

1人目、不知火火影(しらぬい ほかげ)

2人目、稲神舞(いなかみ まい)

3人目、光祐(こうすけ)

4人目、天沢氷織(あまさわ ひおり)

5人目、上水流青海(かみずる あおみ)

6人目、上水流青子(かみずる あおこ)


『三回戦のルール説明です。フィールドは広大な森!各クラス6人で戦い、全滅したら脱落です』


「私たちDクラスの作戦はシンプルです。できるだけ早く合流し、最低でも2人1組で行動する」

「んで、敵と出くわして勝てないと思ったら即逃げて仲間を探す。できれば2体1の状況がベスト」

「でも勝てる戦いならなるべく敵を削る」

「そうです。では、行きますよ」


『全員が定位置につきました。準備はOK?それでは、魔術大祭第三回戦、スタート!』


           *  *  *


 第三回戦は、全員がバラバラにランダムな場所からスタートする。

 僕のスタート地点は森の中だった。


「まずは誰かと合流だよな」


 どっちに進めばいいんだろ。

 僕は太陽を見る。

 よし。北に行ってみよう。

 そして、北に向けて歩き出した。


 30分後


「結構歩いたけど、どこにも誰もいないな。戦闘音とかもしないし」


 この三回戦は年によって違うけど、最長一日間続いたこともあるらしい。

 フィールドがめっちゃ広いんだよな。


「うわっ」


 滑って転んだ。何もないはずなんだが•••••。


「地面が凍ってる?」


 それは道を作るように一直線に凍っていた。

 もう少し歩くと、すぐそこにフィールドの端を示す透明な壁があった。


「これ、この壁に沿ってるのか」


 まあ、今はそんなに気にすることじゃないか。

 次はそうだな•••••高所か。


「あっちにある高めの山に行ってみよう」


           *  *  *


 私、火影には勝利とは別の目的があった。

 それは一回戦で負けた相手、影狗夜霧との一対一だ。


「あの人だけは、一対一で勝たなきゃ」


 まあ、あくまで個人的な目標なので、チームの作戦が第一だが。


「最初に向かうのはやはり高所ですが•••••」


 最初に目に入ったのはちょっと距離があるが、高めの山。


「あそこなら、見晴らしもいい。だけど、目立つ分人が集まるだろう」


 警戒しながらも、火影はそこへ向かうことを決めた。


           *  *  *


 青海は余裕の笑みで森の中を歩いていた。


「もうバレてるんだから、早く出てきたら?」


 何もない場所に向かって声をかける。

 その目線の先、他の木よりも太い一本の木の影から、人が出てきた。


「あんたは、えーっと」

「Cクラスの炎炎龍谷だ」


 開始30分が経過し、Dクラスで最初に敵と遭遇したのは青海だった。


「あー、わざわざ出てきてもらっといてあれなんだけど、あんたと戦ってる暇はないっていうか、妹と合流しないとなんだよね」

「お前の事情なんて知るかよ。すまんがこれは戦いなんで、合流される前にやらせてもらう!」


 龍谷は手に持つ杖を青海に向けた。


「火属性魔術、“緋弾(ひだん)」


 杖の先端に緋色の炎が集中していく。

 そして、その炎は大きい弾として青海へと放たれた。


           *  *  *


「おねーちゃーん、どこー」


 青子もまた、青海を探して歩いていた。


「お姉ちゃんは•••••うん、あっちにいるな!」


 理由なんてない。私たち姉妹は強い絆で結ばれているのだ。場所ぐらいすぐわかる。


「よう、あんたはたしか、Dクラスの上水流青子だな」

「?」


 目の前には1人の男が立っていた。


「えっと、ああ、確かBクラスの」

「円堂咲夜だ。悪いがここで退場してもらう」

「ふぅん、やだね」


 互いに杖を構える。

 青子の杖には水が、咲夜の杖には炎が集中していく。

 ここでも、早速戦いが始まった。


           *  *  *


「はぁ、はぁ」


 森の中。


「終わり」


 そこには倒れた1人とそれを狙うように立つ1人の影だった。

 その1人の杖の先に魔法陣が形成されていく。

 魔法陣から放たれた性魔術“真光弾《まこうだん》”が、氷織の顔面に直撃した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。