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 当時の生徒会長はここで声のトーンを変え、

「実は明石悠を恐喝してるグループは1つだけじゃないんだ。3つある。

 もし誰かが恐喝してるとき、別のグループが恐喝しに来たらどうなると思う? まあ、思いっきり殴り合いになるだろうな。そうなったらもう警察沙汰だ! すべてが露見してしまうてことになる! だから誰かが調整する必要ができたんだ!

 そこで我々生徒会がこの順番を管理することになった!」

 生徒会長とは思えない発言。けど、当時の生徒会長の高圧的な態度に現在の生徒会長を始め、生徒会員は黙って従うしかありませんでした。

 当時の生徒会長はかなりワンマンなところがありました。普段からそれ以外の生徒会員は反論することすらできなかったのです。


 明石悠に対する恐喝ですが、最初のうちは恐喝してるグループは当中学校のグループだけでしたが、騒ぎを聞きつけて高校の不良グループや街の半グレグループも恐喝に参加してくるようになりました。

 最終的には明石悠を恐喝する不良グループは20以上にもなってました。生徒会はそのすべてのグループの順番を管理することになったのです。

 当初は明石悠は不良グループに1回3万円を払ってましたが、それが途中から5万円になり、最終的には10万円になりました。

 ある時期までは恐喝は1日1グループとしてましたが、不良グループが20以上にもなると、1回恐喝すると次は20日以上も空くことになります。不良がそんなに待てるはずがありません。そこで生徒会は1日に3グループまで許すことにしました。

 そのうち不良グループは明石悠の肉体にも手を出すようになりましたが、生徒会はそれすら許しました。不良グループは1グループに3~7人。それが1日3グループ。13歳の明石悠の肉体は毎日毎日そいつらを相手にしないといけなくなったのです。

 現在の生徒会長は不良グループの順番を管理してるとき、毎回毎回自責の念にかられてました。現在の生徒会長の父親は県議会議員。これがバレたら、間違いなしに父親に迷惑がかかります。なんか自責の念の方向性が間違ってるような・・・

 けど、彼女以外の生徒会員はすぐに喜んで仕事するようになりました。実はすべての不良グループがそうではなかったのですが、明石悠から恐喝した金の何%かを生徒会に上納していたのです。その金はすべての生徒会員に均等に分け与えられました。

 ちなみに、教師の何人かも恐喝を知ってました。彼らのポケットにも、生徒会から上納金が入っていました。

 だいたい明石悠が毎日恐喝されてることを最初に知ったのは教師。それを当時の生徒会長に管理するように命じたのも、別の教師でした。

 最初のうちは疑問と自責がいっぱいだった現在の生徒会長も、いつの間にやら感覚がマヒしてました。喜んで上納金を受け取るようになったのです。

 そのうち3月となり、3年生だった当時の生徒会長は引退。代わりに県議会議員の娘という理由で、現生徒会長が生徒会長となりました。


 そして今、生徒会長はくやしさいっぱいになってます。けど、もうどうにもなりません。憎むべきは日向隊員? いや、そうじゃないでしょ!?


 さて、中学校に捜査に入った警察ですが、まずはこの時点で明石悠を恐喝してたことが判明してる不良生徒を一斉に逮捕、または補導しました。

 校舎に設置された両開きドアに横付けされた警察用のバス。校舎からバスへと移される不良生徒たち。扉は90度開いていて校舎とバスの隙間を埋めてますが、それでも移動中の不良生徒たちが垣間見えます。

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