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 今度は日向隊員が頭に浮かんだ疑問を女神隊員にぶつけてみることにしました。

「女神さんの母星ほしでも、黒い肌の人がいるんですか?」

「いるわよ」

「へ~」

「だいたい半分が黒人ね。ただ、白人と黒人の間に生まれてくる子どもはみんな黒い肌になるから、今は黒人の方が多いのかなあ?・・・」

「へ~ 女神さんの母星ほしじゃ、白人と黒人の結婚はふつーなんだ?」

「別にふつーてことはないけど・・・ それに私の星では結婚はあまりしないんだ。たいてい未婚の母親」

「じゃ、昨日話してた女神さんの子どもも?」

「うん、私1人で生んだ」

「へ~・・・ じゃ、黒人差別はないんだ?」

「だといいんだけどね」

 ええ? それでも女神さんの母星ほしでは人種差別があるんだ、と日向隊員は感じました。ちなみに、女神隊員の肌は白です。

 日向隊員はぽつり。

「あ~あ、めんどくさいなあ・・・」


 翌朝、ここはテレストリアルガード基地のサブオペレーションルーム。隊長は巨大な卵型テーブルに座って新聞を読んでます。日向隊員以外の他の隊員も揃っていて、インターネットなどをやってます。

 隊長は昨日の事件の記事を捜してるようですが、インターネット上にはあまりないようです。隊長は思わずつぶやきました。

「あの事件の記事はこんなものか?・・・ まったく日本のマスコミは、未成年が起こした事件は徹底的に忖度そんたくするな・・・」

 と、引き分けの自動ドアが開ました。隊長は横目でそちらを見ました。

「ん?」

 そこには中学校の制服姿の日向隊員が立ってました。隊長は途端にしかめっ面に。

「おい、ここに入って来るときはテレストリアルガードの隊員服ユニホームに着替えろって言ってんだろ!」

「す、すみません・・・ 実は・・・」

 隊長はピーンときました。そして軽く手招き。

「ふ、ちょっと来い」

「はい!」

 日向隊員は隊長に歩いて行きました。レーダースコープを見ていた宮山隊員は、その日向隊員の行動に気づき、そして疑問を持ちました。

「ん、日向さん、何?」

 側にきた日向隊員に隊長は小声で質問。

「夢か?」

「はい。あの~・・・」

 日向隊員は隊長の側面に密接し、その耳に囁きました。

 これを横目で見てる宮山隊員は、疑問でいっぱいに。

「いったい何を話してんの?・・・」

 隊長は日向隊員の話を聞き終えると、ニコッと笑って、

「ふ、わかったよ。こっちでなんとかしよう!」

 日向隊員は安心顔。

「ありがとうございます! じゃ、行ってきます!」

 日向隊員は振り返ろうとしますが、

「あ~ ちょっと待て!」

 隊長は呼び止めました。隊長は日向隊員に万年筆のようなものを差し出しました。

「ふ、これを持ってけ」

 日向隊員は不思議顔でそれを受け取りました。

「ええ、万年筆ですか?」

 今度は隊長が日向隊員の耳に口を近づけ、囁きました。それを見てる宮山隊員は再び不思議顔に。

「ええ~ また~?」

 隊長の囁きが終わりました。日向隊員はニコッとし、その万年筆を胸のポケットに刺しました。

「あは、ありがとうございます!」

 日向隊員は自動ドアを開け、サブオペレーションルームを出て行きました。


 通学路。中学生のみんなが学校に向かって歩いてます。その中には日向隊員の姿もあります。日向隊員は昨日したように近くを歩く女子生徒に声をかけました。

「おはよう!」

 女子生徒はびっくり。振り返りながら、

「お、おはよ・・・」

 女子生徒は日向隊員は反射的に返事をしようとします。が、ここで意外な行動に出ます。慌てて眼をそらしたのです。もちろん返事はありません。日向隊員はびっくり。

「え?」

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