表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
224/226

224

 それで高浜さんは真夜中のノックのコンサートの告知は、公式ホームページのみで行ってました。

 しかし、3人が通う中学校の生徒は、ほとんど来ませんでした。そこで高浜さんはいろんなSNSを使って急遽コンサートを告知したのです。その告知にはたくさんのレスポンスがついてました。だから高浜さんは、心に余裕があったのです。

 新生真夜中のノックはテレビに出て演奏し、人気を博しました。日向隊員・真土灯里・明石悠の3人がストリートライヴを開くと、交通渋滞がおきるほど人を集めました。観客が来る要素が十分あったのです。


 演奏が始まりました。真夜中のノックのテーマ曲的なナンバー、I Was Born To Love You。クイーンのカバー曲です。

 真土灯里のギターが唸ります。観客は少ないながら、大声援。そうしてる間にも、次々とドアが開き、続々と観客が入ってきました。

「おいおい、もう始まってんじゃないか!?」

「なんでもっと早く連絡してくれなかったんだよ?」

「早く席に着きましょ!」

「ああ!」

 観客席がどんどん埋まっていきます。日向隊員たち真夜中のノックのメンバーはそれを見て安心しました。大丈夫、私たちはたくさんの人に支持されてる!

 観客たちの大半は日向隊員たちのストリートライヴを待ち望んでました。最近ストリートライヴをやってなかったから、ちょっと飢えてたのです。


 客席の最後部に座ってる隊長たち3人。観客はますます増えてますが、さすがにこの近辺は隊長たち3人だけです。

 コンサート前はおとなしかった寒川隊員ですが、曲が始まり前の観客が総立ちになると、寒川隊員もすくっと立ち上がりました。隊長はそれを見ると、苦笑い。

「おいおい、これ、クイーンの曲だろ? お前、クイーンの曲にアレルギーがあったんじゃないのか?」

 寒川隊員は隊長を見ると、顔を赤くし、

「あは、そんなことありましたねぇ・・・」

 と返答。隊長は笑顔で、

「前に行っていいぞ!」

「じゃ、お言葉に甘えて!」

 寒川隊員は前方に駆け出しました。女神隊員はそれを見て、

「寒川さん、いつのまにか病気克服したみたいですね」

 隊長は、

「ああ」

 と返答。が、これは生返事でした。隊長の興味は、ステージで歌ってる明石悠に移っていたのです。

 真夜中のノックは以前テレビに出て演奏したことがありましたが、あのときの明石悠のステージ衣装は、中学生とは思えない際どい衣装でした。

 さすがにテレビ局のプロデューサーやディレクターに止められ、若干おとなしい衣装となりましたが、今日はあのとき以上に肌が露出したかなり過激なステージ衣装。隊長は苦笑するばかり。

「おいおい、ほんとうにあの、イジメられてたのか?」

 と、隊長は横目で隣りに座ってる女神隊員を見ました。すると今度は、真っ直ぐ前を見て、女神隊員に話しかけました。

「ほんとうにあの、君の同胞なのか? どう見ても地球人の顔してるが?」

「はい。実はあの、顔を変形させることができるんです」

「じゃ、本当の顔は君と同じ1つ眼?」

「はい」

「ふ、あのも女神としての素質があったんだな? 日向が見た夢の話しだと、彼女、巨大化もしたし、空も飛んだんだそうだ」

「私は空は飛べませんよ? けど、テレポーテーションまでできるなんて、あの・・・」

「そういや、あんた、昔こんなこと言ってたな? テレポーテーションができる神や女神は私1人しかいなかった、て」

「はい。ま、過去には何人かいたみたいですが・・・」

 隊長は感心。

「へ~ 超人揃いの君の母星の中でも、特別にすごかったんだな、あの・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ