第4:今後の準備
【ギュスターヴ・パイロットとフレーム・アカデミ】
現在、試験は準決勝の段階にある。アオはすでに相手を破り、決勝へと進んだ。
今、ルーンは別のフレームと戦っていた。
その競技場は、木々が密集する深いジャングルのようである。
観客は皆、競技場を見づらい状況にあったため、画面に目を向けた。
ルーンの相手は、ライフルと盾を抱えて木の一本の陰に身を隠した。
そのフレームは木々の間からちらりと覗き、遠方にルーンのフレームの姿を捉えた。まるで恐れてなどいないかのように、自信と立っている。
「まずい、どうすればいいのかわからん」
遠くから、ルーンが彼を見つけた。
ルーンのフレームは、両端に刃が逆向きについた両刃の剣と、フレームの腕ほどの大きさがある盾を装備していた。
彼は両刃の剣を、右腕から左腕へと持ち替えた。
右腕の盾が射出されて、つかみました。
彼は盾を投げる準備として、手を引いた。
腰が動き、背中が動き、今や盾は完全に背後へと回り、投げ放たれる態勢が整った。
それから彼は、もう一方のフレームに向けて盾を投げた。
その盾は、互いの行く手を阻むように立ち並んでいた数多の木々を切り裂いていく。
木の陰で待機していたもう相手のフレームは、盾が向かってきていることに気づいていなかった。
突然、盾が木を切り裂きながら飛び込んできた。幸い彼は盾をかわしたため無事だったが、回転する盾によって銃が切り裂かれ、使えなくなってしまった。
ほどなくして、互いに邪魔し合っていた木々はすべて倒れた。今や、その2人の間には明確な道がある。
フレームは立ち上がり、腰に差していた小剣を手に取った。
彼は遠くにあるルーンのフレームを見つめた。
彼はそこに立ち、左手に両刃の武器を携えていた。それを右手に持ち替える。
「そういうやり方で生きたいわけか?」
2人のフレームは、しばしの間、互いを見つめ合った。
その直後、2人は同時に、互いに向かって走り出した。
互いに接近する中、もう一方のフレームは盾を掲げ、小剣を振り下ろす構えをとる。
ルーンは両刃の剣のついた武器を回転させ始めた。互いの距離が縮まるにつれ、その回転速度はさらに速くなっていく。
2人が向き合う中、ルーンは腕を引き、両刃の剣のついた武器を相手のフレームの盾に向けて振り下ろした。
ルーンは左足を前方に踏み込むと、そのまま上へと押し出し、軽く跳ねることでスイングに力を加えた。
相手のフレームの盾は、斜めに切り裂かれていた。右下から左上にかけて、2つに断ち切られていたのだ。
その衝撃により、もう相手のフレームは地面へと押し倒された。尻から地面に打ちつけられる形となった。
ルーンは跳躍すると、360度回転してから、自身の刃をもう相手のフレームの首に向けた。
地面に座り込んでいたもう相手のフレームは、剣を手放し、敗北を認めた。
「降参します。」
そして、ルーンがそのラウンドを制したと宣言された。
最終ラウンドは、ルーン対アオの対決となった。
【アリーナ ー 観客】
ルーンが戦いに勝利するのを見て、観客全員が歓声を上げた。
アカデミーのトップ2であるアオとルーンが対峙する姿を、彼らは目にすることができるからだ。どちらがより強いのかを確かめるために。
観戦エリアの一角から、戦いの様子を見つめるアオとリードの姿が見える。
リードは熱心にアオに話しかけた。
「ねえ!これ、すごくない?!」
「ついに、お前ら2人が戦うところを見られるんだな!」
リードは右腕に力を込め、興奮してそれを高く掲げた。
「最後の戦いには、壮大なものが必要だ。そう……実に壮麗なものが!」
すると、アオは席から立ち上がった。
「さあ、準備をしよう」
2人はそれから、観客エリアの出口へと向かった。
アオの後ろについていくリード。
「で、どうする?ルーンに対する対策はあるのか?必要な準備は、あらかじめきっちり整えておくよ。」
アオは出口の扉に入りながら、そう言った。
「いつものようにやります。」
「全力を尽くすことで。」
そして、2人はそれぞれ自分のハンガーへと向かった。
【アリーナ ー 先生エリア】
先生エリアでは、ハンセンがマイクに向かって話し、生徒たちに何かを伝えている様子が見える。
「最終決戦まで1時間の休憩を設ける。アオのチームとルーンのチームは、この時間を活用して準備を整えておくように。」
ハンセンはそれからマイクを置き、他の先生たちと話し始めた。
アルヴァインは足を組んで座り、左腕を肘掛けにのせて、その手で頭に触れていた。
彼女は口を開き、からかうような調子で話した。
「へぇ〜」
「ねえ、我らがハンセン君は、生徒たちに戦闘の最中で武器を投げ捨てるよう教えたのかい〜?」
ハンセンはその言葉に苛立ち、顔には怒りと不快の色が浮かび始めた。彼は立ち上がろうとする前に、肘掛けをぐっと握りしめた。
「お前ー!」
しかし、ハンセンが立ち上がりかけたその時、額に汗を浮かべたオードフが、慌てた様子で彼を制止した。
「ハ、ハンセンさん、どうか落ち着いてください!」
その一方で、アルヴァインは自分自身にクスクスと笑っていた。
オードフはアルヴァインの方へと視線を向けた。
「アルヴァインさんも、ハンセンさんをあまりからかいすぎないでね!」
ハンセンはそれから再び腰を下ろし、腕を組んだ。
「一体全体、なぜ私の生徒たちは誰も、私の指示に従ってくれないんだろう?」
アルヴァインは顔を向け、ハンセンをちらりと見た。
「まあ、それは……」
アルヴァインが言い終わる前に、ハンセンはかなり怒った声で言葉を遮った。
"はぁ?!?!?!"
アルヴァインは即座に口を閉じ、後ずさりした。
"はい、なんでもです。"
オードフはそれからくすくす笑った。
彼はくすくすと笑いながら、それとは気づかぬうちに、口から言葉を漏らした。
「もう、2人ともさっさと結婚しちゃえばいいのに!」
2人の先生はオードフの言葉を聞くと、すぐ目の前まで顔を突き出した。そして、2人とも悲鳴を上げた。
「絶対に嫌だ!」




