表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/226

100

 胡桃なるは再び助手Aに命令。

「撮影!」

「はい!」

 再びカシャッという音が響きました。ちなみに、助手Bはちょっと離れた場所からこの撮影風景をスマホのムービーカメラ機能で撮影してました。

 日向隊員は再びメガネをかけました。胡桃なるはそんな日向隊員に、

「よし、あとはスタジオだな」

 日向隊員はその発言に疑問を持ちました。

「え、スタジオ?」

 胡桃なるは応えます。

「うん、これからようつべで緊急生放送だ!」

「え~ なんで?」

「君が金目ひなたじゃないていうことをみんなに証明するんだよ!」

「ええ~!?・・・」


 1台のワンボックス車が走り出しました。運転してるのは胡桃なるです。隊長の4WD車がそのワンボックス車を追います。

 4WD車車内。助手席の日向隊員がメガネを何げにはずします。そしてハンドルを握ってる隊長に質問。

「あの~ 隊長、あの人、金目ひなたじゃないと思ってるみたいだけど、私のこと?・・・」

「ああ、君はテレストリアルガードの隊員の娘ということになってるよ。ネット上で金目ひなたに間違えられていて、ひどい目に遭ってるから助けてくれとお願いしたんだ。もちろんそれ以上の秘密も教えてないよ」

 それ以上の秘密とは、メガヒューマノイドのことのようです。

「いいんですか、そんなうそついて?」

「ふふ、テレストリアルガードは秘密が多くてな、たとえ仲間内であっても秘密にすべきところは徹底的に秘密にしておかないといけないんだ。ここはそんなところだ。

 あの男、え~と・・・」

 隊長はど忘れしたのか、言葉に詰まりました。代わりに日向隊員が、

「胡桃なるさんですか?」

「ああ。あいつもどこで情報を漏らすのか、わからんからなあ・・・」

「テレストリアルガードの隊員てみんな口が軽いんですか?」

「あは、まさかあ・・・」

 日向隊員は宮山隊員を思い出し、

「そういや、あの人も私の正体を知らなかったっけ・・・」

 とつぶやき、次に隊長に発言。

「仲間内でも信用できないなんて、なんかすごいところなんですねぇ、テレストリアルガードって・・・」

 と、ここで突然電子音が。日向隊員のポケットの中のスマホが鳴ったようです。

「あれ?」

 日向隊員は慌ててスマホを取り出し、画面を見ました。

「あ、真土さんからメールだ!」

 日向隊員はスマホをタッチ。メールを開きます。そして画面の文字を読みます。

「今日7時からユーチューブのタカハマチャンネルに出ます。生放送ライヴです。ぜひ見てください」

 日向隊員は視線を上げ、つぶやきました。

「7時か・・・」

 隊長が応えるように、

「君は胡桃なる(あいつ)の生放送に出てるんじゃないか、その時間は?」

「あは、あとでアーカイブで見ます」


 すでに夜。ここは日向隊員や明石悠が生徒会長と呼んでいる女子の家。

 その家の室内。机に座って生徒会長がインターネットをやってます。パソコンのモニターの中では真土灯里がエレキギターを弾いてました。

 そう、生徒会長が見てる番組は、タカハマチャンネルの生放送だったのです。


 ここはスタジオ。真土灯里がエレキギターを弾いてます。高浜さんはちょっと高級なカウチに座ってそれを聴いてます。サングラスをかけてますが、それでもうれしそうな表情をしてるのがわかります。


 再び生徒会長の部屋。生徒会長はコメント欄を見てます。そこには辛辣で悪意に満ちた書き込みしかありませんでした。

「ぶっさーっ! 超ぶっさー!」

「こいつ、きもいんだよ! こんなやつ、生放送ライヴに出すなよ!」

「なんだよ、このヘタクソなギター。ただの雑音じゃねーか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ