表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/226

91

 このブログによると、金目ひなたと日向愛の眼と眼の間、唇の厚さ、鼻の幅など、いたるところにスケールを置いて計ってるのですが、それらすべての数値が一致してました。ま、同一人物なんだから一致して当然なのですが。

 このブログを見て生徒会長は驚くばかり。

「な、何、これ? あいつ、金目ひなただったの?」

 金目ひなたは死んだはず。こんなところにいるはずがない? けど、これだけ完璧に証明されてしまうと、金目ひなたと日向愛は同一人物と認めざるを得ません。ふふ、これは利用しないと!

 生徒会長はブログのカウンターを見ました。かなり低い数値。これはいけない! 生徒会長はニヤリと笑うと、このURLをコピー。それをいたるところに貼り付けました。


 ストリートライヴはいよいよ最後の曲が終わりました。真土灯里のMC。

「今日は来てくれて、みんな、ありがとう!」

 オーディエンスたちが応えます。

「またやってよーっ!」

「次も期待してるからーっ!」

 オーディエンスたちが三々五々帰っていきました。

 1台の商用のワンボックス車がやってきました。その運転席のドアが開き、隊長が降りました。

「さあ、クルマに乗せるんだ、楽器を!」

 3人は応えます。

「はい!」

 隊長はワンボックス車のテールゲートを開け、3人がそこにそれぞれ楽器を詰め込み始めました。

 と、そこに30代の男性が近づいてきました。細身、長身、長髪、真っ黒なサングラス。ちょっと怪しい雰囲気。

 警官の何人かがそれに気づき、慌てて男性の前に立ちふさがります。

「おい、止まれ!」

「なんだね、君は!?」

 真土灯里はアンプをワンボックス車に積んでましたが、その声ではっとして振りむきました。そしてその男性を見てびっくり。

「た、高浜さん!?」

 その男性、高浜さんはサングラスを取り、軽く手を上げました。

「いやっ!」

 日向隊員と明石悠も高浜さんに気づき、彼に振り返りました。

 真土灯里は慌てて高浜さんに駆け寄ります。そして警官たちに、

「お巡りさん、この人は私の大切な人です!」

 警官たちは納得したのか、

「ああ、そうですか」

 警官たちは下がります。真土灯里は高浜さんと相対し、

「お久しぶりですね、高浜さん!」

 明石悠はこの2人を見て、

「え、だれ、高浜さんって?」

 日向隊員がそれに応えます。

「真土さんのお父さんがいた真夜中のノックのヴォーカルの人だよ」

「へ~・・・」

 日向隊員は思いました。

「たしか真土さんのお父さんと高浜さんて大ゲンカして疎遠になってたような? なんでここに来たんだろう、あの人?」

 高浜さんはスマホを取り出し、それを真土灯里に向けました。

「オレの新しいスマホだ。電話番号も変更してるんだ。教えてやるから、君の電話番号も教えてくれないか?」

「ええ、いいですよ!」

 真土灯里もスマホを取り出し、それを高浜さんのスマホに向けました。日向隊員はそれを見て、

「ええ、データの交換? あの人、真土さんのお父さんの相棒なんだから、メールアドレスや電話番号くらい知ってて当然だと思うけど?・・・ 今まで知らなかったの? そんなにまであの人と真土さんのお父さんて仲が悪かったの?」

 データの交換終了。高浜さんはスマホをしまいながら、

「またあとで連絡するよ」

「え、でも?・・・」

 高浜さんはこちらを見てる日向隊員と明石悠を見て、

「ほら、君の仲間が待ってるよ、バンドはチームワークが大切だ。今はオレより彼女たちの方を大切にしないといけないんじゃないか?」

「あは、そうですね!」

 と応えると、真土灯里は振り返り、

「じゃ!」

 真土灯里は日向隊員と明石悠のところへ駆け出しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ