主な登場人物(第五章)
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あらすじ(沈黙の裁定)
渡辺探偵事務所で働く神崎直人は、過去の一件で作った〝借り〟を返すため、警視庁捜査一課長・荒木からの非公式な依頼を承諾する。その内容は、大企業グループの御曹司・三条孝則に付き添い、横浜からシンガポールへ向かうクルーズ客船に同乗することだった。表向きは世話役。だがその裏で、警察と家族、それぞれの思惑が静かに動いていた。同じく乗船した警察官・今井巡査長に支えられながら、直人は船上で、及川財団の幹部・二階堂要と知り合う。さらに招待制のポーカートーナメントへと誘われ、杉山満という正体不明の男をはじめ、それぞれに事情を抱えた参加者たちと対峙することになる。そして、いつの間にか荒木の依頼は、より大きな陰謀へと姿を変えていく。
神崎直人 …… 主人公。死者の記憶にアクセスする能力を持つ
今井遥 …… 捜査一課の刑事。巡査長
杉山満 …… 一般客室に滞在中の男性。ポーカートーナメント参加を狙う
三条孝則 …… 三条グループの御曹司
二階堂要 …… 及川財団国際戦略企画幹部。三条グループ元金融アナリスト
陳亦航 …… 上海の海運業オーナー。ポーカートーナメント参加者
堀川のご老人 …… ポーカートーナメント参加者
根本 …… ポーカートーナメント女性参加者
レイ …… 十階のVIP客室に滞在中の女性
渡辺叡治 …… 渡辺探偵事務所のオーナー。直人の上司だが、父親的存在でもある
竹内薫 …… 渡辺の娘。直人とは幼馴染
橘宗一郎 …… 直人の伯父。信誠銀行副頭取。渡辺とは旧知の仲
橘十和子 …… 宗一郎の妻
平岡茂 …… 渡辺の部下。尾行が得意。独自のネットワークを持つ
足立幸恵 …… 渡辺の部下。事務所では秘書兼経理をこなす
荒木警視 …… 警視庁刑事部捜査第一課長
牧口雄介 …… 荒木の部下。警部補
真田信之 …… 警視庁公安部公安外事課
ベアトリス・ロチェスター …… 女王蜂の異名を持つ
ラースロー・セリーニ …… ウレグの異名を持つ。ハンガリー生まれ
カラバシュ …… ウレグの側近。トルコ人
ミロ …… ウレグの護衛。セルビア人
アラム・カラペティアン …… ホーエンベルク財団理事長の代理人。アルメニア系ユダヤ人
神崎隆一 …… 亡霊の異名を持つ
コルヴス …… 隆一の側近であり護衛。イラク戦争に従軍した米退役軍人
巻末メモ
主人公の特殊能力の設定に関しては、彼の眼に光の三原色を与え、レンズのようにピントを合わせることで、見えないはずの死者の魂の残影が見えるという仕組みになっています。つまり魂は常に「そこに在る」のですが、「そこ」とはどこなのか。私はそれを「空間」と呼ばせていただきました。肉眼では見えない空間でも、明らかに今この瞬間存在する場所です。




