表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/101

決意

 康子は確かに『次の戦争』と言う言葉を口にしていた。


「戦争が……起きるんですか?」


 座ったままで自分を見上げてくる新三郎に康子は静かに笑いかける。


「起きるわね……平和なんて言うものは次の戦争を準備するための期間みたいなものよ……人間の敵はいつだって人間」


 そう言う康子の鋭い眼光に新三郎は思わず目を逸らした。


「しかも西園寺家は軍には徹底的に目の敵にされている……それでも……軍人になる?」


 康子の口調はいかにも冷淡だった。


「そのつもりです……俺は強くならないといけない……孝基様の跡を継いでみます」


 新三郎の覚悟を決めたような言葉を聞くと康子は安心したような笑みを浮かべた。


「男の子が決めたことなら仕方ないわね……」


 そう言って笑う康子を見ながらこれからたどることになる厳しい道のりを思いつつ、新三郎は静かに立ち上がった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ