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第24話:沈黙の歩幅とブルースの選択

Chapter Soundtrack:

Robert Johnson / Eric Clapton - "Walking Blues"

(BGM: ブルースの古典名曲に乗せてお送りする第24話。ウンバの過去、死んだ友人カエルへの想い、そしてキムに対する心の変化。言葉少なに歩みを進める一行と、一歩縮まった二人の距離を描く、心に染みるキャラクター・デベロップメントの回をお楽しみください)


その日の午前中、誰もその話題に触れなかった。

タラが先頭でペースを作った。アイレフは時折、籠の縄の結び目を確認していた。ランロットは珍しく、沈黙が自分のお喋りで埋めるべき空間ではないことを理解していた。ロサリンドはガラクタを背負わず、ただの羽毛と答えのない問いだけを載せて、新たな誇りとともに歩を進めていた。

ウンバは列の一番後ろを歩いていた。

最初は意図的なものではなかった。ただ単に一歩、また一歩と遅れていき、彼女とグループの残りのメンバーとの間に、誰の顔も見なくて済む正確な距離が生まれただけだった。Kimはそれに気づいていた。当然だ。彼は何週間もの間、このグループで最も脆弱で目立つ存在であり続けていた。誰かが自分を遠ざけたいと思っている瞬間を察知する術を、身をもって学んでいたのだ。

昼過ぎ、彼らはニワトリに水を飲ませ、ロサリンドの脚を休ませるために細い小川の脇で足を止めた。十一羽の鳥たちは、その種族特有の愚かな情熱で水へと飛び込んでいった。十二羽目のニワトリだけは籠の中でじっと静かに、水を飲むこともなく流れを見つめていた。

ウンバは少し離れた場所に座り、膝の上に閉じた本を置き、本の表紙の端を指の関節が白くなるほど強く握りしめていた。Kimは二切れの硬いパンを持って近づき、何も言わずに差し出した。彼女はパンを見た。それからKimの手を見た。そしてその視線をさらに先、あの籠へと向けた。

「……いらないわ」

彼女はついに言った。その声は普段よりもずっと低く、声の張り方を忘れてしまったかのようだった。

「必要だよ。三時間も何も食べてないだろ。その本は腹を満たしてくれない」

ウンバはパンを受け取らなかった。だが完全に拒絶するわけでもなく、まだそれが存在する価値があるのか決めていない物体であるかのように、草の上にそっと脇へ置いた。

「最初の日、あんたの匂いを嗅いだ時……」彼女はKimを見ようともせず、突然口を開いた。「あんたのことを贈り物だと思ったの。本物の転生者。珍しい何か。あの忌々しい『兆候とオーラ』の章を何年も読み続けてきたことを正当化してくれる何かだって。……カエルなら私のことを笑うでしょうね。あいつはよく言っていたわ。私は綺麗な石を集めるみたいに珍しいものを集めているけれど、その石が川に残りたいと思っているかどうかは考えもしないんだって」

Kimは二メートルほど離れた場所に腰を下ろした。それ以上近くには寄らなかった。それもまた、彼が学んだことだった。

「僕は石じゃない」Kimは言った。「それに、彼の代わりでもない」

「分かってるわ」ウンバは本を胸に強く抱きしめた。「だからこそ、余計に辛いのよ。あんたはここにいて、喋って、愚痴をこぼして、ニワトリを抱えて、ひどい歌を失敗して……それなのにあいつは」彼女は籠の方へ曖昧な身振りをしてみせた。「そこにいる。あるいは、そこにいない。ただの領域重ね合わせエラーで、私が破損した四つの文字に狂わされているだけかもしれない」

それに続いた沈黙は、心地よいものではなかった。かといって敵意に満ちたものでもなかった。それは、世界が同じ過ちを二度繰り返し、そのどちらに対しても謝罪しないという事実を悟った者の沈黙だった。

「これからは」ウンバは続け、今度は真直ぐにKimを見つめた。その瞳には、最初の日 provide していたあの輝くような好奇心は欠片も残っていなかった。「あんたを標本として扱うのはやめるわ。システムがたまには正しいことをする証拠としても扱わない。システムによって間違った体に放り込まれてしまったかもしれない、一人の人間として扱う。そしてそれは……」彼女は固唾を呑んだ。「カエルが間違った粉を飲んでしまって以来、誰に対しても払ってこなかった注意を、あんたに払うことを私に義務付けるのよ」

Kimは何と答えていいか分からなかった。言葉が喉と、穀物の汚れがついたピンクのスカートの間に引っかかっていた。

「世話を焼いてくれなんて頼んでないよ」

最後にそう言えたのは、それが唯一、わずかに本音に思えたからだった。

「あんたのためじゃないわ」ウンバは答え、この会話の中で初めて柔らかい声を漏らした。「私のためよ。不注意のせいでまた誰かを失ったら……今度は間違ったラベルのせいにして逃げることなんてできないもの」

彼女は立ち上がり、脇に置いていたパンを拾うと、食べずに服の中へと仕舞い込んだ。それからニワトリの籠に近づき、その片方の固定された目と視線が合う高さまで屈み込むと、その鳥だけに聞こえるような小声で何かをささやいた。

彼女が再び身を起こした時、その表情は変わっていた。もう珍しいものを分類する魔法使いではなかった。陰気なカルマを持つ吟遊詩人と、死んだ友人の可能性があるニワトリが、同じ不可視のカテゴリ——『システムによって掛け違いにされ、今度は自分が決して見捨てないと決めたものたち』——に属しているのだと、静かに決意した者の顔だった。

歩みを再開した時、彼女は列の中でKimの隣に並んだ。それ以上は喋らなかった。だが、午前中にあった二人の間の距離は、たった一歩分へと縮まっていた。そしてその一歩は、どういうわけか、それまでのあらゆる沈黙よりも重みを持っていたのだった。

Kimの肩の上で、トリクシーは何のコメントもしなかった。ただ、いつもの素早さとは違うゆっくりとした仕草で次元ノートを仕舞い込んだ。彼女もまた、記録簿のいくつかの項目は単純な再起動(リセット)では修正できないのだと理解したかのように。

第24話をお読みいただきありがとうございます!


言葉数の少ない昼下がり。

小川のほとりで明かされたウンバの過去と、亡き友人カエル(Kael)への想い。

Kimを単なる「転生者の標本」ではなく一人の人間として見つめ直すウンバの静かな決意と、二人の間に生まれた確かな絆を描いた心温まるエピソードでした。


今回のチャプターBGMは、Robert Johnson / Eric Clapton の "Walking Blues" でした。哀愁を帯びたブルースの音色が、彼らの静かな歩みと心の機微に寄り添います。


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【新章 Soundtrack List】

・第二十二話: Gaby, Fofo y Miliki - "La Gallina Turuleca"

・第二十三話: Tanaka Kohei - "Bygone Days"

・第二十四話: Robert Johnson / Eric Clapton - "Walking Blues"

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一歩分縮まった距離、そして言葉のいらない沈黙。

十二羽のニワトリを連れたKimたちの旅は、いよいよ王都の門へと近づいていきます……!


面白かったら、ぜひ【ブックマーク登録】と【評価(★★★★★)】で応援をお願いします! 次回もお楽しみに!


Thank you for reading Chapter 24!

A quiet, emotional character chapter at the creek. Umba opens up about her past with Kael and decides to see Kim not as a specimen, but as a real person she won't let down.


Today's soundtrack features "Walking Blues" by Robert Johnson / Eric Clapton!


If you enjoyed the chapter, please consider **Bookmarking** and giving it a **5-Star Rating (★★★★★)**! See you in Chapter 25!


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