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飛ばされる豚。


知ってた?牛丼って鎮静作用があるんだぜ?

どうも、超展開過ぎてよくわかんないまま飛ばされた豚です。

流石にあの(ニート)に飛ばされた時ですら説明あったぞ。


牛丼を食べながらもあたりを見渡す。

洞窟と言う割には足元や周りが整備されている。

広さ的に大人オークたちが戦えそうなくらいには広く、電灯まではいかないが、青白く光る石が至る所に散らばり、薄暗い洞窟内を照らしている。


はい、どう見てもダンジョンです本当にありry。


つか、ディーとかリディアって何者だったんだ?エルガはただの酔っ払いみたいだったけど・・・。

最後の一口を名残惜しくも口に運びながら状況を整理する。


リディアたちと飯行って、名前付けられてネームド化して、シリアスな感じになったらディーにダンジョンっぽいところに飛ばされたと。

・・・意味わからん。


テンプレ的にはダンジョンに落ちる系主人公は皆復讐を決意するんだろうけど別にそこまで親しかった訳じゃねーしな・・・。

まぁ面白くはないけど。

ん?まてよ?ネームド化させるように話を運んだのってディーだったよな。

となると、確実に奴はリディアを従魔士(テイマー)にさせないように動いてた訳か。

・・・うーん。不快だな。


丼についたタレを舐めとりながら顔を顰める。


熱血正義感を語るつもりはないが、非常に腹が立つ。

契約が失敗した時、諦めそうになりながらもリディアは俺に頭を下げてまで頼みこんできた。

その熱意とかは誰にも止める権利などは無いはずだ。

本当、どこの世界に言っても人間ってこういう所はかわんないな。

自分の都合を他人に押し付けて、それがその人にとって良いことだと思い込む。


ふぅ、と短く息を吐き、苛立ちを振り払うように思考を切り替える。


まぁとりあえず今の状況をなんとかしないとな。

あんな目をしたやつがまともな所に俺を送るはずがない。

となると先ずは此処から出ることが目標か・・・。

テンプレ的なダンジョン形式だと取り敢えず上を目指していけば何とかなるだろ。

というか本当にここがダンジョンなのかもわからないけど。


上を目指すべく歩き始めようとした時、背後の通路の先から重いものが地面を叩いたような音とともに振動が伝わってきた。


・・・。

このパターンはやばいやつだ。

振り返ったら、間違いなくで強そうな魔物がいて戦闘になるやつだろ?

ハハハッ、そんなテンプレは御免だ。


俺は脱兎のごとく走り出す。

しかしやはりテンプレは回避できないのか。

よくよく考えれば、そんな振動を起こせる魔物が近づいてくるのを優秀な探知能力を持つ豚である俺が気付かない筈がないのだ。


やがてそれは俺を追い越し、進路を塞ぐように目の前に降り立った。


威圧感を感放つ獅子の頭に馬のような力強さを感じさせる体。

翼は鱗に覆われ、長い尾はまるで意志を持つかのようにーーいや蛇のような頭部が付いているから実際に意志を持っているのかもしれない。

この魔物に地球上で一番近いは名称はキマイラ。


RPGではお馴染みのボスキャラが唸り声をあげて俺を見据えた。

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