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 日向隊員の部屋。日向隊員はマウスを操作してます。

「まずはプライベートアイズのHoleと・・・」

 ここで日向隊員の声色が変わりました。

「プライベートアイズてあのバンドだったかな?・・・」

 明石悠はそれを聞いてびっくり。

「ええ~?・・・」

 日向隊員はプライベートアイズてバンドをかろうじて知ってる程度だったようです。てことは・・・

 日向隊員は動画投稿サイトでHoleという曲(動画)を発見しました。

「これだ!」

 そしてマウスをクリック。曲が始まりました。演奏してるバンドは、当然プライベートアイズです。これを聞いた日向隊員は、

「へ~ こういう曲なんだ」

 と、ちょっと感嘆な声。明石悠が想像した通り、日向隊員はHoleて曲をまったく知りませんでした。明石悠は唖然として思いました。

「ええ、ほんとうに知らない曲なの~?・・・ そんな曲を覚えるっていうの? これから? これ、時間がかかるんじゃ?・・・」

 明石悠はさらに不安になってしまいました。

 日向隊員は動画を見ながら、紙に何か書いてます。

「F・・・ G・・・ Am・・・」

 どうやらコードを採譜してるようです。明石悠はそれを見て、

「あは、すごーい! これなら早く憶えられるかも?」

 けど、日向隊員はぽーんとペンを投げ出してしまいました。

「あはは、むりむり。私の耳じゃ、採譜なんか絶対できないよ・・・」

 明石悠は心の中で苦笑。

「あはは・・・」

 曲(動画)が終わると、日向隊員は引き続きマウスを操作。歌詞とコードを他のホームページで確認します。

「コード、コードと・・・

 あは、なんだ、この曲? コードが4つしかないじゃん」

 日向隊員はギタースタンドに立ててあったアコースティックギターを手にし、ジャ~ンと鳴らすと、歌い始めました。それを見て明石悠はびっくり。

「ええ、もう歌うの? 初めて聴いた曲なんでしょ?・・・」

 けど、日向隊員はスラスラと歌ってます。そう、5歳の時からピアノを習ってた日向隊員は、音楽センスが抜群。これくらい朝飯前なのです。

 日向隊員は歌い終えると、明石悠を見て、

「じゃ、次はあなたが歌う番よ!」

「うん!」

 明石悠は力強く返事しました。日向さんはいとも簡単にギターを弾いて歌ったんだ。私だって・・・

 プリンターから1枚の紙が出てきました。日向隊員はその紙を取ると、それを明石悠に渡しました。

「はい!」

 明石悠がその紙を見ると、Holeという曲の歌詞でした。明石悠は日向隊員に、

「ありがと!」

 日向隊員はギターを弾く体勢に。

「じゃ、行くよ!」

 が、

「ちょ、ちょっと待って!」

 明石悠は止めました。ギターを弾く寸前だった日向隊員はへっ!? という感じになりました。明石悠は言葉を続けます。

「もう1回見せてよ、映像を。お願い!」

 すると日向隊員の顔はすぐに温和になりました。

「ふ、OK!」

 そう、音楽センス抜群な日向隊員なら1度聴いただけでその曲を覚えることができますが、今まであまり音楽に接してなかった明石悠は、1度聴いただけじゃ曲を覚えることはできないのです。

 結局明石悠はHoleの映像をあと3回見ました。特に3回目の時は、映像に合わせこの曲を歌ってました。日向隊員はそれを見て微笑みました。

「ふふ、やる気まんまんじゃん!」

 日向隊員は再びギターを弾く体勢になりました。

「じゃ、行くよ!」

 明石悠は今度は肯定的に応えます。

「うん!」

 ジャーン! 日向隊員はギターをかき鳴らしました。昨日は歌い出すタイミングがわからずなかなか歌い出すことができなかった明石悠ですが、今日はちゃんと歌い出すことができました。

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