第34話:冷徹な真実と引き金の重み
Chapter Soundtrack:
Metallica - "Sad But True"
(BGM: メタリカの重厚な名曲に乗せてお送りする第34話! 突きつけられる「残酷な真実」。ルート管理者マラコールの冷徹な観察によって、パーティー全員の欺瞞が暴かれていく。そして、誰よりも「選択」を信じていた騎士ランロットの心が砕け散る時、引き金に指がかけられる——。衝撃と緊張の最新話!)
タラの問いに続いた沈黙を破ったのは、彼女自身ではなかった。それを破ったのはマラコールだった。彼は椅子から立ち上がることもなく、声を荒げることもなく、他人の過ちを修正するのにあまりにも長い時間を費やしてきた者の口調で、身も蓋もなく言葉を紡ぎ出した。
「お前たちが気に入らないであろう真実を教えてやろう」と彼は言った。「残酷さから言うわけではない。三百四十年もの間誰とも話しておらず、オブラートに包む方法を忘れてしまったから言うのだ」
彼はカップを椅子の肘掛けの上に置いた。中の液体は波立ちもしなかった。
「お前だ」彼はタラを見つめた。「羊皮紙の中に何が書かれているかも尋ねずに、ナブコからの契約を受け入れたな。今お前が私に向けた問いは、価格を前に置かずにその口から出た最初の言葉だ。噛み締めるといい。それは例外であって、習慣ではない」
タラは答えなかった。奥歯を噛み締めはしたが、何も言い返さなかった。
「お前は」アイレフを指す。「世界全体を銀貨で推し量る。自分が本当は誰のために働いているのかを問いかけるより、その方が楽だからだ。気を悪くするな。今となっては、私以上に自分自身がそれをよく分かっているはずだ」
盗賊は肩をすくめた。ずいぶん前に自分で下していた診断を、今さら改めて聞き直したかのような顔で。
「お前は」ウンバを見る。「他人が書いた本の中に、存在するかどうかも分からないものの兆候を探し求める。自分が何を信じるかを自ら決めるより、その方が容易いからだ」
そこで彼は言葉を切った。この一連の演説の中で、初めての本当の絶句だった。
「……その件については、これ以上言うまい。理由は分かっているはずだ」
ウンバは脇に抱えた書物に視線を落としたが、それを手放すことはなかった。
マラコールは最後に、ランロットより前にキムへと視線を向けた。その疲れた顔がほんの僅かだけ和らいだ——より深く傷つけるのに十分な程度には。
「そしてお前は、誰かに少しでも愛される代償として、生涯誰かの役に立ち続けてきた。以前は舞台であり、お前の名を叫ぶ一万五千人の観客だった。今は胸に抱えた籠であり、公式の烙印を押して『子守役』と呼んでくる妖精だ。衣装が変わっただけだな。やっている仕事は同じだ」
キムは何も言わなかった。言うことができなかった。
「お前たちは良い奴らだ」マラコールは続けた。その声に蔑みはなく、ただ同じ光景を異なる顔で何度も見すぎてきた者の疲れだけがあった。「それぞれの領分で優れてすらいるのかもしれない。だが、お前たちの誰も自ら道を選んではいない。お前たちのロバすら選んではいない——ただその週に手綱を握っている者の後ろを歩いているだけだ。契約、予言、借金、あるいは単なる習慣。決して自分自身の選択ではない。手綱を握る者の飼い犬に過ぎん。私はただ、お前たちの目の前でそれを突きつけた最後の人間に過ぎない」
続いた沈黙は、先ほどとは異なる重みを持っていた。誰も反論しなかった。何よりも恐ろしいのは、反論できる言葉を誰も見つけられなかったことだった。
誰一人として。……ランロットを除いては。
騎士はその演説の間じゅう、完全に身を固くしていた。兜に挿した染め羽は垂れ下がり、凹んだ甲冑は室内の均一な白い光を反射していた。彼がようやく口を開いた時、その声にはいつもの大袈裟な響きなど欠片もなかった。それは、震えていた。
「……そんなのは、嘘だ」
「事実だ」マラコールは冷酷さもなく、むしろ憐れみに近いトーンで言った。「お前の誓いそのものが、自分が署名したものすらろくに信じていない子爵に捧げられたものだ。お前のクロスボウは上等ですらない。お前の名前すら、完全にお前のものというわけではない」
「嘘だと言っている!!」
ランロットの声は叫びですらなく、悲鳴に近い恐怖の音となって裏返った。
「私は仕えることを選んだ! この道のりの一歩一歩を、私は選んできたんだ! それがカウントされないというのなら、私がしてきたことの何一つとして私自身のものではなかったというのなら……!」
言葉が喉に詰まった。籠手の中で、両手が激しく震えていた。
「……撤回しろ」
マラコールは動かなかった。
「事実であるものを撤回することはできない」
その時だった。ランロットが肩からクロスボウを外したのは。いつもの鈍くささなど一切ない動きだった——旅の全行程を通じて初めて、彼の両手が何をすべきかを完璧に理解していた。
弦を張る。構える。
まっすぐに、マラコールの胸元を狙って。
【 警告:敵タグのない対象を検知しました 】
【 システムは結果を計算できません 】
【 自己責任で進行してください 】
室内の誰も動かなかった。柄に手をかけかけたまま固まるタラも。空中でカップを忘れたまま停止するトリクシーも。そして、クロスボウの先端をいつも通りの疲れた表情で見つめるマラコール自身すらも。まるでそれすらも、三百四十年の中で彼に起きる「最初のあり得ない出来事」ではないかのように。
「……撤回しろ」
ランロットは繰り返した。すでに引き金に指をかけ、声を途切れそうな糸のように細くしながら。
「お願いだ……撤回してくれ……!」
そして、章はそこで終わった。震える一人の騎士と、椅子から立ち上がろうともしない疲れ果てた神、そして物語の歴史上で初めて、誰に何を言えばいいのか分からなくなったシステム警告を残して。
第34話をお読みいただきありがとうございます!
ルート管理者マラコールによって暴かれるパーティーの「動機」の真実。
そして、自分の生き方を否定された騎士ランロットが、ついにシステムすら想定していない行動へと打って出ます!
「自己責任で進行してください」という前代未聞のシステム警告。
引き金に指をかけたランロットの運命は、そしてマラコールの答える「最後の質問」とは……!?
本日のBGMは、Metallica の名曲 "Sad But True" でした!
ズッシリと響くヘヴィなリフが、逃れられない残酷な真実の重みと重なり合います。
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【新章 Soundtrack List】
・第三十三話: Nino Rota - "The Godfather Theme"
・第三十四話: Metallica - "Sad But True"
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緊迫感が最高潮に達する次回をお見逃しなく!
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Thank you for reading Chapter 34!
Malakor's words break Lancelot, pushing him to aim his crossbow at the Administrator, triggering a system warning that has never been seen before.
Today's soundtrack features "Sad But True" by Metallica!
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