表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
22/23

21

あの…これはなんなのですかね?この状況の説明を求めます。




一週間前…


「小百合様、もう直ぐバレンタインですわね。龍崎様にお渡しになるのでしょう?」


「龍崎様にあげたかったけど迷惑よね、小百合様がいるもの。小百合様頑張ってください。」


「小百合様、応援してますわ!」


ナンデ?私が龍崎にチョコを…罰ゲームですか?絶対ない!!


「…あの、皆さん勘違いしているようだけど。本当に私と龍崎様は何もないのよ?あげるつもりもないわ。あげたいならあげなさい、諦めることなんてなくってよ。」


伝わったか?私が龍崎なんて好きじゃないこと!


えぇっと…なぜみんな頬を染めているのですか?謎なんですが…


「小百合様は本当にお優しいのね。」


「私達に気遣ってくれるなんて。」


「小百合様…私達のことそんなに思ってくれるなんて…嬉しくて…うっうっ」


えッ!ちょっと泣いてる子までいるのですが…ど、どういうこと?


「な、泣かないで…私、本当に龍崎様にあげるつもりないのよ?今年はお友達とチョコ交換しようかと思っていたのだけれど、私とチョコ交換してくれるかしら?」


よくわからんが、女の子泣かした感あって罪悪感。あぁあぁあぁーなんでもっと泣くの?


「私とチョコ交換嫌だったかしら…?」


「う、嬉しいです!よろしくお願いします。」


涙を手で拭いてあげる。どうしてこの子リンゴみたいに顔真っ赤なの?


衝撃な事実…私この子の名前知らないや…(たぶん、隣のクラスの子?よくうちのクラスにいるけど…)





バレンタイン当時…


龍崎と藤堂のクラスの前を通るとすごいチョコの山がみえた。机4つ並べた上に山積み…どうやって持って帰んの!?


…あ、れ?私のクラスの前にすごい行列。うちのクラスにそんなモテる奴いたのか…ふーん。


と思ったのだが…ドアを開けると列は私の席につながっていた。


『なにこれ…逃げたい』と思ったら、ワカメちゃんと詩織さんに捕まり着席。


で、今の状況に至る。説明を求めます!


「小百合様、お受け取りくださいませ。」


「握手してくださいますか?」


「写真お取りしてもよろしいですか?」


「サインください!」


なんか、アイドルのサイン会みたいになってるのだが…ひとつ言いたい。


『私は女だ!』


サインと写真はダメらしい…撮影禁止だとワカメちゃんと詩織さんが言っていた。何なのコレ…


で、結局龍崎と同じ(それ以上?)のチョコが机の上に…なんか疲れた。



「あ、あの…さ、小百合様。私のチョコも受け取ってください!」


最後の子か…あぁ、この前泣いてた…てか、交換に持ってきたのこの前周りにいた人数分なんだよね。


「ええ、ありがとう。これ私からの、この前交換ていっていたでしょ?」


ない人はホワイトデーか…とりあえず持ってんの渡さないと。少しでも荷物減らしたいし。


「あ、あああありがとうございますっ!」


「どういたしまして。えぇっと…(名前…)」


「愛子、篠原愛子です!」


また、そんな真っ赤な顔して…大丈夫?




この後、クラスの取り巻きちゃんとチョコ交換した。


なんかすごく疲れた…もう、バレンタイン嫌い!




放課後…紙袋を先生がくれた。『異常なほどチョコもらい持って帰る入れ物が無い』櫻凛あるあるらしい。よってダンボールや紙袋を用意してあるらしい。


「いやー、たくさんもらう奴は学年に何人かいるが、女子でこれは初めてだ。」


担任はガハハハと豪快に笑っていた。笑い事じゃ無いよ…で紙袋6袋抱えて歩いているのだ。重いよ…



「おい、犬。俺に無いのか?」


は?バカなの…


「お世話になっから義理チョコをあげるものでしょう?私は貴方にお世話になってませんもの。むしろお世話して差し上げてるでしょ。」


チッ


だから、何で舌打ち?


その後どっちが多く貰ったか比べようと言われたが丁重にお断りした。本当に龍崎は子供だ…後、もう少しで解放。


ガンバレ…ワタシ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ