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仮面のない空へ  作者: R


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第三章・第3話

【第一の門 ――《力》の仮面使い】


 地面が、割れた。


 《力》の門の前で、

 巨漢が一歩踏み出すだけで、

 石畳が砕け散る。


 「……俺の名は、ガルド」


 仮面の奥から、低い声。


 「《力》の仮面を授かりし者」


 ガルドは、巨大な拳を振り上げた。


「……力こそが、正義だ」


 次の瞬間――


 ドンッ!!


 空気が爆ぜる。


 拳が地面に叩きつけられ、

 衝撃波がRたちを吹き飛ばした。


 Rは、地面を転がりながら立ち上がる。


「……ッ、重すぎる……!」


 ジンが、前に出た。


「……正面から行くな!」


「……R、俺が引きつける!」


 ジンは剣を抜き、突っ込む。


 だが――


 ガルドは、腕一本で受け止めた。


「……軽い」


 次の瞬間、

 ジンは壁に叩きつけられる。


「……ジン!!」


 Rは、歯を食いしばる。


 ――力で勝てないなら……


 Rは、クロウの言葉を思い出す。


『……力に、力で挑むな』


『……“隙”を、奪え』


 Rは、走った。


 正面ではなく、

 横から、後ろから――


 ガルドの足元へ。


 Rは、地面を滑るように回り込み、

 膝裏に、全力の一撃を叩き込んだ。


「……ぐっ……!」


 ガルドの体勢が、わずかに崩れる。


 その瞬間――


「……今だ、ジン!!」


 ジンが、立ち上がる。


「……ああ!!」


 剣が、唸る。


 全身の力を込めた一閃。


 ――仮面に、ヒビが入った。


 ガルドは、膝をつく。


「……力だけじゃ……」


「……足りねぇ、ってか……」


 そのまま、

 巨体は、地面に崩れ落ちた。


 仮面が、砕ける。


 門が、ゆっくりと開いた。


 Rは、息を整えながら、言った。


「……力は、使うものだ」


「……振り回されるものじゃない」


 仲間たちは、頷いた。


 ――第一の門、突破。

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